音楽技術史:電子楽器の台頭と音声合成歌唱の未来

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武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
昨晩のボーカロイドと音楽技術史に関する一連のツイートが思いのほかたくさんの方に読まれていて驚きました。ありがとうございました。ちょっと続きを書いてみたいと思います。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
音楽技術史:音楽とPAとVOCALOID http://t.co/UkXZyp3g の続きです。結論を求めているわけでもなく、よりとりとめの無いツイートになりそうです。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
新しい楽器が生まれて間もないときに、永く残ることになる銘機が生まれることが少なくないことを昨晩書きました。例えばエレキギターにおけるストラト・キャスター、鍵盤楽器においてはミニ・ムーグ、ローズ・ピアノ、ハモンドオルガン等々。。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
TR808などの初期のドラムマシンも忘れられません。これらはなぜ永く傑作とし残ったのでしょうか。その前に、それらの新しい楽器は何を目的に開発されたのでしょうか?
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
それらは既存の楽器の弱点を補うため、あるいは高価、大型な楽器のより手軽な代替え手段として開発されてきました。生ギターや生ピアノの音量を増強するために、高価なパイプオルガンの代替えとして。あるいは「あらゆる楽器の音」を合成するために。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
しかし、技術の未成熟さゆえ、新しい楽器は手本となった楽器の音とはまるで違う音色や演奏性に甘んじなければ無なりませんでした。既存楽器の拡張、あるいは模倣としては極めて不完全だったわけです。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
いつの時代にも新しい楽器を手にした演奏家は、その不完全の中に新しい音色、奏法を見出してきました。そうして生まれた音はもはや既存楽器の模倣ではなく、新しい楽器のオリジナルな音としてイメージを固めていくことになります。そこに優れた製品があればそれが原器となるのです。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
断定的な書き方になってますが、まぁそんな捉え方もあるよね?ぐらいのハナシです。ぐび。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
そうなると、模倣度において優れる改良製品が生まれたとしても、原器たる傑作機を超える支持を得ることはもはや容易ではありません。道具としての利便性から支持されるとしてもです。CP-80はフェンダーローズの代替えにはならないのです。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
そういう意味では、ボーカロイドという技術は、Vocaloid2で人声の模倣としては大きな隔たりがあるものの、多くの人にとって実用に足る段階に到達するという段階に達したのだと思います。そしてボカロ界における匠、wat氏が磨いた初音ミクがボカロ原器となったと。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
2007年版のボーカロイドの歌声は、人間のそれとは未だ異なります。が故に人にあらざるものが歌っていることが誰の耳にも明らかです。人で無いものが歌うことの意味を語れば100ツイートでも足りないでしょう。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
肉体を離れた歌声とは、自我から自由になった歌声とは?その意味は様々でしょう。しかし例えば、感情の抑制の効いたストレートな歌唱表現が、より純粋にうたそのものの魅力を伝えることはあるように思います。
Eji @ejiwarp
@meza3 口挟むのは失礼ですけど、VOCALOID2は確かに仰ったっ通り、人声の模倣としてはまた遠いが、それでもwatさんが「初音ミク」の企画で「あえて人にならざるものを作る」という発想にするのは特筆に値すると思う。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
@ejiwarp 失礼じゃないですよー^^ 肉感的でないビジュアルのヒトデナイ感も計算されていると思います。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
ストレートで抑揚を抑えたボカロによる表現を、手描きに対するフォントで書かれた文字と看破した方もいました。(ソース忘れました)
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
ボーカロイドやAutotune補正による無機的な歌唱も、それらに影響を受けた生身の人間による平坦な歌唱も、うたがうたとして純化していくひとつの流れなのではないかと乱暴にも書いてしまいます。
剣持秀紀 @kenmochi
あ、武井さんのお話が始まっていたのに気がつかなかった。でも今日は遅いので明日また読みますzzz
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
@kenmochi 今晩は特にとりとめないのです。おやすみなさいませ。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
丁寧に調声されたVocaloid3の歌唱は、人間の歌の模倣として新たな境地に達していると思います。もしも近い将来のボーカロイドの歌唱が、人間が歌うものと見分けがつかないのならば、それは人間の歌唱というほかはないでしょう。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
それはボーカロイド技術の到達点であり終焉なのでしょうか?いえ、そのときネオ・ボカロPたちは、今の私達には想像もつかない新たな表現を編み出すに違い有りません。ディストーションギターが、過剰な音程補正によるケロ声がそうであったように、新技術の斜め上をいく使い手が必ず現れると思います。
武井(さらにいくつもの)一雄 @meza3
1965年にボブ・ディランがエレクトリック・ギターに持ち替えた時、僕はそこにはいませんでした。しかし、ボーカロイド音楽がまさに始まった今、ここで参加できることはなんと幸運なのでしょう。ずっと将来「あのときあそこにいたんだよ」っていうときのためにドヤ顔をとっておきます。
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コメント

ざ_な_く&890P@超会議&超歌舞伎 @z_n_c_890_P 2012年3月15日
ミクの未来の可能性の一つはここにありますよ。 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8338445 どういうことかは是非考えてみて欲しい
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