宗教と市民運動の類似性

加藤AZUKI @azukiglg

宗教って言われることを「バカにされてる」って感じるのは、宗教に対する差別。 RT @powerpc970: 批判される事をやって、批判は受け付けない、差別だ！って、本当に差別されている人をバカにしているのだろうか RT @inspiremaki: 市民活動を宗教と言う方はすべての

加藤AZUKI @azukiglg

古くからの宗教も新興宗教も「不安を感じる人が、不安を解消するために最適の方法と言われるものに縋って、自身の精神の安らぎを得ようとする」という点では、善意に基づいている。その点では市民運動の本質は宗教と何等変わらない。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

また、宗教は必ずしも科学に根拠を求めてなくて、先覚者・巫女・神官の言を、多くの信徒が裏付けや疑いなく受け入れて支持している。先覚者の理論をしっかり裏付けていないなら、確かに市民運動は宗教とその手法に於いて類似してる @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

ここまで、不安の解消とその手法という視点で見ると宗教と市民運動は極めてよく似てるという指摘は間違ってないと思うけど、「宗教は俗信的で卑下すべきもの」という先入観があるから「宗教のようだ」と言われることに嘲意を感じるのかも。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

そこで「市民運動を宗教と呼ぶのは、市民運動に対する差別（市民運動を宗教の地位にまで引きずり下ろした＝宗教は市民運動より地位が低い、という蔑視観）」という反応が出て来るのかも。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

不安を感じその解消のために独自の信仰（裏付けがされていない解決策に寄り添う）を持つという点において宗教と市民運動は同じだと思うけど、それはどちらも「心理的な自己救済のための試行錯誤」としては理解できる。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

ただ、そうした信仰観を「別に望んでいない第三者」にも強いるから新興宗教は嫌われる。一部の市民運動も同様で、裏付けが不完全な信仰を第三者に強いて「裏付けは？」と疑問を投げかけられると「信心を疑うな」と怒り出す。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

上位者・神の教えを外部の第三者が疑うとそれに対して反発するっていうのは、宗教や市民運動が「心の安寧を求め、心の拠り所への疑問を許さない精神活動」という点に於いて共通してるからこそ、類似の反応が出るのではないだろか @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

キリスト教ですら「神の教えに疑問を挟む」と堕天されたり悪魔呼ばわりされたりする。内部で教典ができあがっている市民運動が、外部からの疑問や批判や干渉を嫌がるという反応は、まさに宗教にとってごくありふれたリアクションじゃないのかしらん @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

生まれてこの方、やたら宗教勧誘されてしまう経験の持ち主として、そのように感じた次第ですｗ

加藤AZUKI @azukiglg

宗教も市民運動も「安らぎを求めて何かに縋る」という点では同じで、しかもそれは善意によって突き動かされている。悪意で宗教に縋ったり広めたりする人はいない。オウムですらアレも善意と正義に基づいてたんですから。彼らなりの。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

まあ、近年の日本では新興宗教＝オウムなどでいいイメージがないので、「心の安寧を求めて何かに縋り集団行動を取る」＝宗教＝オウムと同一視されてるっていう被差別意識に繋がりやすい側面があるのは確か。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

でも、手法と目的の相似性・近似性の視点から見るなら、宗教と市民運動は限りなく同じと考えても、特に問題ないと思う。故に、宗教の批判されるべき点と同じ課題を、市民運動も抱えている。排他性とか独自理論とか域外への攻撃性とか。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

オウムに限らず、問題を起こす宗教信徒は自分達の信仰の外にある者を徹底的に攻撃・迫害・排除することで自らの信仰を補強しようとする。十字軍とかジハードとかのような正義漢で、意見が合わない相手への批判が暴力的になるのを許してしまう @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

信者や同調者以外を攻撃するようになるってのも宗教・市民運動ではありふれてて、「集団として共有した真理・信仰を守るために手段を選ばない」ってのも両者の類似・近似性を際立たせる。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

そして、信徒拡大をしていたはずが「信徒にならないものはバッシングしてもよい」という排他性を持つようになってくると、その宗教・市民活動は「まだそれを信仰していない人々」からの信を急激に失って、勢力がしぼんでいく。このへんも似ている @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

とはいえ、そうやって何かに縋らないと心の安寧が保てない人というのは一定数いるし、全ての人が『自力で自発的に正確な情報に辿り着ける』わけではないから、宗教や市民運動という信仰に身を委ねる人が出るのは致し方ないとは思う。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

後は「同調しない者を排撃する」というのだけやめてくれれば、正義の数、善意の注ぎ所は、幾つあろうとかまわんのではと思ったりもするんだけど、信仰の内部に染まれば染まるほど信仰の外にいる者が不明の蛮物に見えてくるっていうのも困る @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

シーシェパードが鯨食文化をして「日本人は自分達の野蛮な罪に気付かないから、先に間違いに気付いた我々がどのような手段を使ってでも彼らを善導すべきだ」なんて考えるのと、一連の市民運動と宗教は、まったく同じ。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

自らの正義に基づいた善意で他人を図る、導こうとするってのは、頼まれもしないのにそれが世界の標準であるかのように押しつけると嫌がられますよ、てなところに落ち着く気はする。 @powerpc970 @inspiremaki

加藤AZUKI @azukiglg

外から眺めるものとしての宗教や各種の市民運動は、見てて『なるほどねえ』で済むけど、「おまえも内部の人間になれ」と言われたら、【では、二～三の疑問があるので、それを解消させてくれないか】となる。その疑問が、信徒の気持ちを若干逆なでする場合もあるわけで……。

加藤AZUKI @azukiglg

異教徒を宗教勧誘して帰依させるのが難しいのと同じ程度には、伝道者＝エヴァンジェリストが自分の教団の教義、自分の市民運動の活動論旨を的確に理解できてないと、その成功率は低いんじゃなかろうか。ぽこぺん。

加藤AZUKI @azukiglg

「宗教と市民運動の類似性」できっと誰かがまとめてくれるに違いない、と期待しつつ、差し迫った本業に復帰～ｗ