2
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
「連続ツイート」第1回をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いていきます。どこに話が飛んでいくか。まずは、はじめてみます。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
第1回テーマは「化粧柱と空間性について」それでは、記念すべき第1回
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(1)昨日、鈴木圭太郎(@SOLiD_MUKU)さんが化粧柱をどうやって選ぶかについて、思考プロセスを連ツイしていた。どうやって、その空間の雰囲気に合った樹種や仕上げ方法を選んでいくべきか、と。 http://t.co/WuRhcjvq
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(2)化粧柱というのは、部屋の中に単独に立つ柱のこと。昔であれば、「大黒柱」というように、とても重要な意味を持っていた。その意味というのは、構造的にというだけでなく、そこで住む人の心の拠り所としての機能も含めて。ゆえに化粧柱というものは、空間の質を決める重要な要素であった。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(3)現在、私達が設計している建物というのは、民家のような暗く重厚な昔ながらの建物は減り、軽く明るいモダンな建物が多い。その空間の中に立てる化粧柱というのは、どうあるべきか。軽く明るい空間の中に、急に重厚な雰囲気の大黒柱が立っているのでは違和感が強いだろうし、
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(4)まっさらな杉や桧の角柱では逆に味気がなさ過ぎる。空間の中ですくっと独立して立つ柱は、ついつい無意識に目がいってしまうものである。柱の質感や放っている雰囲気が、その空間の印象を決めてしまうのだ。床柱も同様だが、柱の選び方によって、その空間の格が決まってしまう。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(5)つまり化粧柱というのは、現代建築の中で意味を剥離されずに残った古き良き時代のアイコンだ。ただ無計画に角柱を使うというのは、その化粧柱から意味を剥ぎ取ってしまうという行為に近い。しかし、逆にそこにゴツゴツとした銘木などを使うということも、違和感が強すぎる。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(6)色々と悩んだ末、辿り着いた答えが、角柱をあえて昔の大工道具「ちょうな」を使ってなぐり仕上げに加工するというものだった。それも素人の自分たちで。素人が行うちょうな仕上げは、ばらばらででこぼこ。とてもワイルドだ。先ほどまで澄ましてさらっとした表情だった角柱が、
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(7)加工が進んでいくうちに、みるみる野生を取り戻していく。加工された材木が、樹の生命力に満ちていった。自然と人の手による加工の微妙なバランス。現代の建築に足りなかったのは、この位置ではないかと気がついた。野生と人工の対称的関係。人が思いを託すことのできる現代的、化粧柱。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
けく(8)きれいに加工され、野生を漂白された材木。その材木から、人の野性的な行為で野生を復活させる。これはもはや、祈りの行為に近い。そんな柱が現代的な空間の中にすくっと立ち上がる。その瞬間、クールで生命感のなかった空間に突如、生命力が溢れ出す。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
以上、第1回連続ツイート「化粧柱と空間性について」でした。うーーん、連続ツイート、難しい。。。修行が必要だ。
金子勉 建築設計事務所 @kanekoarchi
茂木さんのスピード感ある文章。感服いたしました。連続ツイート道、修行していきます!

コメント

コメントがまだありません。感想を最初に伝えてみませんか?

ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする