東北大助教、堀田氏(QEnergyTeleport)のツイート

主に量子力学の話について、堀田さんの何度もの連続ツイートをまとめたもの。最初から最後まで繋がっているわけでは全然ないので、飛ばし読みして面白い部分を探してもOKです。 他の人との会話もあったのですが、相手の発言も拾わなければ分からないものは省きました。当初は誰でも編集可能にしていましたが、堀田さんのツイートは追加できない(はずな)ので、停止しました。
物理
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1月21日

@QEnergyTeleport
臨死体験は、興味深いテーマ。世界中の人類の歴史に大きく影響してきた。⇒臨死体験で 「あの世」を考える - 特集 - 本に出あう - BOOK http://t.co/L3PcX6am:朝日新聞社の書評サイト #bookasa http://t.co/T9fypwxF
@QEnergyTeleport
意識の問題は、物理的視点から個人的に興味がある。しかしペンローズや茂木さんの量子(重力)脳理論は、完全なる不支持。(但しペンローズ本の量子情報の記述には、賛同。量子テレポーテーションが生まれる前に、これに関わる先駆的な深い考察をしていた。)
@QEnergyTeleport
幸か不幸か臨死体験をしたことはないが、人が五感で感じた一見無意味とも思える大量の情報は、無意識化に蓄積するものだと感じた経験はある。
@QEnergyTeleport
学生でアパート住まいだった頃。数日連続して同じ夢をみた。(夢の中で、)ふと布団で目覚めると、自分のアパートの屋根が壊れて無くなっていて、青空が見える。夢を見続けていたある風の強いある日の朝、玄関が騒がしい。出ると目の前に、アパート裏の巨木が倒れて先端が玄関ぎりぎりのところに。
@QEnergyTeleport
弱くなっていたと思わる古木が、夜の強風で倒れてきていたのだ。その前の数日間には、その古木の状態など全く意識していなかった。しかし連続して危険を暗示するような夢。情報は確かに自分の中に入っていて、それなりの情報処理をして、危険を感じていたのだろう。不思議な体験、ではある。
@QEnergyTeleport
意識の問題を、量子情報理論の現代的切り口で最近考え直している。(と言ってもペンローズや茂木さんのような路線ではなく、きちんと科学になる健全なところまで)例えば我々の社会では、人間を1つの機械的存在として扱うことと、自由意思、意識をもつ存在として扱うことには内容的に全く違うだろう。
@QEnergyTeleport
(続き)しかし大変面白いことに、量子力学の測定にともなう「波動関数の収縮」においては、人間を一種の測定機械と思っても、自由意思のある意識をもつ存在と思っても、計算結果は変わらないのだ。(続く)
@QEnergyTeleport
(続き)自分がある系を測定すると、その系の波動関数は収縮するが、意識のある自分を観測する第2の観測者をみると、"自分"を含めた全体系の波動関数は収縮していない(ウィグナーの友人)。現代の量子情報理論の観点から言うと、私は、波動関数の収縮を物理的過程とみなせないと思っている。続く)
@QEnergyTeleport
(続き)ペンローズ等は「波動関数の収縮」を物理的現象と考えているようだ。しかし自分は測定者が持っている知識の増加に過ぎない現象と、現在考えている。(反対する人も結構いるだろう。)(続く)
@QEnergyTeleport
(続き)つまり波動関数の収縮とは、測定者の個人的体験行動で得た情報量の増加であり、従って個人個人によって波動関数は違うのだという立場。(続く)
@QEnergyTeleport
(続き)実際、ある1つの実験の測定結果を教えられた人と、知らされていない人が考える波動関数は異なる。しかし2人が共に検証可能なあらゆる物理的現象の予言において、その2人は同じ答えを出し、実験しても同じ結果を得るため、現象面ではなんの矛盾も2人は感じないのだ。(続く)
@QEnergyTeleport
(続き)ただ相手が言っている波動関数は、自分のと違うと2人とも互いに言う。波動関数の概念は、非常にプライベートなもの(個々の測定者に依存するもの)。個々に独立な意識をもつ存在が宇宙に出てきても、それを許容するように物理法則は準備したようにも見えて、大変興味深く感じている。
@QEnergyTeleport
しかしこのような見方も、単なる「人間原理」の結果かもしれないという「落ち」が待っている可能性もある。人間原理とは、意識をもつ人間が進化できた宇宙だけが、人間によって観測され、解析されるという前提からいろいろな予言を出すという、宇宙論分野でよく使われる論法。
@QEnergyTeleport
もし人間原理にほとんど全ての科学的疑問が集約されてしまったら、唯一残る疑問は「意識とは何か」かもしれない。意識は、なんらかの数学を計算機的な意味での言語として用いて、情報処理しているのは確かだろう。
@QEnergyTeleport
結局宇宙を煎じ詰めて残るのは、意識とある種の数学であるという視点は、東洋的でもあり、気に入っていると、ぽつりとつぶやいてみる。
@QEnergyTeleport
ちょっと説明が雑だった。でもTWだからご容赦を。独り言のつぶやきだし。。
@QEnergyTeleport
昨年出版された、KEK(野尻さんと同じところ)の筒井泉さんの「量子力学の反常識と素粒子の自由意志 」(岩波科学ライブラリー)は面白かった。http://t.co/H9zzZVL6 筒井さんは量子情報も素粒子物理もする方。ベルの不等式の破れをB中間子等の実験で検証するお仕事もある。
@QEnergyTeleport
量子情報科学が古い物理世代の波動関数のイメージを大きく崩した部分は、「波動関数は、同じ状態の粒子を多数(無限個)用意した、その集団に対してのみ有効な概念」と誤解していた部分かも。(今でもこう考えている物理屋は多い。)
@QEnergyTeleport
しかし量子暗号理論で明らかになったことは、ただ1個の粒子にでも、波動関数(量子状態)を考えることの重要性。
@QEnergyTeleport
勢いでラフにつぶやいてしまったが、言いたいのは常識的なこと。「波動関数なんて、物理的存在でもなんでもなく、人間がその物理系に対してアプローチできる情報の総体に過ぎない」ということ。
@QEnergyTeleport
「波動関数=アクセス可能な情報の集まり」なのだから、人が知識を得た瞬間に波動関数がパッと変化したって何の不思議もない。この意味の観測問題は存在しない。(ホッとした物理屋が多い気がするのは何故(笑)) =終=
@QEnergyTeleport
コメント:波動関数を物理的実在と思う物理屋は、エヴェレットの多世界解釈を採用していることが多い。日本でも宇宙論分野のみならず、物性分野でも結構支持する人がいるのが意外。

1月22日

@QEnergyTeleport
量子力学における波動関数の実在性を唱える人達が「多世界解釈」を採用していることが多いの件で補足。これは最近米国でも流行の「多宇宙理論」とは違う物。
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コメント

Satoru Inoue @Inoueian 2012年3月9日
.@QEnergyTeleportさんの、主に量子力学関係の連続ツイートをただただまとめた物を作りました。トピックごとに分けてまとめても十分濃い内容のものを、何度も書かれていた事に感謝です。
(饅頭猫♨️) @hdkn46 2019年3月4日
ミジンコを使った二重スリット実験とかロマンスがありあまる☺️
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