#この書き出しいかがですか まとめその1(2/26)
発端のツイート。
【創作される方拡散お願いします】 #この書き出しいかがですか というタグで書き出しを共有してみませんか? 使った作品には #書き出し を付けてください(*´∇`*)書き出し提供者さんに事後報告してあげれば喜んで下さると思います!試作まとめ→http://t.co/9H8JrQ79
2012-02-26 00:48:02お題だけでまとめてくださりました(*´∇`*)
探すのにはうってつけです!
「雨の気配が世界を覆い尽くしていた」 #この書き出しいかがですか 取り敢えず、感情の羅列シリーズ『雨によって掻き乱される思考の結晶』から。
2012-02-25 02:43:51雨の気配が世界を覆い尽くしていた。そう、ちょうどラジオのノイズと似た音が遠くまで響いていた。どこにも繋がらない音。誰とも繋がらない、置き去りの世界。水滴の音に気付いて振り返ると、ずぶ濡れの彼が「ただいま」と困ったように笑った。 #書き出し (@s_shuho)さんのお借りしました
2012-02-26 02:05:56「アポトーシスが始まった」寝台に横たわった彼は苦笑し呟いたかと思うと、真っ赤な唾液を噴き出した。一体何が起こったのか、要領をえない私を尻目に隣にいた鮎子さんがどこから取り出したのか脱脂綿でその唾液をふき取り、困ったように微笑んだ。そうして、彼の死期が近いことを悟る。…むずかしい。
2012-02-26 19:47:30「アポトーシスが始まった」寝台に横たわった彼は苦笑し呟いたかと思うと、真っ赤な唾液を噴き出した。一体何が起こったのか、要領をえない私を尻目に隣にいた鮎子さんがどこから取り出したのか脱脂綿でその唾液をふき取り、困ったように微笑んだ。そうして、彼の死期が近いことを悟る。 #書き出し
2012-02-26 21:43:20親指を舐め、味を確かめた。自信はなかったが、思ったよりまともな味で安心した。いつも料理を作る妻には敵わなくても、それなりの物を食べさせてやりたい。具合が悪くて寝込んでいるのだからなおさらだ。・・味より、料理に指を突っ込んで味見する癖を直したほうがいいのかもしれないが。 #書き出し
2012-02-26 02:49:42博士は女装しようと思った。それも服装を変えるだけではなく、肉体も女性化する薬を開発した。だが早速使用して女性化するや否や今度は男装したくなり、また新薬開発。それで今、博士は体だけ女になったり男になったりを繰り返している。 #書き出し @tatsuya_chi @keigomi29
2012-02-26 08:05:02そういえば、空を「青」と決めたのは僕の幼馴染らしい。確かに以前は空に色はなかった。グレーという色か。その時は、空はおろか全てがモノクロームだった。奴はそんな世界に嫌気が差したらしく、「色」を塗り始めたのさ。奴の失敗は、海も青くしたことだ。水平線が分かりにくくて困る。 #書き出し
2012-02-26 01:14:17そういえば、空を「青」と決めたのは僕の幼馴染らしい。「だからまあ、実質海の青もラピスラズリの青も、私が決めたことになるかな」そう言ってからからと笑う。「そういうものなの?」「そう。全部元は空の青なの」それなら僕を見つめる眼の透き通るような青は、どこから来たのだろうか。 #書き出し
2012-02-26 08:18:48その時も空は全てを見つめていた――。どうしてだろう、空はずっと僕らを見ているはずなのに、その時は空が見つめていることをひどく意識した。「ねぇ……」吐息と共に溢れる君の声。優しい悪魔のような声に惑う。「「好きだよ」」こぼれたのはどちらが先か。空よ、どうか僕らを見ないで。 #書き出し
2012-02-26 01:16:04その時も空は全てを見つめていたーー。夏の暑い日だった。僕らは浜辺で一時の逢瀬を楽しんでいたね。でも君は浮かない顔してた。やっと口を開いた時、君は海外への引越しを告げたんだ。僕は熱射病のようなパサついた口で、乾ききった心で君を拒絶してしまった。自殺の報を翌日聞いたよ。 #書き出し
2012-02-26 01:25:37わたしが寝たふりをすると、彼はきまって美晴ちゃんに電話を掛ける。裸のまま眠るわたしを起こさないよう、低く、溜息を吐くみたいな声で、出来る限り手早く。 #この書き出しいかがですか 面白そうなタグに便乗。最近の小説から
2012-02-26 00:54:07わたしが寝たふりをすると、彼はきまって美晴ちゃんに電話を掛ける。裸のまま眠るわたしを起こさないよう、低く、溜息を吐くみたいな声で、出来る限り手早く。「うん、もう寝たよ」わたし、ちゃんと聞き耳立ててる。「大丈夫。ちゃんと別れるから」わたし、ちゃんとナイフ握りしめてる。 #書き出し
2012-02-26 01:53:28あなたは向こう見ずすぎるのよどうして背中に目玉がないの?いつもお前は戦いの前にそう言うな。でもさ、目玉がない代わりに、おれの背中をお前が守ってくれる。おれの背中をお前が守ってくれるから、おれは向こう見ずに、争いに身を投じることができる。そうだろ相棒。 #書き出し #twnovel
2012-02-26 11:59:24あなたは向こう見ずすぎるのよどうして背中に目玉がないの?…そう、あなたの背中に目があるなら、間違いなく私はあなたの視線を感じることができるのに。けど、あなたは去って行ってしまうのね。けど、恋人同士でもない、ただの友達から離れて夢を追うあなたは間違ってないから。 #書き出し
2012-02-26 12:51:57ある日突然、なんの前触れもなしに、月は空の定位置に留まって、私の後を着いてくるのを止めた。 #この書き出しいかがですか
2012-02-26 00:55:26