リアルタイム視聴率と３日間視聴率と７日間視聴率

小牧 次郎 @mmbi_JIROKOMAKI

ここ10年間、アメリカで最も人気のあるテレビ番組と言えば、最近少しずつへたってきたとはいえ、ＦＯＸの「アメリカン・アイドル」であった。今でも、広告セールスに使われる指標、ＯＡから3日間の視聴合計人数を計算する「Ｃ３」ではトップだ。#NOTTV

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ちなみに速報であり、「オーバーナイト」でもトップ。これはリアルタイムの視聴人数だけが計算され、翌日の午前中に発表される。この数字が、確かに業界のその番組に対する雰囲気を決めてしまう#NOTTV

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ところが、ＯＡから7日間の、アメリカの広告業界が最も気にする18歳から49歳の視聴人数で計算すると、ＡＢＣの「モダンファミリー」が1020万人で圧倒的トップに立っている。「オーバーナイト」だと「アメリカン・アイドル」にもＮＢＣの「ザ・ボイス」にも負けているのに、だ。#NOTTV

小牧 次郎 @mmbi_JIROKOMAKI

今シーズンの7日間平均視聴人数では「アメリカン・アイドル」は18歳から49歳では「モダンファミリー」に負け、全世代ではＣＢＳの「ＮＣＩＳ」に負けそうだ。「ノンスクリプテッド（脚本のない）」のリアリティショウに対する「スクリプテッド（脚本のある）」番組の復権とも言える。#NOTTV

小牧 次郎 @mmbi_JIROKOMAKI

Ｃ３で録画視聴を３日間に限定するのは、それを越えると、映画会社やファーストフードチェーンにとっては、キャンペーンのタイミングがずれてしまうからだとされてきた。結果として、木曜日のＣＭ枠が一番高値で売れてきた。週末のキャンペーンに有効だからだ。#NOTTV

小牧 次郎 @mmbi_JIROKOMAKI

しかし、「モダンファミリー」は水曜日の放送であるが高値で売れている。録画視聴に強いことが評価されはじめたからだ。ＤＶＲでのタイムシフトだけでなく、オンデマンドのhuluでの2月の視聴数トップ４のうち、3つが「モダンファミリー」のエピソードだった。#NOTTV

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日本はまだ「オーバーナイト」だけでＣＭ枠のセールスが行われている。しかし、広告代理店マグナ・グローバルのＣＥＯティム・スペングラーは言う。「録画視聴の方が視聴者は集中して見る。忙しい時にリアルタイムで見るよりもましだ。ＣＭを早送りするとしても何らかの価値はある。」#NOTTV

小牧 次郎 @mmbi_JIROKOMAKI

日本のＦＯＸで「モダンファミリー」を見てみた。最初の部分の放送は逃したので９話と１０話を見ることになった。抜群に面白い。笑い声の入っていないコメディを見て、ひとりで声を出して笑ってしまうのは珍しい。いやあ、力あるなあ、ハリウッド。#NOTTV