
橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判4
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crape_myrtle_
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ちなみに、この考え方、私たちも神の子として招かれている、ということはパウロ書簡にもみられますし、『12使徒の教訓(ディダケー)』にも見られますね http://t.co/y7uh1drm 「アッバ、父よ」「私たちの父よ」と神に呼びかけることができる、ということを橋爪氏は知らない?
2012-03-20 15:43:51
はい、日本福音ルーテル教会 公式サイト ルターの小教理問答の「主の祈り」の解説 http://t.co/gNTyC59F 「問い 「天の父よ」この意味は何ですか。」 「答え わたしたちは誰でも、この方の子供です」 ・・・主の祈りを知らないキリスト教徒って、おいおい・・・
2012-03-20 15:48:57
イエスはニカイ信条や使徒信条にあるように「神の独り子」というのが基本理解。そして「(神の)長子」。そして私たちも神の子として迎えられているわけで。パウロの書簡 ロマ書8:15-17とか、知らないんだろうなぁ・・・
2012-03-20 15:53:46
ああ、ロマ書8章14節からか。「すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。 あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのである。」(ロマ書8章:14-15)
2012-03-20 15:57:46
@shinobuyoshi うおおおお・・・、これは難しい・・・ 創世記6章2、4節節はエノク書とかの天使の堕天だとすれば、なんとか受けいられないですかね・・・?、ホセア書2章1節はある意味新約的にも感じたりして(個人的な感覚ですが
2012-03-20 16:14:05
@DogRuskin 創世記の「神の子」は色々と解釈がありまして、私もよくわからないのです(単なる勉強不足です^^;)。知恵の書2章などと共通して、ホセアの方は新約の背景にもなっているものだと思います。尤も、新約の「神の子」理解には、皇帝崇拝からのアプローチも必要なのですが。
2012-03-20 17:14:13
@DogRuskin @shinobuyoshi 日本聖書協会のサイトにある聖書本文検索で「神の子」を検索するだけで、「ふしぎなキリスト教」の解説がまるで嘘っぱちだとわかりますけどね……。 http://t.co/j9O2pqQT
2012-03-20 16:20:16
@bible_go @shinobuyoshi おお、これはすごいサイトですね。『ふしぎなキリスト教』の個々の事例の反証も簡単に、山のように見つかりますね」
2012-03-20 16:25:34- 「ふしキリ」が提示するキリスト教

「ふしぎなキリスト教」の間違いに対していくら個別にミスを指摘しても、この本が持っている大きな物語の論破にはならないから、本質的な批判にはならないんだよな……。まあその大きな物語はヴェーバーからの借り物でしかないのだけれど……。
2012-03-20 16:08:26
キリスト教と現代社会の関わりについて、「ふしぎなキリスト教」以上にスマートな絵を描けないと、いくら批判してもあまり効き目がないような気がするなぁ。
2012-03-20 16:10:01
「ふしぎなキリスト教」が提示するキリスト教は、結局古代や中世の迷信なのです。キリスト教自身が生み出した科学がその迷信を消し去り、キリスト教の信仰は用済みになる。しかし信仰よって動機付けられた人間の行動様式だけは残って、それが資本主義を生み出した……、とかそういう話ね。
2012-03-20 16:12:31
ユダヤ教を無効化し、しかしユダヤ教を土台としてキリスト教が生まれる。キリスト教を無効化し、しかしキリスト教を土台として近代社会が生まれる。それが「ふしぎなキリスト教」の歴史観でしょう。キリスト教は現代人にとって、信じるに値しない過去の思想なのです。
2012-03-20 16:15:00
ユダヤ教はキリスト教によって乗り越えられた。カトリック教会の信仰は宗教改革によって乗り越えられた。キリスト教は近代社会によって乗り越えられた。これは日本の中学生や高校生が学校の教科書で習う歴史観でもある。「ふしぎなキリスト教」は豊富な事例を持ち出して、それを豊かに肉付けしている。
2012-03-20 16:18:02
「世界史」で習うのは英国ホイッグ党の歴史観っっ!!英国国教会低教会(カルヴァン主義寄り)とアメリカのWASP的な歴史観!ウェーバー的な歴史観!
2012-03-20 16:24:31- 『プロ倫』のテーゼは近年の研究では批判されている

ヴェーバーの世俗化論は、ここ数十年の宗教復興で、ずいぶん批判されているような。例えば、山中弘「宗教社会学の歴史観」http://t.co/tcLf6Wdu
2012-03-20 16:59:38
また、近年の経済史では、ヨーロッパの経済的優位は中世後期に既に確立されていたという見方が出てきており、もはや実証レベルでヴェーバーの『プロ倫』テーゼは成り立たないのではないか。http://t.co/VORjVcZM
2012-03-20 17:03:46
ヨーロッパが何故他の地域よりも経済発展したのかという問題については、近年大量データ分析による実証研究が進んでいるようだ。この問題について知りたければ、『プロ倫』を読むより、ダイアン・コイルの『ソウルフルな経済学』の第1章などを読んだ方が良いような気はする。
2012-03-20 17:11:58- 橋爪大三郎はルーテル教会(ルター派)ながら、ルター派の基本の基本、プロテスタントの基本を理解していない

橋爪大三郎がプロテスタントの基本、特にルター派(ルーテル派)の基本をまったく理解していないことについて①「信仰のみ」(信仰義認)の無理解。②「聖書のみ」の無理解。「信仰のみ」との混同。③「恵みのみ」の無理解。カルヴァンの予定説との混同。ここまではすでに述べました。続く
2012-03-20 19:20:26
(続き)④「万人祭司」についても無理解が見られます。彼は今まで指摘したように、召しだされたものとしてのエクレシア(教会)という概念を理解していません。「万人祭司」の根拠聖句、ペトロの手紙一2章9節を見てください。この「万人祭司」の「万人」は教会に属するもの、です。続く
2012-03-20 19:23:21
教会と関係ないところに牧師が立てられるでしょうか?牧師が執行する聖礼典は教会の中でしか行われないのはなぜでしょうか?「万人祭司」の「祭司」、つまり祭壇での儀礼を行えるのは、教会の中にあって、牧師として立てられたもののみです。「万人教祖」ではありません。
2012-03-20 19:25:35