東大寺修二会(お水取り)について 2012
26、もし期間中に二月堂までお越しになる予定の方は、事前に奈良国立博物館や東大寺ミュージアムの「お水取り」特集をご覧いただくことをお勧めします。確かにお松明は美しいものですが、法要全体の意味を知っていただければ、より深く感じていただけると思います。 #nara #shunie
2012-02-23 22:30:0327、お松明は毎日19時(12日は19時30分、14日は18時30分)からですが、近年お越しになる方が多く、週末を中心に大変な混雑となっています。それぞれのご都合もあると思いますが、期間中のなるべく早い時期、また平日にお越しいただくことをお勧めします。 #nara #shunie
2012-02-23 22:34:0128、東大寺二月堂修二会のお松明はショーではありません。カメラでの撮影もフラッシュはご遠慮いただきますようお願い致します。お松明は20分ほどで終わり(12日は約40分、14日は約5分)、それから深夜まで二月堂内では僧侶による行が行われます。 #nara #shunie
2012-02-23 22:38:0129、松明終了後は是非、二月堂の舞台までお上がり下さい。舞台正面の他、四方にそれぞれ「局(つぼね)」と呼ばれる場所があり、そこから堂内での法要の様子が僅かですが伺っていただけます。但し「局」のスペースにも限りがありますので、満員の際はご容赦下さい。 #nara #shunie
2012-02-24 22:30:0530、運良く「局」に入ることが出来た方は是非お静かに。寒い堂内ですが、練行衆の声明(しょうみょう・お経に節のついたもの)や差掛(さしかけ・木靴のような履き物)の音を、灯明の油煙の臭いを、そして奈良時代から続けられてきた全ての生命への祈りを感じて下さい。 #nara #shunie
2012-02-24 22:34:0031、東大寺二月堂修二会。練行衆による全ての衆生に向けられたその祈りを感じられた方は、是非心の中で練行衆と一緒に祈って下さい。堂内でも堂外でも構いません。多くの方の祈りが本尊の十一面観音菩薩に届けばと願います。 #nara #shunie
2012-02-24 22:38:0032、去年の3月11日。修二会も後半の山場に近づいた時、震災が起こりました。人々の犯している様々な過ちを十一面観音に悔過し、全ての衆生の幸せを願う修二会。練行衆として参籠していた私にとって、皮肉にもその期間中に起こったこの震災は大きな意味を持ちました。 #nara #shunie
2012-02-25 22:30:0133、大仏さまが造立され修二会が始められた奈良時代も、天災や疫病などが起こり大変困難な時代でした。しかし人々は祈りでそれを乗り越え、また現在にまでその伝統が伝えられています。今後は観光を超えて、多くの方々に祈っていただける修二会になればと思います。 #nara #shunie 完
2012-02-25 22:34:00