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茂木健一郎 @kenichiromogi
しゅりんくっ! ぷれいりーどっぐくん、おはよう!
茂木健一郎 @kenichiromogi
「連続ツイート」第540回をお届けします。文章は、その場で組み立てながら即興的に書いています!  本日は、昨日読んだ、ある重要論文について。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(1)昨日、内田樹さんの 「教育の危機と再生」 http://t.co/LMYw9Bdd を読んで、重要なことが書かれていると感じた。そのことについて言及したい。教育において大切なのは、ダメなひとをなくすことではなくて、「オーバーアチーブ」する人を出すこと。これ、本質です。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(2)そもそも、標準化された「学力テスト」の数値自体には、あまり意味がありません。それは現代社会におけるコモディティ化した能力であって、学力テストで好成績を収める生徒が出ても、その人は現代社会に適応しないし、日本も救われない。大切なのはイニシアティヴ。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(3)技術界におけるスティーヴ・ジョブズ、文化の世界のビートルズ、科学におけるアインシュタイン。このような「オーバーアチーブ」する人を出すためには、標準的な学力テストは何の意味も持たない。なぜならば、突出する方向は、人によって違う。わかりやすい数値化などできないのです。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(4)日本の教育の再生にとって必要なのは、学力テストの成績を上げたり、そのために競争させたりすることではなく、フルスイングで場外ホームランを飛ばすような生徒を見つけ出し、奨励すること。すごいことをやった生徒に、大阪市長賞を出せばいいのです。そのことが全体を引き上げる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(5)同じことは、教員の資質向上についても当てはまります。あるルールを民主的な手続きで決める。これはいい。しかし、それを遵守することが教員の評価の最大のテーマだったり、「不良教員」を見つけ出し排除するロジックは、フルスイングで場外ホームランを打つような教師を生まない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(6)むしろ話は逆で、すばらしい活動、教育をしている先生を見つけ出し、その人に大阪市長賞をあげればいいのでしょう。みんなの前で大いに褒めたらいい。君の教育法は画期的だ。すばらしい。教育界のオスカーをあげよう。場外ホームランを飛ばす教師を見いだすことが、全体を引き上げる。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(7)落ちこぼれをなくしたり、ダメ教師を排除したりするのは、実は、日本が従来得意としてきた「ものづくり」の発想に似ている。不良品を出してはいけない。そのために徹底した品質管理を行う。歌っているかどうか口元を見つめる。しかし、世界はすでに「ものづくり2.0」に移行しています。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(8)iPhoneやiPadに代表される「ものづくり2.0」の世界では、品質管理自体は市場における優越を決定する要因ではない。むしろ、フルスイングの場外ホームランのような新しい発想が必要。そのような「オーバーアチーブ」のプレイヤーを、息苦しい標準化の空気は決して生み出さない。
茂木健一郎 @kenichiromogi
だよ(9)「教育改革」の結果が、標準的な学力テストで好成績を収める子どもたちの群だとしたら、陳腐でコモディティ化した人的資源にしかならない。ダメなところに神経症的にこだわるのではなく、よい人たちに劇的なスポットライトをあてる。大阪市長賞を、教育界のアカデミー賞にすればいいのです。
茂木健一郎 @kenichiromogi
以上、連続ツイート第540回「ダメなものを排除するのではなく、良いものに光を当てた方が場外ホームランを飛ばすオーバーアチーブ出るよ」でした。

コメント

思考機械@原付一種を愛でる教 @thinking_m 2012年3月21日
大筋は同意したものの、少し違和感。 仕事中なので、帰宅してからじっくり読んで感想書く。 コメント欄に書くかどうかはわからないけどw
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