倉橋香里奈(@karinakurahasi)さんのAIRとまどかマギカ神学

倉橋香里奈 @karinakurahasi

何にせよ、ゆまの「何時かは今じゃない」はある意味で最強の言霊の一つだとは思う。そうでも思わなきゃ魔法少女ならずとも人間、とてもじゃないが生きては行けない。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

魔法少女倉橋花梨のどうでもいいかも知れない話、マギカ神学。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

観鈴ちんもまどかもイエスキリストに譬えられる事が多いね。（まどかの場合震災で先送りされた放送期間が復活祭の時期と重なったのも理由の一つなんだっけ？）規模的には惑星霊級の翼人と、全次元宇宙霊級の女神とで桁違いだけど。機能的にも違いがある。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

翼人は地球の精霊、星の記憶の語り部にして星の浄化機構。観鈴ちんに降り掛かった呪いの内容は三つ。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

1.他の翼人種族が絶滅している為、本来同一種族に分業で引き継がれるべき全ての惑星の記憶が只一人の適合者（翼人に一番近い精神性を持つ只の人間）に継承される。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

それが人類の許容限界を超えているので継承が完了しないまま死んでしまう。また継承を済ませられないので最後の翼人側も役割を終えられない。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

2.継承される記憶の中には人類の殺業の歴史や傷を負った被害者の苦痛の記憶も含まれている。それらは呪詛として記憶を引き継いだ人間及びその周辺の人間に害を与える。（観鈴の癇癪は無意識下で親しい人を遠ざけて穢れの呪詛に巻き込まないようにしている為に起こるもの）

倉橋香里奈 @karinakurahasi

3.最後の翼人が術で空に呪縛封印されている為、方術を以って呪詛の浄化をバックアップしてやる事も出来ない。また縛されている最後の翼人の魂を解放して親しい知己の魂の下に送り出すことも出来ない。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

翼人は惑星の記憶を引き継ぐ惑星の心である為に、その精神が完全に絶望に染まった時に惑星の存在は否定され自壊を始める。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

最初の呪いは観鈴ちんが気合いで全部の記憶を継承した事で解かれた。二つ目の呪いは幸せの記憶で呪詛を相殺することで解かれる。三つ目の呪いは往人さんが烏に転生する事で翼を得て解きに向かった所でED。転生の際に国崎歴代の法力と記憶を使っている＝柳也や裏葉を空に連れて行ける。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

かのりんルートは一番遠回りだが、母親の想いの通りに、使命に縛られず人間として幸せを追い求めて、少しずつ幸せの記憶で空に居る少女の呪詛を中和する道。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

なぎールートは地上にばら撒かれた羽根の欠片であるみちるを通して直接結構な分量の幸せの記憶を空に届け、更に伴侶を得て使命の遂行を次世代に継続する道。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

観鈴ちんルートは観鈴ちんと神奈をリンクさせて直接最大限の幸せの記憶を叩き込む事で一気に全ての呪詛を浄化して使命を往人の代で完遂させる道。後者になればなるほど道は険しく、犠牲が大きく、その結果失ったものに比例して大きく即時性のある結果が残せる。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

幸せの記憶で人類の争いや他の生物を絶滅に追い遣った記憶、翼人を傷付けた記憶等が中和される事で、惑星霊は慰められ人類の未来に希望を持てるようになる。そして最後の惑星霊が役割を終えて消えると同時に地球の未来は翼人の次世代の生物たる人類に託される。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

これはあくまでも、人間よりひとつ前の世代の生き物の物語。そしてここから続いていくのはこの惑星の上で繰り広げられる人間の物語。少年も少女も役割を終えて、次は別の人間の役割を持って地上に帰って来る。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

一方でまどか達は、人間から始まって人間の次の世代、人間ではない何かになった者達が、惑星や宇宙が終わった後で続いていく希望の物語だ。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

良く「女神になって全てを背負い込んだまどかの日常生活が犠牲になっている、ほむらはこっちの世界に残されて離れ離れだ、家族も置き去りで本質的な解決ではない」って意見を見る気がするのだけれども。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

元よりあの世界は破綻する事が確定している。だからこそ、インキュベーターは人類の感情エネルギーを掻き集めて宇宙を維持しようと考えた。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

尤も、【本当の魔法≪円環の理≫】に到達したのはまどかだけなので、実際にはQBはエントロピーを覆すのには成功しておらず、単に魔法少女達にしわ寄せを押し付けただけになっているけれども。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

この宇宙の仕組みとして、物理法則に従う限りは、エントロピーの増大は抑えられず、やがて宇宙は熱的死を迎えてしまう。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

QBは物理法則を無視できる意味的なエネルギー源を用いる事で宇宙がロスするよりも多くのエネルギーを生み出せば宇宙の寿命を延ばせると考えた。この世界の寿命を延ばす事で滅び行く世界を救おうとした。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

女神まどかが実現したのは人類（やQB）よりも一歩進んだ生命体（というか概念）に進化する事。そしてこの物理法則に縛られた次元宇宙の外側の領域で存在する事。つまり、現世で死んで来世で天国に行く道を確立したようなもの。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

そもそも魔法少女になった時点で彼女達は人間をやめているのだけれども、概念になったまどかはそういった次元すら超越して俗に言う神様になった。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

持ってる力の強大さもだけど、時間とか空間とかそういうのに囚われずにただそういう概念だと認識される、そういう概念が存在し得る全ての時間全ての場所に存在しえる普遍的な存在になった。

倉橋香里奈 @karinakurahasi

時間とか空間の概念を超えて永続性を得た。（それは因果律を超えて自分で自分を浄化可能になり意味的に∞の魔力の循環の構築に成功したって意味でも永遠である。）