広島教採塾さん「まずは一般的な授業技術、授業演出の訓練から」のツイート。

広島教採塾さん「まずは一般的な授業技術、授業演出の訓練から」のツイートです。
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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採でしばしば問われる模擬授業(場面指導)に授業開きというのがある。授業開きとは、ある教科のその学年での最初の授業のことだ。授業開きでは、その学年のその教科の導入、興味付け、動機付け、学習法の紹介といった要素が必要になってくる。最初の授業だからこそ子どもの心に響くものにしたい。

2012-03-04 15:23:59
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

例えば、高校2年の英語の授業開きなら、高校2年の英語ではどんなことを学ぶのか、どんなことができるようになるのか、どんな面白いことが待っているのかといったことを話したい。また、英語が苦手な生徒もいるだろうから、英語の効果的な勉強法なども紹介できればなおいいだろう。

2012-03-04 15:25:37
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

先ほどの高校2年の英語の例ならば、英語学習の面白さが実感できるような、あるいは、英語を学ぶことのエキサイティングさを実感させるような話ができればなおよいだろう。

2012-03-04 15:26:37
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

高校1年の数学の授業開きであれば、中学校の数学を踏まえて、高校の数学ではどんなことを学んでいくのかを理解させつつ、数学の面白さや便利さなどに気付かせる話し方も効果的だ。数学も苦手な生徒は必ずいるから、効果的な学習法について紹介して、苦手意識や抵抗感を少しでも取り除くことも大切だ。

2012-03-04 15:29:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

授業開きは、教師がその学年その科目の学習目標や学習内容を把握しているか、また、生徒を興味付け、動機付ける話し方について熟知しているかを評価することができるので、教採ではよく出題される。教師のその教科に対する想いも窺い知ることができる。

2012-03-04 15:32:22
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

授業開きで気をつけたいのは板書だ。授業開きはその教科の一番最初の授業なので、生徒のノートは新品、まっさらだ。その日の板書が生徒がノートに書き写す第1ページとなる。まっさらなノートのファースト・ページにふさわしい板書にしておくと、あとあとノートを見直しても気持ちがよい。

2012-03-04 15:34:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私が保護者なら、こどものノートの最初のページがどうなっているかを見ることで、教師の授業開きのレベルや、板書能力を推し量るだろう。新たな学年で希望を持ってまっさらなノートに向かっているそのフレッシュな気持ちに応えることができるような授業開きの板書を考案しなければならない。

2012-03-04 15:35:56
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そういった教師の様々な能力を測定・評価することができるので授業開きは教採でも重視されることが多い。教採受験予定者は自分の教科で、それぞれの学年での授業開きができるようになっておいてほしい。もちろん、素敵な板書計画とともに、

2012-03-04 15:37:16
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

授業開きとともに重要なのが、授業納めだ。授業納めとは、その学年のその教科での最後の授業のこと。最後の授業としての締めくくりの授業の構成要件とは何なのか、ノートの最終ページを飾るにふさわしい板書とは?授業納めもしっかりと準備しておいてほしい授業課題だ。

2012-03-04 15:38:46
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

授業開き、授業納めと並んで場面指導に頻出なのが学級開きだ。学級開きとは、担任としてその学級での年度初めの最初の講話(ホームルーム、学級での話)のことだ。学級開きでは、担任教師として、その学級への想いや期待や心構えなどを伝えることになる。どんな話が子どもたちの心に響くか。これも重要

2012-03-04 15:41:25
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

学級開きとは担任教師の自己紹介だけで終わってはいけない。自己紹介の後に、どんな話ができるか、子どもたちをどのようにまとめあげていくか、意欲付けしていくかが重要だ。学級開きの時の板書はどんなものになるか、これも興味深いテーマだ。教科の授業開きとは全然違う黒板の使い方となるだろう。

2012-03-04 15:43:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

現職の講師をしている教採受験者も、授業開きや授業納め、学級開きは不得意であることが多い。模擬授業としての出題はなくても、場面指導としての出題は充分に予想されるので「見せ場」のある話し方、板書の仕方を身に付けておいてほしい。直接の出題がない県もあるだろうが模擬授業の好訓練にはなる。

2012-03-04 15:47:45
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

広島県の教採の場合は、模擬授業は一定の教材内容が示されてのものとなるが、授業開きや授業納めの練習をしておくことは、授業での話し方、板書の仕方、指導言の訓練には最適だ。どこが出題されるかわからない模擬授業は、まずは、一般的な授業技術、授業演出の訓練から始めるのが効果的だ。

2012-03-04 15:50:01
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

一般的な授業技術、授業演出の力を固めてから、個別の教材内容の授業化を訓練していくのが最も効率がよい。

2012-03-04 15:51:03
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そして、この訓練は教採のためだけでなく、教師になってからの日々の授業にも充分に役立つ。

2012-03-04 15:51:59