仕掛学と従来の社会科学との違い

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matumura @matumura

人の意識や行動を変える仕掛けの体系化が仕掛学のゴール。しかし、去年の仕掛学OSの招待講演(by @almoreさん)からご指摘いただいたように、人の意識や行動に関わる研究テーマは社会科学のそもそもの問題意識。 #shikake

2012-02-16 23:14:10
matumura @matumura

ミクロ経済学における効用、法学における社会制度、社会心理学における個人の認知や行動、行動経済学におけるナッジなどいろいろある。 #shikake

2012-02-16 23:14:39
matumura @matumura

仕掛学とそれらの古典的研究テーマとの関わりはどこにあるのか?ナッジによる制度設計、説得や同調などは仕掛けに利用できる重要な理論であり、それらの理論を社会的課題を解決する「仕掛け」として具現化することが仕掛学の肝になる。 #shikake

2012-02-16 23:15:11
matumura @matumura

となると、「人の意識や行動を変える仕掛けの体系化」はミスリーディングかつ不十分かも。(そういえば先崖の不採録コメントはいつも「具体的な研究方法が分からない」でした。) #shikake

2012-02-16 23:15:59
matumura @matumura

仕掛けを具現化することが肝なので、ニュアンスとしては「仕掛けのパターンランゲージ」や「仕掛けのクックブック」が目指すべき落とし所に近い。 #shikake

2012-02-16 23:16:18
matumura @matumura

仕掛学のアプローチとしては、1)最適解を目指すより、実現可能な解を探す、2)直接的な解決案を考えるより、問題の双対問題性、仕掛けの副作用性を利用した間接的アプローチを利用する、3)実際に使ってもらうためには、ワクワクする、楽しい、といった要素を入れる、となる。 #shikake

2012-02-16 23:17:03