巨大コンテンツ産業の落日

巨大コンテンツ産業、特に大作映画は将来作られなくなるかもしれないというお話。
1
Eiji Sakai @elm200

技術と社会通念(法を含む)が衝突するとき、短期では社会通念が勝つ。だが長期では技術が勝つのだ。技術は、経済を変え、それがやがて、社会通念も変えていく。我々人間は自分たちが思っているよりずっと可塑的な存在だ。時間が経つにつれ、どんなことにも慣れてごく自然に感じるようになる。

2012-02-24 21:28:31
Eiji Sakai @elm200

知的財産法は、やがて共有を旨とする情報技術(IT)に破れるだろう。知的財産法は、情報という本質的に異質な存在を、むりやりモノを管理する枠組みに押し込めようとした奇形的な法律だ。モノから情報へという経済の変革期に咲いた時代のあだ花として後世の人々に記憶されるだろう。

2012-02-24 21:35:48
Eiji Sakai @elm200

ハリウッド映画のような巨額の制作費を掛けて作られるコンテンツも、億万長者になるスターたちも過去のものになるだろう。それは私たちがもう二度と巨大なピラミッドや壮麗なベルサイユ宮殿を作ることができないのに似ている。

2012-02-25 06:12:15
Eiji Sakai @elm200

街の映画館が生き残る方法はいくらでもある。別に映画を放映しなくてもいいのだ。価格はいまより下げる必要があるだろうが、たとえばニコニコ動画のある種のコンテンツを大スクリーンで放映するだけで十分集客できるだろう。コンテンツ料を払わないで済むから利益率は上がるかも。

2012-02-25 06:15:39
Eiji Sakai @elm200

巨大映画が生き残るとしたら、実質的に多数のファンコミュニティの寄付によって支えられる形しかないような気がする。ある種の慈善事業のように、映画企画に対して人々から事前に資金の寄付を募るしかないのでは?有料コンテンツが圧倒的多数の無料コンテンツと戦うのは分が悪すぎる。

2012-02-25 06:20:33
Eiji Sakai @elm200

ちなみに私はもう何年もハリウッド映画をまともに見ていない。画像はきれいなんだが、尺が長すぎてずっと画面の前に座っていられないし。Youtube の猫動画でも見ていた方が手っ取り早くニヤニヤできてよい。2000円も払って映画館に行くはさらさらないし、ストリームで見たくもない。

2012-02-25 06:22:47