2012年3月12日

斗ヶ沢秀俊氏の連続ツイートから

斗ヶ沢秀俊氏@毎日新聞が伊丹和弘氏@朝日新聞の座談会で議題にして欲しいことを連続ツイート。
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伊丹和弘@マリサポ兼記者 @itami_k

毎日新聞の斗ヶ沢記者 @hidetoga のつぶやきは本当に参考になる。うちのつぶやく記者に参加して欲しいぐらいだ(エッ?w 原発事故関連では朝日の奥山記者 @okuyamatoshi のつぶやきも要チェック。僕をフォローするぐらいならこの2人をフォローすることをお薦めします。

2012-03-12 16:18:20
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

多謝です。さっそく奥山記者のフォローを開始しました。@itami_k 毎日新聞の斗ヶ沢記者 @hidetoga のつぶやきは本当に参考になる。うちのつぶやく記者に参加して欲しいぐらいだ(エッ?w 原発事故関連では朝日の奥山記者 @okuyamatoshi のつぶやきも要チェック。

2012-03-12 17:20:53
伊丹和弘@マリサポ兼記者 @itami_k

それではお駄賃wとして、明日、弊誌で震災・原発報道の検証座談会を行う https://t.co/DWFQeJ8T https://t.co/uhtcxJql のですが、そこで、議題として欲しいことを教えていただけませんか? RT @hidetoga 多謝です。

2012-03-12 17:29:08
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

伊丹さん、これから論点をいくつかつぶやきます。@itami_k 弊誌で震災・原発報道の検証座談会を行う http://t.co/U0nGlj77http://t.co/U0nGlj77… のですが、そこで、議題として欲しいことを教えていただけませんか

2012-03-12 19:29:05
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

(検討すべき点)まず、原子炉工学や放射線影響に詳しい記者が少ないことが問題点です。弊社では原発研修を隔年で実施していますが、それだけでは足らない。今回は科学部だけではなく、多くの部の記者がこの問題の記事を書いたため、時には理解がかなり不足した記者が書くということもありました。

2012-03-12 19:34:52
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

せめて、事故発生後に社内学習会を継続的に開くことが必要だったと思います。また、枝野官房長官が単独で会見していたことに私は疑問を持っています。枝野さんは大枠の話をして、その後に原子炉工学専門家、放射線影響専門家がリスクコミュニケー田―として詳しい話をするという形式にすべきだったと。

2012-03-12 19:38:54
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

それをメディアは求めるべきだったし、それをすれば「ただちに健康に影響はない」と きちんとした意味をもう少し理解してもらえただろうと思います。政府にはリスクコミュニケーションの意思も能力もなかったと、私は判断しています。

2012-03-12 19:40:49
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

誤字ご勘弁。次に、新聞の「中立公正」の問題です。今回、放射線影響についてまとめた記事のほとんどは、データに基づいて健康影響は少ないと述べる専門家の後に、危険を煽る方のコメントが付きました。バランスを取る、双方の言い分を書くという「中立公正」により、読者は混乱しました。

2012-03-12 19:45:55
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

中立公正から離れて、データに基づく一貫した論理で「影響はない(小さい)」と言い切っていたのは、外部の寄稿者だけです(例えば、毎日新聞の中川恵一さんの連載)。弊社は「記者の目」があるので、私はその旨を早い時期に書きましたが。

2012-03-12 19:49:47
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

続いて、「予防原則」は正しいかどうかです。水俣病などの公害病の 経験を通じて、「因果関係や影響の大きさが分からない場合は、安全側に立って予防策を講じる」ということが、無条件に正しいと思われるようになりました。本当にそうでしょうか。

2012-03-12 19:56:04
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

放射線影響の場合、人体影響の程度やメカニズムはかなり分かっています。低線量被ばくの場合、どの程度の影響があるのかという点については、議論があります。しかし、まともな専門家の間では、「確定的影響はない」(死亡、脱毛、生殖能力への影響など)ことに異論はありません。

2012-03-12 20:00:09
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

低線量被ばくの健康影響は「確率的影響」(がんの過剰死)に限られ、かつそれは、喫煙や運動不足、野菜不足などほかの発がんリスクに比べてずっと小さいので、統計的に検出できないという認識は専門家(まともな)の間で共通しています。

2012-03-12 20:03:50
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

あったとしても極めて小さいリスクなのに、「影響はわからない=予防原則に照らすと、できる限り被ばくを防ぐべきだ」となり、ゼロリスク志向につながる。計画的避難区域指定の際、「避難のリスクと放射線リスクの比較」がきちんと政府内でされていたら、全村避難指示にはならなかったでしょう。

2012-03-12 20:10:45
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

ご指摘に感謝します。@KS_1013 この点については民間事故調の報告書でも評価を出してます。枝野長官には保安院の安井審議官、放医研の酒井教授がついていたが、時間的切迫状況の中、不十分な会見にならざるを得なかった。

2012-03-12 20:14:59
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

最後に「SPEEDI」(以下SPEと略)について。「SPEの予測データが公表されていれば、より適切に避難できた」という意見をしばしば聞きますが、これは誤りだと思います。政府が3、10、20キロと避難指示を出したのは、3月11~12日のこと。実際の避難は多くが12~13日でした。

2012-03-12 20:21:05
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

この避難は原発の爆発や火災に備えることが主眼で、避難範囲は同心円状にならざるをえません。実際に放射性物質が大量に地上に落ちたのは、3月14日夕方以降。仮に12日の時点で、SPEで予測したとして、14日午後までの風向きと落下場所が正確に予測できたとはとても思えません。

2012-03-12 20:27:23
斗ヶ沢秀俊 @hidetoga

結果として、線量の低い川内村から、より高い郡山市に避難するというような皮肉なことになりましたが、最初の同心円状避難を批判するのは適切ではないと考えます。朝日の伊丹さん、以上、思いつくままつぶやきました。ご検討とご健闘を。

2012-03-12 20:30:32

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