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音楽技術史:音楽とPAとVOCALOID

2012年3月8日・9日に開催された「ミクの日大感謝祭」を終えて、武井一雄氏が綴る音声合成歌唱への音楽技術史。 次 音楽技術史:電子楽器の台頭と音声合成歌唱の未来 - Togetter http://togetter.com/li/272551
音楽 P-A 音響 武井一雄 初音ミク VOCALOID
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武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
新しい技術が新しい音楽を生むと信じる者ですが、その観点から初音ミク、あるいは音声合成歌唱の音楽技術史w的意味をとめもなくツイートしてみようと思います。あんまり追いかけてないので既出かもごめん。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
新しい技術があらたな音楽表現を可能にし、新しい音楽が生まれるといったことは、過去に何度も繰り返し起こってきたことです。真空管の発明が電気拡声を可能にし、声楽的な発声をしなくても大勢に歌声を聴かせることが可能になり、ドラムや管楽器と共演可能にもなりました。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
1920年代ごろ(調べてないので違ったらごめん)トーキー映画のために急速に発展した拡声技術がこうしてジャズやブルースのボーカル表現を大幅に拡張したことは間違いないと思います。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
1950年代に大量生産が始まったソリッドボディのエレキギターは10年ほどかけてロックの誕生に大きな影響を与えたと思います。それらは単に大音量を出せるだけでなく、ハウリングしにくく歪ませることも容易でした。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
強いアタックと強力な低音エネルギーを持つエレキベースがドラム奏法に与えた影響も少なくないと思います。キックドラムの重要性はエレキベース以降大きく変わりました。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
シンセサイザーももちろん新たな音楽を産みました。シンセサイザーそのものもそうですが、その自動演奏装置との親和性の高さがより大きな変革をもたらしたと言えるでしょう。広義のシンセサイザーとシーケンサの組みあわせであるドラムマシンが産み出したものの重要さは言うまでもありません。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
技術が音楽に与えた影響は新しい楽器だけではありません。多重録音が可能にした音楽、マルチマイクによるダイナミックな音が演奏スタイルに与えた影響、また、轟音の中で囁くように歌うスタイルは昨今のPA技術なくしては困難です。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
このような例を上げれば枚挙にいとまがないですが、いづれも電子技術などの発展、低廉化がもたらした必然的な進化だったと言えます。レス・ポールがいなくてもモーグ博士がいなくても、エレキギターは生まれ、シンセサイザーも発展したでしょう。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
そして、これらの技術進化が必然だとすれば、それらが音楽にもたらした変化もまた必然だったのではないでしょうか。、それらの変化は当時はあるいは「流行」であり、ときには伝統的な本物の音楽からの退化、退廃ととらえられることもあったでしょう。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
しかし、変化は不可逆的で、例えひとつのスタイルが廃れたとしても、それは次に生まれるスタイルの礎になっているのです。此の100年、音楽は音として記録され、音楽を愛するものは過去の音楽と無関係でいられるわけがありません。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
そして21世紀、私達はボーカロイドを手にすることになります。それはハード的には低廉なコンピュータの処理能力向上の必然であり、またごく少数の先駆者の執念の成果といえるかもしれません。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
しかし、言葉と旋律を合わせた「うた」 というある意味人類最強の表現を、身体能力に依存せずに機械合成で再現したいとう欲求は普遍的なものだったと思います。もしもボーカロイドが生まれなくても、別の歌声合成技術がいつか生まれていたことでしょう。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
それ「UTAU」のようなものかも知れませんし、Softalk+Melodyneのようなものかも知れません。剣持さんがボーカロイドを作らなければあと10年かかっていたかも知れません。しかし、いつかは誰かが歌声合成技術を実現したのではないでしょうか。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
だとすれば、ボーカロイド音楽が一時の流行りか否かなど論ずるまでもないことです。技術の進歩が歌声合成を可能にし、ボーカロイドが新しい音楽表現をもたらした。この変化は不可逆的です。私達は人間の肉体的表現では無い「うた」を知ってしまった。もう戻れません。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
もしかしたらボーカロイドが別の歌声合成技術に取って替わられることがあるかも知れません。しかしそれは別の話です。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
2000年代に始まるボーカロイドの歴史のごく初期に「初音ミク」という卓越したボーカロイド(変な言い回しだけどそうとしか書けない)が生まれたことは、稀有な偶然に思えるかも知れません。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
しかし、新技術が生んだ全く新しい楽器(初音ミクを楽器とくくることには抵抗がありますが)には、極初期にエバーグリーンとなる名作が生み出されることが珍しくありません。レス・ポール、ストラト・キャスター然り、モーグ・シンセサイザーも然り。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
なぜそのようなことが度々おこるのかはまた別の機会にゆっくり考えてみたいと思います。 しかし、音楽がこれからどう変わっても初音ミクや初期のボーカロイド・キャラクターが何十年も愛され続けるに違いないと確信してやまないのです。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
たいしたオチも結論もありませんが、連続ツイート失礼いたしました。しばらく前から思っていて、大感謝祭に参加して確信したことのの一部をとりとめもなく書いてみました。

武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
PAミキサーの上で佇むはちゅね。9日の配信もPAミックスから送られた。: http://t.co/GXuBST1O #39_2012
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
もうひとつのふるさと、ヤマハのエフェクタSPX2000。プリセット39は指定席。 #39_2012: http://t.co/pUuTGFaA
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
「ハジメテノオト」のためだけに持ち込まれた初期のデジタルリバーヴ Roland SRV2000。「ターン!」 #39_2012: http://t.co/OIguEy2Q
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コメント

titan @titan755 2012年3月13日
ボーカロイド音楽が人気があるのではなく、初音ミクというキャラクターに人気があるのだ、という論に不安を感じていました。そうだとすると、初音ミクに代表されるボーカロイド音楽人気は一過性だということになるからです。初音ミクはレス・ポールやストラト・キャスターなんだと教えていただき、合点がいくと共に安心しました。
藤堂考山 @ko_zan 2012年3月13日
面白い考察。DX7のエレキピアノが長年愛されたように、Vocaliodは間違いなくヤマハが久々に出した音色のヒットである事は確か。でも、「DX7」じゃなく、あくまで「DX7の中に入ってるエレピの音色」と同じ立ち位置。DX7のエレピの音色は、時代と共に一音色として定着し、ローズピアノやウーリッツァーと同じような存在にはなっていったけど、音は残っても「形」は何でもよかったり。その音が出る機能があれば問題なかったり。キャラは一過性だと思うよ。申し訳ないけど。
titan @titan755 2012年3月13日
キャラは一過性でもボーカロイド音楽が普遍化すれば、初音ミク の名は金字塔としてずっと残るじゃない。
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