市民公開講座放射線被ばくを考える-福島の現状と未来-

2012年2月19日  ピンクリボンin郡山 http://www.ac.auone-net.jp/~prk/ 乳がん診断における放射線被ばく 知々田勝之先生 小児甲状腺診断と超音波健診 鈴木眞一先生 放射線正しく学んで賢く生きる 山下俊一先生 続きを読む
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れいや@日常 @r_kuyoh

今日はピンクリボンin郡山主催 市民公開講座「放射線被ばくを考える-福島の現状と未来-」に行ってきました。講座は3つ。一つ目は「乳がん診断における放射線被ばく」とのことだったので、あまり興味がなくのんびり出かけました。だって家族で乳がん診断なんて自分しか関係ないし。

2012-02-20 00:07:55
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13:30開始だったのですが、13:40分頃に会場についたらすぐに中に通されまして…席もほぼ埋まってて『しまった…出遅れた!』と(苦笑)。ちょうど会場中間ぐらいの空席に座れましたが、スライドが細かくて見えない。レジメもない。もうがっくりですよ…。

2012-02-20 00:10:57
れいや@日常 @r_kuyoh

とりあえず、はじまってすぐらしい知々田 勝之先生による「乳がん診断における放射線被ばく」を拝聴。よくある年間被ばく限度量100mSvについてのお話を経て、医療被ばくの話へ。上限の話ではICRPのパブリックコメントを引用され(番号が見えなかったよ…)、正当化と最適化のお話も。

2012-02-20 00:17:02
れいや@日常 @r_kuyoh

安心して暮らすためにも医療被ばくを恐れずに、マンモグラフィ検診をぜひ受けて欲しいとのお話でした。時間は30分ほど。あっという間でした。

2012-02-20 00:21:49
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ほぼ休憩なしで次の鈴木 眞一先生の「小児甲状腺がんと超音波検診」。鈴木先生は福島医大の医師。震災時に医大では停電がなかったことや、震災後に初めて山下先生を空港まで迎えに行った話、付き添って各地の講演に行ったお話もされていました。

2012-02-20 00:26:40
れいや@日常 @r_kuyoh

鈴木医師は内分泌外科がご専門で、大学で内分泌外科を専門にしていらっしゃる方は全国的に珍しいのだと、司会の野水先生がおっしゃっていました。…ということで、しばらく甲状腺について、甲状腺疾患についてのお話。

2012-02-20 00:33:08
れいや@日常 @r_kuyoh

甲状腺がんは50代女性に多く、分化がんと呼ばれる乳頭がんなどは治癒率が高い。だがまれにある未分化がんは平均生存率も6ヶ月と短く、甲状腺がんにはがんの中でもタチのいいものと悪いものがそろってしまっている。

2012-02-20 00:39:34
れいや@日常 @r_kuyoh

甲状腺がんの特徴は、年をとればとるほど進行が早いこと。45歳以上から命に関わるので、年齢で手術のやり方をかえる、などのお話があり、診断(検査)方法や治療法などのお話が続きました。

2012-02-20 00:44:11
れいや@日常 @r_kuyoh

その後、小児甲状腺がんのお話へ。先にお話のあった未分化がんは若い人にはほぼできない、と。19歳で1%。年間人口100万人あたり1~2名の発生率なので、福島の子どもが約36万人なので3年に1人でるかどうか。

2012-02-20 00:46:23
れいや@日常 @r_kuyoh

ベラルーシの小児甲状腺がんはチェルノブイリの事故4~5年後に増え始め、事故当時0~5歳児だった子どもに影響が出ている。チェルノブイリの事故で小児甲状腺がんにかかった子どもは約6000人、その中で亡くなったのは15人。(※自分メモ・あとできちんと調べること)

2012-02-20 00:50:31
れいや@日常 @r_kuyoh

それから福島県における小児甲状腺検査についてのお話。甲状腺検査の種類や現在行われている検査のスケジュール、実際の検査風景なども紹介有り。まずは医大の学内検査から始まり、学外へと広がっていること。学外検査では1日に850人の検査をしたこともあるとか!

2012-02-20 00:54:45
れいや@日常 @r_kuyoh

小児の検査をするのは難しいかも…と言われていたが、学内検査では0~5歳児の検査も無事に行えた。天井にアンパンマンのぬいぐるみをつるして検査中の子どもの視線を固定したり、待合室では子ども向けDVDを流したり工夫していらっしゃるそう。

2012-02-20 00:56:41
れいや@日常 @r_kuyoh

ただ、甲状腺がんにはラテントがん(潜在がん)が多く、フィンランドでは35%、日本では20%も見つかる。本当だったら見つからずに済んだがんを見つけることについて疑問がある…。

2012-02-20 01:03:04
れいや@日常 @r_kuyoh

実際に今行っている検査でA2判定と言われる5ミリ以下の嚢胞がある場合、2年半後の検査まで経過観察でよいが、その結果を正しく伝え、不安を払拭する必要が出てくる。

2012-02-20 01:07:04
れいや@日常 @r_kuyoh

とは言え、検査の目的は長期にわたる見守り、クオリティ・コントロールである。県外避難者のためにも、県外で検査をしてくれる医療機関と契約中で、近々公表できる予定。わたしたちは安心して住める福島を取り戻すことが使命であると思っている、との力強い〆でした。

2012-02-20 01:13:12
れいや@日常 @r_kuyoh

…すいません。甲状腺がんについては本当に知識がないので、講演でお聞きしたことを一応調べながら清書してますが、間違っていたらまずはわたしのレポートを疑って下さい…。

2012-02-20 01:14:19
れいや@日常 @r_kuyoh

10分の休憩を挟んで、最後に山下 俊一先生の「放射線、正しく学んでかしこく生きる」。山下先生は穏やかな口調で、聴衆のほうを見ている時間が多いので、語りかけられるような気持ちになります。「まず、応援してくれる全国、世界の人々に感謝したい」と話されたことにお人柄が伺えました。

2012-02-20 01:18:03
れいや@日常 @r_kuyoh

お話の内容は、放射能と放射線の違い、放射線被ばくの防護の考え方、放射線被ばくによる健康リスクの考え方、シーベルトの意味、医療被ばくと原発事故の被ばくの対応の違い、福島原発事故後の対応(安全と安心の違い)、福島県民健康調査事業の意義と問題…という感じ。

2012-02-20 01:22:16
れいや@日常 @r_kuyoh

…ダメだ…山下先生のお話のメモが、ちょっと怪しげなのできちんと調べてからレポさせて下さい。スライドが細かくて、耳で聞いたもの中心なのでこのまま書くのは不安だわ…。

2012-02-20 01:47:25
れいや@日常 @r_kuyoh

正直、3つの講演の中で一番内容的には身近…というか、普段勉強している内容だったので、穏やかな口調も相まって眠かった…(失礼)。あと言葉の選び方が難しいなと思いました。フリーラジカルとかファクターとか科学的エビデンスとかおっしゃってたので…。

2012-02-20 01:24:24
れいや@日常 @r_kuyoh

あ、明日(もう今日ですね)、先行して検査した方々(高線量地域から避難された方々)の健康診査の結果データが発表されると山下先生がおっしゃっていました。どのようなデータが出るのか興味深いです。

2012-02-20 01:50:45
れいや@日常 @r_kuyoh

質疑応答もあったのですが、わたしにとっては「え?今さらそんな話題?」という質問から、「なんか誤解してない?」って質問、「おおー!いいこと聞いてくれた!!」という質問までいろいろ。わたしが感動した質疑応答をひとつ書きますね。

2012-02-20 01:53:48
れいや@日常 @r_kuyoh

「甲状腺の検査を現在行っていますが、福島以外の原発事故の影響のない場所も同じように検査して、結果をだすべきではないでしょうか?」という質問に、「そういうことをするつもりはない」というきっぱりしたお答え。

2012-02-20 02:00:35
れいや@日常 @r_kuyoh

その答えに質問者の方が「福島県以外の方が不安にあおられて、誤解や風評被害を広げている。そういうものを払拭するためにも比較する結果が必要なのではないかということです」と質問の意図を明確にすると…

2012-02-20 02:01:33
れいや@日常 @r_kuyoh

「今、いろんな学会の先生とも話しているんですが…誰がこういう住民の不安、外からの煽りに対応をするか?それは医療人である!きちんと情報を伝達するシステムを作りたいと思っています」との山下先生の強いお答えがありました。それをお聞きして、あぁ、福島は前に進んでいくな…と思いました。

2012-02-20 02:05:31