渡邊芳之先生@ynabe39の「国立大学法人が経営と教学を一体化して学者に経営をさせたことの結果がこれだということは何度でも言わなければならない。」
職種AにBとCの勤務形態があって、CよりBのほうが誰から見ても望ましいが、多くの人がCの状態にある。ほかの職種でも同様なので全職種でそれを改善するためにCを制限しようとする。しかし職種AではBの数を増やすことも制限されている。結果として職種Aに就くことすらできない人が増える。
2012-03-23 06:13:24この問題の中で「本質的である」のは一体どの部分か。「この人の明日の仕事がなくなる」ことと「全体として雇用がどんどん縮小していく」ことのどちらをより問題視するか。
2012-03-23 06:15:41実際に大学の現場では非常勤研究者の解雇は民間の非常勤職員解雇よりずっと簡単でかつ絶対に文句を言わせない仕組みになっていることを「そのほうが若手研究者のため」とはさすがに言えないと思う。
2012-03-23 06:21:46任期についても将来についても口約束で雇っておいて都合が変われば簡単にクビにして、それに文句をいうようなことがあれば研究ネットワークですぐに知られて次の行き先がなくなる。これどういう奴隷制度か。
2012-03-23 06:24:52日本のポスドクや非常勤研究職のあり方が「今のままでよい」と考えるのはさすがにおかしいと思う。改善の方向や方法についての議論はもちろんあるだろうが。
2012-03-23 06:27:06少なくとも私が30歳のときにはそういう雇用状況に置かれている若手研究者は今よりずっと少なかった。これを「お前の時代は幸せだったんだよ」というだけの問題にしてよいのか。
2012-03-23 06:32:17そしてそのポスドクや非常勤研究者にもなれない多くの大学院修了者が存在することもリアルな現実だ。しかしだから「制度は今のままでポスドクや非常勤研究者のポストを増やせ」なのか。
2012-03-23 06:35:18「目の前にいるこの人の4月からの居場所はどうする」という話をしているときに「制度が」と言ってもしょうがない、というのもリアルな現実であるとして。
2012-03-23 06:37:12それをつなぐのがたとえば国大協ですね。組織や団体はあるんですよ。あまり機能してないだけで。 RT @Hideo_Ogura: 教授会って、大学ごとに分かれているので、文科省との交渉団体としては意味ないですよね。 @tamai1961
2012-03-23 08:50:45定年延長論が強くなるのは「国立大を退官して私学に移って65まで働く」というキャリアパスが減少したことにもよるだろう。旧帝などの研究大学はむしろ定年を早くして若い人をどんどん雇い,外部にはベテラン教員を人脈つきで供給したらいいと思う。
2012-03-23 08:54:27国立大法人化後の「素人経営」が「とにかく短期的に金とポストが取れればいい」になったからですね。でもそうさせたのは政府だともいえます。 RT @_kurotan: これ政府というよりアカデミア自身の責任が大きいんとちゃうか?
2012-03-23 08:58:13旧帝から大教授を受け入れたくない国立大は自分のところの定年も早くしていた。 RT @te_yoshimura: 東大が定年60だったのは、そもそもそういう意図だった。
2012-03-23 08:59:47大学における「仕事」の質が大きく変わったんです。昔の大学には「東大退官して来た先生のやるべき仕事」がたくさんあった。 RT @easybeats2011: 「若くて仕事が出来る奴を安く使いたい」が経営者の本音でしょう。
2012-03-23 09:11:32非常勤研究職の解雇などでも事務局など学者じゃない人が「それはちょっと危ないんじゃないか」というようなことを学者経営陣が強行してしまうというのはどこの国立大でもあることだと思う。
2012-03-23 09:15:59