日本神話語り 上巻

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

……ま、それを緩やかな滅びと捉えるか、ハイブリッド進化だと捉えるかは人の視点・立場それぞれだな。……そんなこんなで兄と和解した山幸彦の元に、豊玉姫がやってくる。「赤ちゃん……できちゃった。天つ神の御子だから、海の中で産んじゃいけないと思って。てへぺろ☆」

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山幸彦は父と違って「本当にオレの子？」とは言わなかった。まぁ三年も一緒にいたのだから当然だな。山幸彦は大喜びで海辺に産屋を建てたのだ。だがその床に葺を敷き詰める前に、豊玉姫に陣痛が起きてしまう！

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

「ととりあえず葺ナシで産むから！　でもちょっと本来の姿に戻っちゃうから……見ないでね☆」　しかし……古今東西「見るな」と言われれば見ちゃうフラグ成立だ。山幸彦も高祖父と同じ過ちを犯してしまう！。その時彼が見たものは……！　衝撃の展開は約五分後！！　この後すぐ！！

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

母屋を覗いた山幸彦が見た物とは！　なんと！　八尋（約15ｍ）の巨大なサメが身をくねらせる姿だった！　きっと古代鮫のメガドロンだ！　山幸彦はビビって逃げた！　「約束破った上に何逃げてんだゴルァ！」　しかし豊玉姫は追いかけなかった。生まれた子を置いて海へ帰ってしまったのだ。

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

山幸彦はとても後悔して、子に天津日高日子波限建鵜葺草葺不合（アマツヒコヒコナギサタケウカヤフキアヘズ）命と名付けた。波打ち際に鵜羽を葺草にして敷き詰めようとしたけど間に合わなかった天の御子という意味だ。……どうやら怒って帰った理由は葺が間に合わなかったからだと思ったようだ……。

三浦平九郎判官胤義 @bot_miura9

でも別れてからも山幸彦と豊玉姫はお互い想い合っていたようでな、恋文を交わしていたのだ。その文を届けていたのが豊玉姫の妹の玉依姫。フキアエズ命はいつしか玉依姫と恋におちて結婚し、４人の御子を産む。上からイツセ、イナヒ、ミケヌ、そしてワカミケヌ……後の神日本磐余彦……神武天皇だ！！