後藤謙次＠早稲田　講演 #gotokenji #seiji #politics

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

後藤謙次（元ニュース２３キャスター）＠日本公共政策学会・公共系研究科主催、講演会なう。＠早稲田大学２６号館１２０２教室。首相誕生のこの日に、３０名くらいを対象にした講演会か。。。もう売れてないんだなあ。そして、「現役」の政治記者ではないのね。

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後藤謙次「今度文春新書から『小沢一郎５０のナゾ』６月１８日に発売します」

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後藤「政治というのは深層海流みたいに、光のあたらないところを流れる。ある日、バランスが崩れたときに、鉄砲水みたいに表面に現れる。その潮目を読むのが政治記者の役割。私は今の政治記者には批判的、彼らは政治家の片言節句を追いかけ、政局観がない。サウンドバイトばかりを追いかけてる」

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後藤「政治家も片言節句ばかりに、力を入れるようになるので、問題では。鳩山の話。政治が大きく変わるのは、衆院選挙よりも、参院選挙のがおおい。なぜか。衆院は解散権を首相が持っているから、権力の都合のいい時に解散をできるから」

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後藤「参院選は、会期ごとにやってくる。だから総理大臣は都合のいい時に迎えられない。だから、支持率低下・課題山積のときは、政権党は総理を変えることで局面の転換をはかるのだ。その最たるものは１９８９年、竹下内閣の参院選前は、内閣支持率４，５パーセントだったので辞任した」

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後藤「そもそのあと、宇野内閣が女性スキャンダルで大敗した。参院選の敗北は、半期ごとの改選なので、すぐに回復することが不可能。だから『参院を笑うものは、参院に泣く』という格言がある。だから参院は政権を争うものではないが、政権の維持に大きな影響力をもっている」

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後藤「今回の菅選出は、小渕後の森ににている。今回樽床を対抗馬にたてた小沢は人心掌握がうまい。彼は、常に人生をピークアウトした人間に声をかける。ちょっと人生に躓いた人間を呼ぶ。五輪に負けそうな谷亮子や、モナで苦労した細野など。樽床も、松下政経塾出身なのにライバルより出遅れていた」

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後藤「森退陣は、支持率が低下したことによって、都議選を迎えた都議会からクレームがあり、小泉に変わった。どのみち、参院選の年には、政変ごおこる。細川元首相が、日本新党をつくったのも参院選の時期。歴史的に、参院選前は新党ができやすい」

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後藤「『日本創新党』は細川の日本新党の夢よもう一度。山田も中田も、日本新党ブームで政界に登場してきた。」

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後藤「歴史的には、与党からできた新党は成功するし、野党からできた新党は失敗するね。前者の成功例は、新自由クラブ。ただ、今度の参院選では、新党ブームはおきないのではないか。」

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後藤「なぜなら、潜在的な民主党支持者だけども、小沢・鳩山の嫌悪感を抱いてる層が新党の狙い目だった。だが、ここで首相が交代したことにより、二大政党への流れができるのではないか」

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後藤「今回は、今まで見たことのない退陣劇だった。例えば、森退陣、安部退陣。だが、今回は、小沢にも注目があつまり『W辞任』という受け取り方をされた。それが今までにない特徴である」

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後藤「で、小沢独裁ではなんだったのか、という話。参院選二人だれの背景にあるのは、『岡田体制で当選した候補を、小沢チルドレンに入れ替える』ことにあったのではないか。京都選挙区で、福山哲郎に続く二人目はこないだの衆院選で近畿比例最下位で当選した候補。彼女が辞任するから議席は減るのに」

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後藤「すなわち、小選挙区制で選挙を担う小沢一郎にいかなる権力が集中していたか。ということ。今週のダイヤモンドに書きますけど、鳩山は以前から小沢との刺しちがえ、をたくらんでいた」

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後藤「この点に菅直人の政治的、カンがある。彼はもともとは小沢の力で総理になろうとしていた。だから小沢邸の新年会では乾杯の音頭をとった。でも鳩山のクリーンな民主党を目指す、という演説を受けて、すばやくスタンスを変えて反小沢に舵をきっていった」

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後藤「アメリカはたいしたものだな、と思う。先月ヒラリーが来日したとき、菅にはアポをとったけど、小沢には一切見向きもしなかった。」

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後藤「これまで小沢は四人の総理を担いできた。海部、羽田、細川、鳩山。共通点は、１ブレーンがいない２手勢がいない３権力に執着しないい。菅は「権力に執着しない」という要件を満たさなかったから、担がなかった」

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後藤「だが、いよいよ担ぐ人はいなくなった。側近をどんどん切って、まともな玉がなくなった。そして、自身もスキャンダルを抱え、首相候補にはなれなかった。だから、小沢は手づまりになっていまった」

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後藤「そこで、樽床という、玉にはならない候補をたて、とりあえず「小沢グループ」に投票できる先を見つけてやることが、精一杯だった。だが、１００票以上を集めたことで、あとはどれくらい選挙で影響力を発揮できるか、という力の引き合いになる」

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後藤「参院選挙をどう見るか。今までは、３０議席を民主・自民以外がとる。で残り９０のうち、どれだけ自民民主がとるかが問題となる。だから勝敗ラインは４５議席になる。双方が２９の一人区で１５をとるかどうかが、焦点となる」

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

後藤「ただ、新党ブームが起こらず、二大政党のガチンコになると、自力のない自民党には不利になる。社民党を抱き込み、国民新党との連立を維持すれば、４８民主党がとれば参院で過半数をとることができる。」

渡辺やすし＠新宿区議会議員【現役世代に優しい新宿】 @nabe_yas1985

後藤「ただ、民主党にはﾏﾆﾌｪｽﾄの問題がある。菅はﾏﾆﾌｪｽﾄを変更しようというグループにのった。でも、小沢はﾏﾆﾌｪｽﾄを守ろうとしている。この民主党の政策決定という問題も今回の政変にはある」

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後藤「だから今回の政変は、数あわせだけではない。そこでには、民主党の政策変更の問題・性質変更の問題、が横たわっている。そこを読み取らなくてはいけない」

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後藤「大学の講演会、というより政局漫談のようになってしまいましたが、以上です」（後は質疑応答）

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後藤謙次＠早稲田「＜質問しました。「今、新しいメディアと結びついた上杉隆さんなどのフリージャーナリストが次々に政治報道に参入し、記者クラブなど、後藤さんもかつて中心であった既存の政治報道のあり方を批判していますよね？これについてどう思いますか？」＞」