映画『RED』(RED:2010米)の英語表現
This couldn' t be more different from how I hoped to meet you for the first time.こんな初対面の仕方を望んでいたわけじゃないんだ:サラとフランクの初顔合わせはいきなりの逃走劇。couldは仮定法過去。
2012-03-11 00:12:47Is that thing acting up again?またテレビの調子おかしいの?:ジョー(モーガン・フリーマン)が老人ホームで映りの悪いテレビを叩いている場面。act upで「正しく行動しない/暴れる」。
2012-03-11 00:15:22Got a visit from a wet team.殺し屋集団の訪問を受けたんだ:暗殺部隊に襲撃されたことをジョーに知らせるフランクのセリフ。a wet teamとは、ここでは「血に濡れたチーム→人殺しをする集団」。「殺し」をwet jobと言うのと同じ。
2012-03-11 00:21:58Go figure.(こんな年齢になっちまうなんて)わけがわからんよ:自分の老いを皮肉るジョーのセリフ。Go figure.(不思議だ/信じられない)という表現は、命令文のGo (and) figure it out.(解決しに行け)がオリジナルのかたちと思われる。
2012-03-11 00:27:23You smell like Washington.貴様、さては政府の手先だな:被害妄想気味のマーヴィンが空港で後ろを歩いていた女性を突然抑えつけたときのセリフ。WashingtonはもちろんD.C.のことだが米国政府を指す言葉としても使われる。
2012-03-11 00:33:51Pair beats ace.2対1じゃ敵いっこない:空港でフランクとマーヴィンに囲まれた時のシンガーのセリフ。これはポーカーの手のことで、最強のカードであるace(エース)も1枚ではpair(ワンペア)には負けるという言い回し。1対1なら負けないぞというニュアンスも。
2012-03-11 00:40:57Make a hole!道を開けろ:消防隊員に扮したフランクが群集に叫ぶセリフ。Urbandictionaryによると潜水艦の乗員が使う海軍用語に由来するようだ。 http://t.co/tzmFe8wZ
2012-03-11 00:50:10You are all hard on the outside, but you are gooey on the inside.あなたって、見かけはタフだけど、中身は甘いんだから:フランクを治療するビクトリアのセリフ。gooeyは形容詞で「甘ったるい/ねばねばした」。
2012-03-11 00:54:23Stop already!いい加減にやめろ!:拷問を受けそうになるダニングのセリフ。副詞alreadyは肯定文では「すでに」、疑問文では「もう/そんなに早く」だが、命令文の最後につけて「もういい加減に」という苛立ちを表す用法もある。
2012-03-11 00:59:57Perhaps I could be of assistance.私がお力になれるのではないでしょうか:ビクトリアに救いの手を差し伸べるイヴァンの、非常に丁寧な言い回し。of assistanceはof+抽象名詞の形容詞句。
2012-03-11 01:09:08You still owe me a small favor.君はまだ俺に貸しがあるだろう:ラスト付近でイヴァンがフランクに言うセリフ。S owe O1 O2で、「SはO1にO2の貸しがある」。favorは「親切行為/好意」。イヴァンはロシア人なのでマーヴィンはフランクを咎める。
2012-03-11 01:15:16以上。映画『RED』(RED:2010米)は、批評家のレーティングはあまり良くなかったようだけど、シニア世代が活躍する痛快アクションとして十分面白かった。
2012-03-11 01:19:15CIAの若手・クーパーと、引退した凄腕・フランクが協力する最後のシーンは、アメリカ流の、"世代間の和解と協力の理想形"なのかもと思った。
2012-03-11 01:20:16