- kamawanujp
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芥川賞、直木賞を獲らなかった(獲らせるべきだった、実は獲ってない)作家を考えてみる。太宰治、三島由紀夫、星新一、小松左京、広瀬正、筒井康隆、村上春樹、島田雅彦…
2011-01-18 08:54:48芥川賞ダブル受賞では、小説作品としてはこちらの方のほうが気になるな。田中英光、藤澤清造に傾倒… http://bit.ly/htWV5o
2011-01-18 15:46:58いきなり三島由紀夫を読むとして、統合失調症の症例をゴテゴテと美文でコーティングした「金閣寺」なんか読んじゃだめだよねw 開高のベトナム闇三部作とかも同じ。
2011-01-25 14:50:42ふむー「苦役列車」読んだ。作者の昭和末ではないが、自分も平成初頭まで高校〜大学の学生人足をしていた。「稼ぐに難く使うに容易い」日当人足。あの沈黙と疲労だけの倉庫作業。作業明けの放埒。あの暗黒の青春が蘇る。
2011-01-29 11:03:30どちらかというと、主人公の北町貫多側ではなく、学生の日下部の立場がおれだ。新木場あたりで作者ともすれ違ったかもしれない。
2011-01-29 11:09:12この時代に私小説というのも衝撃だが、この時代だからこそ私小説の有効性を感じる。ラスト、そこはかとない無間地獄の倉庫の風景のなかに、主人公≒作者の不安定なりに未来と希望があってよかった。
2011-01-29 11:13:45渡辺京二「逝きし世の面影」は名著だよねー。外国人から見た幕末の日本。幻想と誤解と差別を超えた、豊かさに満ちた超近世に外国人は瞠目したのだ。
2011-02-06 09:49:10「美しいのは落日である。落日に続く夕焼けだろう。落日を追って、断崖の上を走っては清盛もどき「返せ、返せ……」と真っ赤に染まった太陽に追いすがると、やがて燗熟した火心がブルブル振るえながら波の果てに沈んでゆく」檀一雄『火宅の人』
2011-02-08 15:07:48山之口貘は全詩が好きだが、『会話』という詩が好き。「お国は? と女が言った / さて ぼくの国はどこなんだか とにかく僕は煙草に火をつけるんだが 刺青と 蛇皮線などの聯想を染めて 図案のような風俗をしているあの僕の国か! / ずっとむこう」http://bit.ly/eIzDj7
2011-02-08 16:51:45「私は今日も尚、何よりも海が好きだ。単調な砂浜が好きだ。海岸にねころんで海と空を見てゐると、私は一日ねころんでゐても、何か心がみたされてゐる。それは少年の頃否応なく心に植ゑつけられた私の心であり、ふるさとの情であつたから。」坂口安吾『石の思ひ』
2011-02-09 11:23:44坂口安吾をはじめてよんだのは「暗い青春 魔の退屈」(角川文庫)であることを思い出した。若きかまわぬよ。いずこへ…w http://bit.ly/eIAmjK
2011-02-09 11:29:10太宰は小説上手で、安吾は詩的なんだな。どちらも好きです。でも、もっと体力があってもっと詩的な檀一雄を偏愛してますけどw
2011-02-09 11:43:51みなさんルパンは、行きたしと思えどもな気持ちなんだなあ。そう銀座のバーって、年長者に連れて行ってもらいたいのだよね。そんな37の春。
2011-02-09 13:17:18中原中也と小林秀雄のBL?という漫画を読んだことがあったなぁと思ったら、amazonで高騰してる。評価も高いし…。実家にあるぞw http://amzn.to/gNbnrT
2011-02-09 16:11:58日本近代作家の漫画化ナンバーワンは関川夏央×谷口ジロー『 『坊っちゃん』の時代 』シリーズだと思うので、好きな人は万引きししてでも手に入れて読んでください。 http://amzn.to/i12yBw
2011-02-09 16:24:26