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一色登希彦
@ishikitokihiko
@JULY_MIRROR （ありがとうございます。当方も似たような状況ですので折りに触れて…と言いつつ時々ブレーキ壊れたように連投する気がしますが、そういう生き物なのだなこやつ、というご理解でどうぞお気になさらず）
2012-03-08 20:10:04
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR まず順番に自分に関して書きます。このタイミングで、ベターな手段で拙作をウェブ上で読んでもらえるようにしたかった、というのが大目的でした。自分は、手許に七月さんの望まれたような「見開きが完璧でネームも入った画稿データ」は持っていません。となると…
2012-03-08 22:24:41
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 1)今から自身で完璧なデータを作る／2)紙の単行本の版元からデータを提供してもらう又は作ってもらう／3)不完全なデータではあるがそれを使う…大きくこの３つの選択肢となります。1)は、当方のコストの問題として、改めてデータを新作する事は困難でした。
2012-03-08 22:31:31
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 2)は先述したように版元からのデータの提供も新作も困難でした（版元のデータを元にリリースを望めば、こちらに価格決定権はなくなり、版元を介して500円に近い価格設定を任せる事になります。その価格は元々合点が行かずにいたものでした）。仮に、
2012-03-08 22:39:07
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 仮に、版元に完璧な画稿データがあってリリース可能だとしても、紙の単行本に限りなく近くなる価格設定を自分は疑問に感じています。版元に価格決定権を委ねることは、品質と価格、二重の不本意の可能性を呑むことになります。 そうなると残された選択肢は、
2012-03-08 22:44:48
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 選択肢は、3)の不完全かも知れない形ながら手許に価格決定権を残し、適価と思ってもらえる価格で提供する事。ここに帰結しました。見開きが不完全であることには、そもそも今回ご指摘いただくほどに私が見開きを多用する作風だからですし、自身でも不本意ではあります。
2012-03-08 22:56:05
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR それでも自身で考えた落とし所は「価格」でした。これは私の他作もそうですが、紙の単行本そして他の電書の価格よりもかなり低く設定しています。不本意なデータで500円はあり得なかったし、完璧なデータでも紙の本に限りなく近い価格は設定されたくなかった。
2012-03-08 23:01:14
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 私が責を負うべき所はあります。まず、自身が完璧なデータを用意出来ていればそもそも問題は無かった。もうひとつは、電書版の販売が開始された時点で「見開き他が不完全かも知れぬ」と言い添えることが出来たであろうこと。後者に関しては、臆したと言うのが正確です。
2012-03-08 23:07:09
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 同じサイトの電子書籍を見渡せば、500円からの価格設定の他作に、七月さんご指摘の「見開き不完全」の作品は並んでいます。その現実を前に、自作だけ免責を言い添えるべきか…あるいは「他作だって不完全なのだから」という判断は、自分の中に間違いなくありました。
2012-03-08 23:12:12
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR これらが、自分が申し開きしておきたいことです。ここからは電子書籍全体の状況論かと思います。散見しましたら、版元さんも「過去作の完璧なデータへの刷新にはコストがかかる」という考えをお持ちの旨と見ました。そうすると、是非論は別にして、著作者版元双方とも、
2012-03-08 23:16:43
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 著者も版元も双方とも、過去作の刷新にはコストを払えないということです。さらに、ここからの作品に関しては、見開き完璧データは用意するものの、版元主導で電子配信もコントロールしようという意向と理解しています。果たして著者が希望する価格で配信され得るのか…？
2012-03-08 23:19:49
一色登希彦
@ishikitokihiko
.@JULY_MIRROR 見開きのルックが不完全である免責にはなりませんが、放っておくと適価で読者さんに届けられなくなるというジレンマの元、今回のリリースでした。自身の問題と状況論を分けられていないのは自分の方かも知れませんが、ひとまずこのようなことです。連投、一度収めます。
2012-03-08 23:25:17七月鏡一氏が総括
七月鏡一
@JULY_MIRROR
まとめを見たり知己の編集者に尋ねたりで、電子出版のこの問題に関して色々なことが分かりました。安く提供出来るのが魅力の一つである電子書籍でかけられるコストや労力。版下データを利用できるかどうかという状況の有無。すごく勉強になりました。自分の毒吐きはすごく短絡的だと痛感。
2012-03-08 18:30:42
七月鏡一
@JULY_MIRROR
自分の発言で気を害されたであろう出版社、電子書籍会社、そして一色先生に心からお詫び申し上げます。また様々なご教示リプライをいただいた皆様に深く感謝します。この歳になっても勉強すべきことはいくらでもありますね。で、自分で何が出来るかについて考えなきゃただの野次馬だよ俺、と痛感。
2012-03-08 18:36:47