あんどーさんがジャック・ロシャールさんから聞いたエートス(本場?)でのエピソード

あんどーさんがジャック・ロシャールさんから直接聞いたエートス(本場?)でのエピソードをツイートされていたのでまとめました。 まだあれば今後も追加する予定。 ICRP伊達市ダイアログセミナー1日目(2012/2/25) http://togetter.com/li/263347 ICRP伊達市ダイアログセミナー2日目(2012/2/26) http://togetter.com/li/263857 続きを読む
震災 復興 ICRP あんどー ジャック・ロシャール エートス
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安東量子 @ando_ryoko
エートスの理念は、現状を否定しない、という人間肯定からはじまる。いかに、非科学的な態度であったとしても、それにはそれなりの理由がある、と、まず肯定する。その理由はなんなのか、それをどうなるのが望ましいのか、そのためにはどうするのがいいか。自分達で考えて進めていく。
安東量子 @ando_ryoko
これは、決して難しい事じゃない。人間に本来備わっている力。誰だって、自分の暮らしについて考えることはできるのだから。
安東量子 @ando_ryoko
みんな、人間味、溢れているんだよね。外国の方たち。人間の話をしているICRPと、数値の話をする日本、と。
安東量子 @ando_ryoko
今日、国内ICRP委員のおひとりと雑談で話していたとき、ロシャールさんは、ICRPの心なんだって、言ってらした。ICRP勧告と言うと、皆、基準の計算の仕方とか、そう言う事ばかり見るけど、そこだけが大切なんじゃない。心の所も大切なんた、そこを引っ張っているのがロシャールさん、と。
安東量子 @ando_ryoko
ベラルーシで、今、課題になっているのは、汚染地域と非汚染地域の関係性のような雰囲気だった。国内でもそうだし、国外との関係性でもそう。ベラルーシ=汚染地域とのイメージ払拭が、課題なんだと思う。だから、ソーシャルメディアの活用は、興味をひいたのだとも思う。
安東量子 @ando_ryoko
ロシャールさんとの話で、オルマニー近隣の林業について聞いたら、30km圏外では、山林は、ほとんど放棄されていない。林業は続けられている。但し、職業被曝が最も大きくなるので、必ず個人線量計を持ち、マスクをするなど、被曝対策はきちんと行っているとのこと。
安東量子 @ando_ryoko
オルマニーのあたりでも、山林と親しみながら暮らすのは、日本と同じ。人々は、森でピクニックをするのが大好き。木材は、汚染が外縁部に大きいので、周縁のみを除外して、汚染がないか、低いレベルのものだけ、使っているとのこと。これも、食料などと同じ。適切に管理しながら、使っているようだ。
安東量子 @ando_ryoko
ロシャールさんに、ベラルーシの写真を沢山見せてもらった。30kmの境界のすぐ側で、楽しそうに暮らしている人がいる。川で遊ぶ子供がいる。森でピクニックする人がいる。きっと、もし、あなたが故郷を愛して、そこで暮らし続けたいと思うなら、あきらめるな、と、写真の笑顔は言っていた気がする。
安東量子 @ando_ryoko
我々を救えるのは、我々自身しかいないのだと、しかし、それに力を貸してくれる人は、たくさんいるのだと、現実に対処する戦略は、現実の中からこそ見出すことが可能なのであると。きっと、そんなはなし。
安東量子 @ando_ryoko
気持ちの話をするのは、最後のところは、気持ちひとつなのだと知っているから。どのようなシステムも技術を知識を駆使したとしても、届かない場所がある。そこで、つなぐことを可能とするものは、気持ちだけ。そうして、繋がれている、あるいは途切れてしまう、いのちの在り方を、知っているから。
安東量子 @ando_ryoko
ロシャールさんに聞いた、エートス初期の出だしは、本当に手づくりだった。最初は、ただ、住民と会話していた。「だけど、あなた達、どうせ戻ってこないんでしょ?」また来ると言うのを信じない住民に対して、家を借りることにした。田舎だったので、借りられる家を探すのにとても苦労した。
安東量子 @ando_ryoko
ある時、住民が「あなた達も、家族を連れてきて、ここで暮らしてみろ」と言った。それに対して、ロシャールさん達のグループは、1人ずつ答えた。それぞれの家庭の事情、仕事の都合を説明して、ここでずっと暮らすのは無理、と答えた。住民は、納得して、満足した。
安東量子 @ando_ryoko
そして、もし、あなた達が、ここで暮らす、と答えたら、逆に信用しなかったろう、と言った。
安東量子 @ando_ryoko
住民が、数値を信用できない、と言ったときに、彼らが、信用していないのは、数値ではない。それを測っている人間のことを信用できない、と言っているのだ。
安東量子 @ando_ryoko
住民に対して、口にしたことは、必ず、実行しなくてはならない。もし、実行できないのなら、絶対に、口にしてはならない。never、と強い口調だった。
安東量子 @ando_ryoko
映像で見た、若いお母さんのその後の写真を見た。映像の中で、子供の内部被曝がとても大きくて、不安そうな顔をしていた母親。少し年をとった彼女は、大きくなった子供と一緒に、写真の中で、笑っていた。お子さんは、もちろん、とても元気。
安東量子 @ando_ryoko
ベラルーシでは、住民が、普通のおばちゃんが計測担当をしている。仕事の他に。そういう地域住民達が集まって、たぶん、定期的に会議する。出てきたデータを見て、どうするか、話し合ったりして、自分達で考えていって、必要な時には、専門家の助言をもらう。
安東量子 @ando_ryoko
悲しい話も聞いた。そういう計測に関わっているひとりのおばさん、仕事はきちんとしているのに、どこか距離を置いた雰囲気で、なぜ、そんな雰囲気なのに、計測に関わったりするのだろう、とロシャールさんは、内心不思議に思っていたそう。
安東量子 @ando_ryoko
ある時、森でみんなでピクニックしていた時のこと。彼女の旦那さんが一緒に来ていた。お仕事は何?と尋ねると、バスの運転手、と。事故の時は?と聞いたら、その時も運転手をしていて、強制避難区域から住民や家畜を避難させるために、何度も避難区域と行ったり来たりしていたそう。
安東量子 @ando_ryoko
息子さんがいて、息子さんも運転手だったそう。やはり同じように、事故の時に避難させるために何度も強制避難区域と出たり入ったりしていた。今、息子さんは?と尋ねると、亡くなった、と。事故から10年後。原因は心臓病。母親である彼女は、それを放射能のせいだと思っていた。
安東量子 @ando_ryoko
ロシャールさんは、Maybe not. それは違うと思うよ、と言った。彼女は、Only God knows. とだけ答えた。今でも、息子さんのしたことは、誇りに思っているけれど。その時、ロシャールさんは、彼女がなぜ距離を置いたような態度で計測に関わるのか、理解した、と言っていた。
安東量子 @ando_ryoko
その女性の写真を見せてもらいながら、その話を聞いた。ご主人の写真も見た。どこか翳りがあるような女性と、気のよさそうなご主人の。私は、その話を聞きながら、今の福島を思った。
安東量子 @ando_ryoko
ロシャールさんの話でいい話だな、と思ったエピソードをひとつ。住民との信頼関係を構築しようと苦労していた時期、一緒にベラルーシに行った仲間の中に、写真がとても上手な人がいた。彼の撮ったその村の写真を(どこだったかは聞き取れなかった)壁いっぱいに展示することにした。
安東量子 @ando_ryoko
その場所に15歳くらいの女の子が入って来て、すぐに出て行ってしまった。そのあと、しばらくしてから彼女は友人を連れて戻ってきた。そして、私たちの村はこんなに美しいのね、と、そういう話を友人としていた、というそういう話。
安東量子 @ando_ryoko
このお話しの肝は、ひとつめに、その場所の素晴らしさを提示したということ。ふたつめに、それをロシャールさんの仲間がしたということ。自尊心の回復、と、連帯、を具体的に示すとこんな風になると言う、ひとつのエピソード。
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コメント

もぐ / fright @mogmemo 2012年2月29日
人が普通に感じる,故郷への愛着を肯定することなのかなと感じた。外部としてでなく,仲間として。
s_matashiro @glasscatfish 2012年2月29日
水野先生にも語っていただけるようです。いま、連ツイの途中の模様 https://twitter.com/#!/y_mizuno/status/174678300113907716
ナカイサヤカ@翻訳と英語と出版 @sayakatake 2012年2月29日
福島から逃げてって、子どものためだと心から思ってそう発言したピュアな人たちに読んで欲しい。本当に子どものためだと思っていた人なら、絶対に泣ける真実がある。
y.🍀 @yabtter 2012年3月1日
ふるさとって何だっけ、と考えてしまいますね
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