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衰退して行く主権国家 - ネットワーク型組織の勃興

20世紀的前提から構造的に離れることのできない主権国家群は、21世紀に衰退していくだろう。理由は簡単で、彼らは21世紀の変化速度についていけず、多くの問題を自力で解決できないからだ。先進国の財政破綻がその前触れになるだろう。政府や大企業といったヒエラルキー型組織は完全に消滅はしないが、脇役に追いやられ、ネットワーク型組織が主役になるだろう。
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Eiji Sakai @elm200
遠からず「世界全体の」人口ボーナスが終焉するじゃないですかね。人口定常社会が訪れるのかも。医療が進歩して高齢者の比率は上昇。急速な技術進歩が深刻な「若老格差」を生み出し、社会不安につながりそう。 / “アジアの人口ボーナスの終焉” http://t.co/u8HEVecG
Eiji Sakai @elm200
私最近こう思うのよね…。超高齢化社会に、従来の枠組み(22歳で大学卒業、60歳まで労働、老後は遊んで暮らす)にこだわっていたら、絶対に対処不可能じゃないかな。あまりに難問が多いのだけど、たぶん問いの立て方が間違っているのよ。まず正しい問題を立てないと、無理に解いても仕方ない。
Eiji Sakai @elm200
「年金」とかいう考え方が自体が絶望的に古くさいんじゃないですかね。人々がバラバラの原始的個人で、相互扶助がなく、政府が全面的に年金と医療保険で支えるとかね。もっというと政府自体が、21世紀の評価経済的な枠組みにどうしても入って来られない時代遅れの代物という感じがする。
Eiji Sakai @elm200
最近、マスコミの報道をほとんど見ないんだけど、それはその陳腐さと古色蒼然が耐え難いからだ。物事を捉える枠組み(パラダイム)が古すぎるんだよね。現実と遊離した間違った問いを立てれば、それが解決不能であるしてもやむを得ないよ。21世紀には21世紀の認識の枠組みが必要なんだ。
Eiji Sakai @elm200
ちょっと遠い未来に掛けての話をする。そもそも近代の主権国家が誕生したのは、工業に国民経済全体をカバーする社会的インフラが必要だったからだ。道路・鉄道・通信・港湾施設・上下水道・電力・金融・公教育…。規模の経済が働く世界であり、政府によって指揮監督されるのが効率的であった。
Eiji Sakai @elm200
インフラは面的な広がりを持っており、ヒエラルキー的な大組織によって管理される必要があった。中央集権的政府と手を携えるようにして大企業が次々に誕生した。鉄道・通信・電力等々。
Eiji Sakai @elm200
このことを逆に考えると、面的な広がりをもつ社会的インフラが必要なければ、巨大なヒエラルキー的大組織も必要ないということなのだ。まさかと思うかもしれないが、インターネットは、ヒエラルキー的組織によって全部管理される必要ない新しい種類のインフラだ。ネットワーク的組織と呼んでもいい。
Eiji Sakai @elm200
現在、我々はネットワーク的組織の勃興を目の当たりにしている。計算資源が飛躍的に安くなり、網の各節点が賢くなって、節点間の複雑な協調動作が可能になったためだろう。もはや中央司令塔から全ての指示を受ける必要はない。市場とインターネットという分散的決定基盤が網状組織を有利にする。
Eiji Sakai @elm200
アフリカのマサイ族は、太陽電池からの電気を得て、携帯電話で意思疎通をしているという。従来型の全国一律のインフラの必要性が減少しつつあるのが見て取れる。中央集権から自律分散へ。ヒエラルキーからネットワークへ。21世紀のトレンドだ。http://t.co/gynKe3q3
Eiji Sakai @elm200
従来型の全国一律のインフラの必要性の減少は、主権国家の地位を脅かす。インフラの維持管理こそが主権国家の存在意義であったからだ。主権国家はすぐには消えたりしないが、21世紀を通じてその重要性は次第にあせて行くだろう。21世紀に彼らは招待されていないのだ。
Eiji Sakai @elm200
「攻殻機動隊」の「義体」という概念は素敵なんだけど、作品の世界観にのれないのは、考え方が古すぎるんだよね。政府が強力で陰謀が渦巻く方がドラマにしやすいんだろうけど、21世紀後半には従来型の強力な主権国家はもう存在しないよ…。理由は簡単で、彼らには問題を上手く処理できないからだ。
Eiji Sakai @elm200
.@badjoe2 ラストリゾートとしては国家の強制調停力は必要でしょう。でも現実には米国のような訴訟社会でさえほとんどの紛争は民間で解決されています。これからますます変化の速度の上がる社会で政府が果たせる役割は限定的でしょう。

コメント

ろあ @Rolan2501 2012年3月27日
@elm200 ユリイカ2005年10月号 特集=攻殻機動隊におけるTV版の監督と東浩紀さんの対談でも、『ネットワークや情報技術という点ではいまだに生き続けるアイディアを持った奥深い作品だろうけども、国家や警察、公案など社会的・人文的な面では耐用年数を迎えているかもしれない』という指摘が挙がっていますね。
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