加藤直之さんによる、ぬえのパワードスーツとガンダムのガンキャノンのデザインの関連について

スタジオぬえのパワードスーツ(R・A・ハインライン『宇宙の戦士』より)と『機動戦士ガンダム』のガンキャノンのデザインの関連についての説明。
アニメ
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加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
ツイッターで、ぬえのパワードスーツとガンダムのガンキャノンのデザインの関連についての話題があったので、ここで説明。1)ぬえの母体となったSFセントラルアートの同人誌『クリスタル』の表3がいつも真っ白なのはもったいないとぼくが考え、SFマガジンの用に広告を(架空の)考えた つづく
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
2)その架空の広告として、『宇宙の戦士』のパワードスーツの解説、『宇宙戦艦ヤマト』の艦載機の戦術解説、半村良さんの「ムラサキイトユリ」の解説、などをでっち上げた。理屈付けは松崎・宮武が担当。イラストは僕が描いた。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
3)『宇宙の戦士』のパワードスーツの絵はぼくがテキトーに、その上半身(正面)を描いたが、ヘルメットのデザインやバズーカ砲の配置は、このときのものが後々まで残ることに。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
4)SFマガジンの2色オフセットページに、「小説に登場する宇宙船やメカ」を一同に並べて描くという企画で、再びぼくがパワードスーツを、『クリスタル』の時に描いた絵を元に、全身を、斜め横から見た絵に描いた。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
5)早川書房から新書で出ていた『宇宙の戦士』が文庫になると聞き、絵を描かせてほしいと売り込んだ。その時,後々まで読者の目に触れることになる文庫の絵に、『クリスタル』や、その時限りの『SFマガジン』のデザインでは「弱い」と考え、宮武に正式にデザインを発注
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
5)そして、今のぬえ版パワードスーツのデザインができ上がってきた。宮武はもういちど『宇宙の戦士』を読み直し、スーツの特徴を洗い出した。ヘルメットの形やバズーカ砲の配置はぼくのデザインがそのまま踏襲されていたが、小説にある描写にあわせて、横から見た頭の形を、よりゴリラに見えるように
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
6)ゴリラの頭は、横から見ると、目の上が前にせり出し、頭頂部はかなり後ろに後退している。この頭頂部を、僕がデザインした、頭頂部の中央にある各種センサー内蔵したパーツを後ろにずらして配置することで表現した。このパーツの名残が、後にガンダムの頭部、頭頂部の(ちょんまげ状の)デザイン。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
7)ぬえ版パワードスーツのヘルメットは、宮武により、アゴの前にあるパーツをヒンジにして前側に開くようにデザインされているが、そのヒンジの張り出しが、ガンダムのアゴのパーツに、エジプトのファラオのヒゲのような形で残っていると思われるが、これについては、ぼくの想像
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
8)以上、モビルスーツのルーツにもなった『宇宙の戦士』パワードスーツの説明でした
かちょー嘉一 @sleek00
@NaoyukiKatoh 『宇宙の戦士』と『ガンダム』のデザインの時系列についての話題のおそらく切欠になった発言をした者です。長年の疑問が遂に解決しました。ありがとうございます。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@sleek00 こちらこそ、有り難うございます。妻に話したら、「直くん←ぼくのことね、が生きているうちに書いておいたほうがいいよ」と言われたのでw
小林治 @osamukoba
@NaoyukiKatoh 宇宙の戦士のスーツのデザインは進化して行ったんですね。そこまで詳しくは知らなかった。 松崎さんはガンダムに参加されてるけど、ガンダムは宇宙の戦士の影響が大きいですよね。マチルダとかも、ちょっと、、。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@osamukoba 高千穂が『宇宙の戦士』を富野さんに「読ませた」とは聞いてますが僕はよく知らないのデス。『ガンダムセンチュリー』も、僕は注文通りに何枚か絵を描いただけ。数年前にUCカバーで角川編集部に「背景」の資料を請求したら届いたのは『センチュリー』のコピーでしたw
へへへひい @ltuwhao
@NaoyukiKatoh 加藤さんが描かれた最初の「宇宙の戦士」のカバーは、手前にパワードスーツが壊れて横たわってバックに脱出ロケットが飛び立ってるやつですか?
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@ltuwhao 青い絵が最初のカバー(1977年)です。背景が黄土色で砂漠の絵が2枚目(1994年)。→http://t.co/67BNb02S 砂漠の絵に2体のパワードスーツを加筆した絵がトール文庫版(2009年)のカバーです→http://t.co/EZATna1T
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
そしてこちらが、画集アプリの表紙(予定・制作中)→http://t.co/K4CE2I13
へへへひい @ltuwhao
@NaoyukiKatoh 返信ありがとうございます!最初に発売されたカバーでいきなりぶっ壊れた画だっていうのが、戦争の悲惨さを語っているようなw  画集アプリ出るんですね!あと特撮リボルテックも期待してます!
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@ltuwhao もちろんそういった意味合いもありますが、単純に壊れたメカが好きなのです(内部を見せたかったのです)。廃墟も好きです。
EGAWA TOSHIYUKI @toshi_egawa
@NaoyukiKatoh 今晩は。パワードスーツさんは相変わらずうつむいて卵拾いですか?元気がなさそうに見えて残念です。 網棚の上の荷物を片手で掴もうとする姿勢なら、きっと元気そうに見えて見栄えもすると思いますよ。生意気な感想ですみません。(私、今でも時々クリコンに出てます。)
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@toshi_egawa いつも前屈みなのは、(背中に重い荷物を背負っていることもありますが←人間は軽いので)、宮武が、パワードスーツのポーズの基本は前屈みだよ、といつも言っていたことに由来します。もちろんゴリラのポーズを彷彿とさせる演出でもありますが。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
『クリスタル』に載っけたパワードスーツの上半身の絵デス→ http://t.co/JhbAOgxn
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
ぬえのパワードスーツの基本ポーズは前屈み、のつづきだよー(風呂に入ってました)。中の人が脚をまっすぐにして直立しているときでも、スーツの膝部分は、若干、前に出ていて、ちょうどゴリラのようにいつも膝を曲げているようなデザイン処理になってます(これも宮武のこだわりのひとつ)。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
そして最後。腕もゴリラのように長くしたい。そこで宮武が考えたのが、スーツの手首から先は純粋なメカ。人間の手首は、スーツの前腕部分の中に収まっていて、その動きをトレースしてスーツの手に伝える。だから前腕が、ゴリラのように太いのよ,というアイデア。僕はこれがとても好き。
加藤直之(スタジオぬえ) @NaoyukiKatoh
@kinobun 頭頂部のパーツ(センサー類が入ってる)が後ろにあるのは、前にかがんだり伏せのときにセンサーを上のほうにするため。目の上が前にせり出しているのは、伏せの体勢で目を守るため、かな。小説の描写にあわせてあるのがミソなのですが、膝が前に出てる理由はいまのとこ不明ですw
人住鳥 @htsmtr
玉子つまんでてぇ顔が見えてる。ン首が長いのかな。 RT @NaoyukiKatoh 『クリスタル』に載っけたパワードスーツの上半身の絵デス→ http://t.co/hRJsN5RH
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