キリスト教と仏教。東西を繋ぐ「太陽神」のイメージ。

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

ドイツ語で平和のことをFrieden, フレンドのことをFreund, フレンドリーはFreundlichとなり親切を意味する。英語はドイツ語から分派、発達したが、この平和を意味するドイツ語Freundの語幹には、友達や平和などを意味した太陽神ミトラの影響があるのではないか？

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

「師よ。善き友を持つことは仏道の半分を成就したことにならないでしょうか」と問うたアーナンダに、釈尊が「そうではない。善き友を持つことは仏道のすべてである」と答えた（サンユッタ・ニカーヤ）ことを想起しました。 @curatorshinya ・・・平和を意味するドイツ語

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

ダン・ブラウンは『ダヴィンチ・コード』でキリスト教が成立時期に異教の影響を受けている説をストーリーに使っているが、１９７３年に関西大学の法学部教授だった堀堅士氏が出した『仏教とキリスト教』は、まさにキリスト教が仏教の影響を受けていることを克明に論証していて非常に興味深い。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

『仏教とキリスト教』（堀堅士）については、こちらがよくわかる。http://t.co/go7C7WD7

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

釈迦滅後にまさに生まれるべき「当来仏」とされた弥勒はサンスクリットの「マイトレーヤ(Maitreya)」の音訳で、これはバラモン教の「リグ・ヴェーダ」における太陽神「ミトラMitra」と関連があるというのが堀説。パーリ語では「メッティーヤ(Metteya:Mettiya)」。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

ミトラ（太陽神）はゾロアスター教でも豊作神、軍神、審判神として崇拝されており、皇帝ネロやディオクレティアヌス帝もミトラ信者だった。クリスマスが１２月にされたのも、ミトラ教徒たちの「征服されざる太陽の誕生の日」（冬至祭）に由来している。この堀説はダヴンチ・コードと共通。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

ユダヤ人たちがアケメネス王朝（前550年 -前330年）の支配下にあった２００年の間に、ユダヤ教の「マーシアハ（受膏者）」が「メッティーヤ(弥勒)」と習合して「メシア」〈ユダヤ人を救済するために将（まさ）に来るべき者〉への信仰を産み出したという堀氏の推論は、非常におもしろい。

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

極楽浄土の観念は、紀元前1000-500年頃にかけてインドで編纂されたバラモン教の聖典『リグ・ヴェーダ』にその起原を求めることが可能だという。クシャーン朝時代、阿弥陀仏信仰に帰依した当時の資産階級が思い描いた阿弥陀仏の住む西方浄土とは、どこだったのだろう？

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

堀氏は阿弥陀教は仏教よりもアケメネス朝ペルシャの国教であったゾロアスター教に類似していることを挙げ、西方浄土とは「西の国」ペルシャを指すと推理しています。 RT @curatorshinya: ・・・当時の資産階級が思い描いた阿弥陀仏の住む西方浄土とは、どこだったのだろう？

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

阿弥陀仏は太陽神なので、究極まで遡るとペルシャを通り越して、エジプトのアトンになるのだと思います。 @shinpei23 堀氏は阿弥陀教は仏教よりもアケメネス朝ペルシャの国教であったゾロアスター教に類似していることを挙げ、西方浄土とは「西の国」ペルシャを指すと推理しています。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

大野晋の名著『日本語の起源』には、九州・沖縄地方の日本語と南インドのタミル語がじつに共通項を持っていることが論証されている。仏教公伝よりもはるか以前に、インドと日本に密接な交流が既にあったことは、言語の共通性から疑いようがない。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

シルクロード以前にマリンロードから仏教の断片や太陽神信仰が九州南部に上陸していたという仮説も、状況的には否定するほうがむしろ難しい。太陽神－慧日大世尊－天照大神－大日如来と、「太陽」のイメージが北アフリカから日本までを貫いている。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

ちなみに日蓮の名もまた、法華経の「日月の光明の能く諸の幽冥を除くが如く斯の人世間に行じて能く衆生の闇を滅す」に由来している。

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

ネブカドネサルのアケメネス朝に敗北する以前のネコ2世の時代のエジプトから、フェニキア人たちが海路で日本へとやって来たと考えると、すっきりと理解できると私は考えます。@shinpei23 シルクロード以前にマリンロードから仏教の断片や太陽神信仰が九州南部に上陸していたという仮説も、

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

暗殺される直前のインディラ・ガンジー首相が、中村元氏に伝えたこと。大変興味深い。 「仏教はもっともドグマから遠い教え／『ブッダ入門』中村元」 http://t.co/MCjDtvFA

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

昨年タイのチュラロンコーン大学で講演した際、一緒に講演された畏友が北伝仏教と南伝仏教の差異について地政学からじつに興味深い話をされた。インドからインドシナ半島に仏教が伝わるのは、アッサムからミャンマーを渡るだけで済む。人も情報も象の背に乗せて、そっくり移動させることができた。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

タイをはじめとするインドシナに、初期仏教の原形そのままの上座部仏教が伝わることは物理的に容易だった。しかし大乗仏教はカラコルム山脈やタクラマカン砂漠を越えなければならなかった。断崖絶壁や砂漠を渡るには最小限のエッセンスしか運ぶことができない、という話を彼はした。

東 晋平 ／『蓮の暗号』発売中 @shinpei23

仏教のエッセンスを受け取った側の中国や、さらにその先の日本では、その微少からイマジネーションを拡大して釈尊が伝えようとした思想を見るほかなかった。この「微少から極大を想像していくもの」が日本の根底にあるのだという畏友の講演には、タイ側の聴衆も聴き入っていた。

Ｔakenaga @saezuri123

@shinpei23 @curatorshinya 今晩はー。菊の紋章がアジアの太陽を表す紋章とそっくりとかの話しはよく見ます。

Shinya Watanabe 渡辺真也 @curatorshinya

@saezuri123 @shinpei23 菊の紋章はペルシャ起原のものだとされています。飛鳥寺の屋根瓦に菊の紋章が入っているのは興味深いです。