住居コストを飛躍的に安くする方法

人類が工場生産を通じて究極までモノ作りを効率化させている中、手作業が多く国際競争からも無縁な建設土木業をどうすべきか。衣食住のなかで住だけが飛び抜けて高い現状が修正できれば、私たちは物質的な苦しみから事実上解放されるだろう。
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Eiji Sakai @elm200

これから日本の製造業は、事実上消滅する(日本人が雇用されなくなるという意味で)。ただ、「モノ作り」自体は残るんだよね。なぜか評論家は指摘しないが。建設・土木業は巨大構造物という「モノ」を作る産業。日本に設置される以上、日本で生産されるしかない。

2012-02-25 06:28:26
Eiji Sakai @elm200

建設土木業は、モノ作りの最後のボトルネックなのよね。製造過程を標準化できず手作業が多いので、コストが非常に高くなる。そして、輸入できないから国際競争にもさらされない。全てが効率化して行く世界で、建設土木業の非効率さは、突出して目立つようになるだろう。

2012-02-25 06:31:15
Eiji Sakai @elm200

生活必需品は、衣食住だが、100年前に比べると、住の相対価格が大幅に上昇している。なぜならこれだけが工場生産による効率化の恩恵を余り受けていないからだ。人々は不動産を通じてのみ物質の苦しみの軛に繋がれている。一生かけて住宅ローンを支払うサラリーマンたち。他に道はないのだろうか。

2012-02-25 06:34:20
Eiji Sakai @elm200

建物は必ず土地の上に立っている。建物は本来は、どこで作っても同じコストのはずだが、現実には土地に比例した価格で売られることが多い。不動産屋にとっては、価格が高い土地に立つ建物のほうが高く売りやすく、利益の多い商売になるのではないか?

2012-02-25 06:37:26
Eiji Sakai @elm200

だから、建物を含む不動産を安く取得する(あるいは賃借する)には、土地が安くなければならない。土地は人が集まる場所ほど高くなる。多くの人々が求めるからだ。大都市の中心部で最も価格が高くなる。では、土地の価格を下げるにはどうしたらいいか…人を分散させればいいのだ。

2012-02-25 06:41:02
Eiji Sakai @elm200

2012年の現在にこういうことを言えば笑われるだけかもしれないが、私は Skype 的な遠隔意思疎通技術の発展に期待を寄せている。もし私たちが、物理的面会の80%程度の臨場感で仕事ができれば、もうしばしば物理的に面会しなくても済む。オフィスすら不要になるかもしれない。

2012-02-25 06:45:00
Eiji Sakai @elm200

大都市ではいろんな人たちが働いているが、核心は知的労働者である。これは今も昔も変わらない。ホワイトカラーがいるからこそ、それを支える商業・運輸・通信・エネルギー等の現場作業員が働く必要があるのだ。知的労働者が消えれば、大都市は存在意義を失う。

2012-02-25 06:48:09
Eiji Sakai @elm200

もし知的労働を、物理的に集合することなく行うことができたら…。大都市のシンボルであるあの高層オフィスビルが空になったら…。大都市が解体し、人々が郊外や地方に住むようになったら…。土地の価格は大幅に下落するだろう。そして建物も安くなる。そして初めて生活費に占める住の費用が下がる。

2012-02-25 06:51:02
Eiji Sakai @elm200

いずれにしろ、家を購入したり賃借するのに、こんなに必死になってカネを稼がなければならないという現状は修正されるべきだ。衣食はすでに十分やすいのだから、住さえ安くなれば誰でも余裕を持って暮らしていけるようになる。

2012-02-25 06:54:58