竹内健氏が語るエルピーダ倒産の原因
- bonbibon2011
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それがスマホなどで、DRAMよりもフラッシュを使うようになった、ターニングポイントだったのかも。当時はDRAMは価格が高く儲かっていたのが、フラッシュへの置き換えを促したとしたら皮肉なこと。今でもフラッシュはDRAMの1/5の価格だから、フラッシュへの流れは止まらないでしょう。
2012-02-28 00:33:35有難うございました。本で心配したことが起こってしまいました。 RT @souheinaoshima 竹内健著「世界で勝負する仕事術」。素晴らしい本でした。一流エンジニアの「眼」には何が映っていたのか、どう行動してきたのか。著者の「走りながら考える」という姿勢は、誰にとっても重要に
2012-02-28 06:23:11DRAM専業のエルピーダは倒産。他企業はフラッシュメモリで救われた。マイクロンは2000年代半ばに東芝のフラッシュのエンジニア(私の先輩や同僚)を引き抜き、立ち上げた。その様子は本に書いたのですが、今となってはマイクロンは正しかったのかも。http://t.co/e2JDS3I6
2012-02-28 06:32:16本で一番伝えたかったのは、ハイテク産業は栄枯盛衰が激しく、DRAMに限らず、どの製品も10年続けばよい方。エンジニアは製品に特化した技術を磨くので、製品が潰れたら、転身は難しい。だから、儲かっている10年くらいで、一生分稼がないとおかしいのです。年功序列でそうならないのが問題。
2012-02-28 06:39:19私がフラッシュメモリの絶頂期に東芝を辞めたのは、フラッシュも10年先は無いかもしれないのに、年功序列の長い長い待ち行列に並ぶことに絶望したから。東芝とフラッシュを共同開発するサンディスクのエンジンニアは豪邸。大金持ちでなくてもいいけど、製品寿命が来たら極貧ではやってられないよ。
2012-02-28 06:51:24東芝でフラッシュメモリ開発をご一緒した先輩や仲間は、世界中のDRAMメーカーに引き抜かれてフラッシュを立ち上げた。エルピーダ以外の海外のDRAMメーカーが生き残った、影のMVPは彼らです。彼らは随分非難されたけど、日本企業は年功序列で報われないのだから、転身は責められないですよ。
2012-02-28 06:57:34エルピーダが何故フラッシュメモリをやらなかったのかはわからない。日本では90年代から各社独自のフラッシュを開発し、東芝のNAND型が生き残った。ルネサスのAND型を最後に東芝以外の日本企業はフラッシュから撤退。日本にはフラッシュの技術ノウハウはあったのに、活かせなかったのが残念。
2012-02-28 07:06:18エルピーダはフラッシュのことを知りすぎて、過去、三菱・NEC・日立が独自のフラッシュで東芝に負けたのがトラウマになっていたのかも。HynixやMicronはフラッシュを何も知らない後発。彼らのように「技術わからないけど、東芝のフラッシュのデッドコピーを作っちゃえ」で良かったのに。
2012-02-28 07:12:49はい、東芝のフラッシュは技術も量産規模も世界トップです。先週のISSCCでは19nm 128Gbit品を発表。 RT @poyopoyochan @sasuke0907 とはいえ東芝は現役バリバリでフラッシュメモリ作ってるんですよね。
2012-02-28 07:18:18私はDRAM・フラッシュの置き換えを目指して、DRAMのように高速でフラッシュのように電源を切ってもデータを保持するReRAMをエルピーダと開発はじめた。プロトタイプができて、時間をもらえれば、エルピーダ復活に貢献できるかもしれないのだが。今の環境で最大限できることを頑張ろう。
2012-02-28 07:23:53DRAM・フラッシュの置き換えを狙っている、「DRAMのように高速でフラッシュのように電源を切ってもデータを保持するReRAM」はDRAMプロセスが必要。だから、日本にDRAMプロセスは残ってほしいのですが。。MRAMやPRAMでも同様です。もう、なるようにしかならないのですが。
2012-02-28 07:47:11『世界で勝負する仕事術』 竹内健さん : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://t.co/FuvuKwPw
2012-02-28 11:41:07昨晩からフォローして下さっている方々ありがとうございます!今朝までの評論から一転、当事者として資金集めに奔走してました。エルピーダはReRAMという新メモリ、私はメモリコントローラと切り分けているので、竹内研は大丈夫だと思っていたのが大間違い。倒産が引き起こす騒動の当事者に。
2012-02-28 16:59:00世間知らずの私は倒産とは何かを知りませんでした。今も一端が見えているだけだけど、お金がさーーっと引いていく。それに私も巻き込まれてしまった。打倒インテルを目標に、ストレージ・SSDのコントローラー開発は非常に順調で画期的な成果も出ている。研究員を採用して開発を加速した矢先でした。
2012-02-28 17:06:15状況を知った当初は茫然自失。逆方向の電車に乗っているのをしばらく気付かなかった。でも、人生は順調すぎると、きっと誰かが、試練を与え、自分を鍛える機会をくれるんだよね。これを乗り越えたら、もう一段、成長できるチャンスだ。
2012-02-28 17:11:51見かねて助けて下さる方も現れた。人の善意に触れて、ホロッときます。逆境も悪いことばかりじゃない。ニコッとほほ笑んで「気持ちはわかるけど、落ち着いて」の一言で、どれだけ救われるか。でも私は大した試練じゃないね。エルピーダに関係する方々、大変だと思いますが、くじけずにやりましょうね。
2012-02-28 17:27:42世間ではボロクソに言われてるけど、技術が全てダメなわけじゃない。金が無ければ知恵を絞る。会社はダメでも、次は個人で勝負。日本人のエンジニアの力を世界に見せつけましょう。災い転じて福にしてみせる、と。
2012-02-28 17:32:15実は、先週のサンフランシスコ出張中に持病の喘息をこじらせて、昨日の昼間は寝込んでいました。でも、昨日の夕方のエルピーダ騒動で一気に、目が覚めた。心なしか、喘息も良くなった気がする。病は気からとは良く言ったものだ。
2012-02-28 18:17:16エルピーダの社長の坂本さんの功罪について。(+)市場が縮小するDRAMビジネスで、坂本さんだからこそ、台湾企業との連携やスリム化で、ここまで延命できた。(-)坂本さんは技術者じゃないから脱DRAM(フラッシュメモリなどへの参入)に遅れた。功罪どちらが大きかったのかわからないです。
2012-02-28 20:20:57サンディスクの元CEOのエリ・ハラリと接すると、ハイテク企業のCEOは、①オペレーションの卓越さ、②技術の目利きとして新技術を積極的に取り組む、の2点が備わってないと難しい。ハラリは両方できたが、坂本さんは前者のみ。私のかつての上司、東芝セミコンダクタの小林社長も両方できる人。
2012-02-28 20:28:23最近のエルピーダの状況の取材とか考察もしないで乱暴に言うと1工場数千億円の投資が必要な産業に対し日本はなんの優遇措置もないところからしてサムスンとか台湾と決定的に競争条件違う。一人だけハンデ戦でウェイトをつけたままレースに出るようなもん。それで官製とか日の丸とか言うなボケカスと
2012-02-28 23:25:05おはようございます。忙しすぎてツイッターやってる場合じゃないのですが、エルピーダを語らずにいられないのは、新聞などの評論があまりにも、表面的だから。私は共同研究者としてエルピーダに寄り添っている立場ですが、これじゃ、社員の人が可哀想。
2012-02-29 04:42:02エルピーダで起こったことは、リチウムイオン電池だって電気自動車だって、エレクトロニクス以外にだって起こりうる。社長さん、社員の皆さんの葛藤を少しでも伝えられたら。赤字は悪、儲けられなくなった会社は退場ですが、なぜ、そこに至ったかの歴史検証、失敗から何を学ぶかをつぶやいていきたい。
2012-02-29 04:48:23私はかつて、15年間東芝でフラッシュメモリを開発し、「打倒DRAM」が目標でした。でも今は新メモリをエルピーダと共同研究。DRAM技術者はエンジニアの世界の仲間でもあります。DRAM産業を倒した達成感は感じつつ、それが自分が良く知るエルピーダなのが皮肉で、心の整理がつきません。
2012-02-29 04:52:51東大に来て4年。東芝のフラッシュメモリと、エルピーダの新メモリを統合するコントローラーを私が開発して、日本に一大産業を作るのが目標でした。つぶやくことで、心を落ち着かせようとしてるんでしょうね。つぶやきは、動揺している心の状態により、ぶれるかもしれませんが、ご容赦下さい。
2012-02-29 05:03:38