@kumouke これです。http://t.co/uPohcBX 書評はこちら。http://t.co/5qA516X
2011-08-21 18:13:54@l_z_b どうもです。さらっと書評を眺めただけですがオーウェンが入ってくるあたり中々ヘビーな感じですか・・・とりあえず書評だけでも読んでみます
2011-08-23 18:37:14@kumouke 読んでる限りはそんなに込み入った話ではないですよ。いまんところ主張としてはメアリ・ウィンザー先生と軌を同じくした話をしてますね(ウィルキンス先生のブログ参照 http://ow.ly/6afGE )。後半はまだ読んでないのでわかりません。
2011-08-23 19:51:18@l_z_b すいません、私事で返事が遅れました。シンプルな自然淘汰の重要性についてのエボデボではなくて、エルンスト・マイア辺りの分類学を射程に入れてるということでしょうか。もしそうなら種概念+エボデボの組み合わせは初耳なので興味深いです
2011-08-26 15:23:02@kumouke 超ざっくりいうと、19世紀の生物学ではFunctionalistとStructuralistの対立があって、Owenが代表格のSturacturalistが優勢になって進化形態学になった。こいつがEvo-Devoの前身。(続)
2011-08-26 22:27:46@kumouke (承前)で、このEvolutionary Morphorogyを20世紀に死に追いやったのが、Mayrの本質主義批判だったわけで。さらに現在になって、このMayrの本質主義批判は、おとぎ話やったんやないかという議論が出てきたというわけ。(続)
2011-08-26 22:31:33@kumouke マイアらの「"本質主義批判"に基づく形態学的生物学批判」を、「本質主義"物語"」Essential Storyと呼ぶようになりました。よってもって、本質主義物語への批判は、Morphologicalな生物学(=Evo-Devo)の復権を意味するわけです(終)
2011-08-26 22:37:09まあ、大変悲しいことに、わが国の哲学・思想業界ではそもそもの総合学説の成立あたりから話をする必要があることも多く、この1回転した状況まで説明するのはなかなかないような気もする、
2011-08-26 22:41:26というものの、本質主義の神話は、まだ生物学者の間でもピンピンしてるんじゃないだろうか。Evo-Devoが総合学説の死にどれくらい加担するかは、評者によって大きな差がある(パラダイム変換をもたらすというところから、単なる微調整に過ぎないというところまで)。これが私の理解です。
2011-08-26 22:45:46本質主義物語:D以前の一般的な体系学者・生物学者が自然種を必要十分な種と見なして、その種に属するメンバーは全て適切な特質をもっているとした。しかしD後に集団思考において種に必要な特質(この場合は形態?)があることを否定した。http://t.co/GV4ygwj
2011-08-27 04:59:27Pollyはこの物語がマイアのプラトン嫌い・ハルのポパーの読み方・カイン(ケイン?)のアリストテレス拒絶に基づいていると主張する。更に体系学者は慣習的に形而上学に疎く経験論によっているとし、それを"経験論物語"というタームであらわした。http://t.co/GV4ygwj
2011-08-27 05:21:32Müller-Willeのリンネの研究では、類型本質主義のバッドボーイとされているリンネが実際には経験的観察を巧みに行っていたことが論証された。Pollyも別の論文で公平な観察とはどうあるべきかを論じ、リンネが門についてアリストテレス式の分類を行っていなかったことを示した。
2011-08-27 05:45:38@l_z_b 背景の解説ありがとうございます。復権ですか・・・うーん、今更クラシックなモノに出てこられても、というかそこは争点にならないような気が。Gillbert先生くらいだったら遺伝子からの発生の調節・制御な印象なので総合説の微調整+αに収まりそうな感覚です
2011-08-27 06:13:49ギルバート先生の「Ecological Developmental Biology」も買ったのに手をつけてないな・・・どうしよう。
2011-08-27 06:16:17セーゲルストローレ先生の「社会生物学論争史」を読んで感動したから、科学社会学全体について何か批判をしたりはしない。あんな素晴らしい本が書ける人のいる分野がそんなにひどいわけが・・・
2011-08-27 07:21:03@kumouke ども。いやいやあくまで歴史の話ですよ(そのまま復権させたらアナクロニズムになってしまう)。死んだと思われていたリサーチプログラムが、実はしんでなかったという感じでしょうかね。
2011-08-27 09:33:05マイア先生の主張の典型と目されるのは「Typological thinking vs. Population Thinking」(1975)。翻訳あり(『進化論と生物哲学』)。ポパーからの影響を受けたとすれば、それはおそらくポパー『開かれた社会とその敵』(1945)でしょう。
2011-08-27 10:20:40ポパー好きなんだけど、個人的にはOpen Societyはあんまし評価できない。プラトンの解釈がひどすぎると思う。やっぱりLSDだよね。
2011-08-27 10:23:02哲学者だが分類学会の会長もつとめたことのあるD・ハルの若いころの著作「The Effect of Essentialism on Taxonomy: Two Thousand Years of StasisI & II」(1965)もこの神話の典型かな
2011-08-27 10:30:05ハルの知らないうちにポパー師が勝手に投稿したらBJPSに通ったってやつね QT @l_z_b: 哲学者だが分類学会の会長もつとめたことのあるD・ハルの若いころの著作「The Effect of Essentialism on Taxonomy: Two Thousand ……
2011-08-27 10:44:07すごい若い頃なんですよね。すごいなあ RT @leeswijzer: ハルの知らないうちにポパー師が勝手に投稿したらBJPSに通ったってやつね QT @l_z_b: ハルの若いころの著作「The Effect of Essentialism on Taxonomy
2011-08-27 10:52:16