富士登山の思い出

まとめてみました。過酷でもあり、でもなぜか温かさを感じ、このわずかのツイートに人間のロマンがあふれていると思います。
旅行 海あかり静岡号 富士山 登山 御殿場
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山中環太郎 @kantaroyamanaka
東海道線東京5時20分発静岡行き、海あかり静岡号。ついにこの列車にも乗り納めの瞬間がやってきた。この世界を走る列車の中で最も愛する列車にも別れの時がきた。富士山は雨で見えないかも知れぬが。車窓からの景色、まぶたに焼きつけん。東京発車!
山中環太郎 @kantaroyamanaka
今まで200回近く乗ったであろう、この海あかり静岡号。思い出は尽きぬが、最大のものは富士山に登ったことか。東京から乗ったその日、多摩川の鉄橋を渡る時に富士山があざやかに見え、まるでおいでおいでと手招きしているかのようだった。つられて国府津から御殿場線に乗りかえ、麓の街、御殿場に。
山中環太郎 @kantaroyamanaka
御殿場からは五号目までバス。そこから山頂まで一気に登った。持った食料は水のペットボトル2本とアンパンひとつ。普通、二日掛けて登り降りするそうやが、その時は全く知らず。ど素人の強みで午後1時前後に山頂へ。これは簡単と思ったが、下りが地獄だった。軽石覆う斜面で何十回と転倒しつつ下山。
山中環太郎 @kantaroyamanaka
五号目まで再び戻る頃には人生でもこれ以上は経験した事のない疲労に襲われていた。御殿場に帰るバスも尽き、途方に暮れていれば、何やら近づくあやしきひと。近くの土産物屋の人で、なんなら乗せてやってもいいという。乗せられたのは荷台。俺はブタか。しかし、やむをえぬ。運賃もしっかり取られた。
山中環太郎 @kantaroyamanaka
で、御殿場駅近くの見知らぬ路上で降ろされ、とぼとぼと、重い足を引きづりつつ御殿場駅に。で、御殿場線で沼津へ。で、そこに来た列車というやつが静岡発の街あかり東京号だったという話。いやな思い出も重い疲れも一気に退散。富士山頂に登ったという鮮やかな記憶のみが残った旅路になりましたとさ。

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