WaWaProject:シンポジウム「つくることが生きること」 ,五十嵐太郎ｘ磯達雄【対談】 被災地を歩きながら考えたこと

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五十嵐：それ以外としては持ち運び可能なベンチを作ったり。最終的には昨年12月に塔が完成。建築家が想いもつかない色彩はアーティストならでは。大阪万博の時に作られた「大陽の塔」の由来等も参照した。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：ログハウスは、断熱性／遮音性が良く、木なので香りも含め本当に機能的にすばらしい。そこを芳賀沼さんらがしっかり押さえている上での、ペインティングや塔だったので成立している。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：この塔はすごく目立つので、取材が入ると必ずここで撮影というふうになったり、芳賀沼さんに聞いたら、ここの住んでいる方が引っ越すときに、この塔も持ってきてくれないかと言ってくれていると。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：アーティストの彦坂さん自身も住民と歌を作るワークショップ等を通してかかわり合いを作っている。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：僕は、卒業設計が原発だった。東京湾に原発を作るというもの。最初はベタな原発批判から始まったのだが、ただ批判しても仕方ないので、アイロニカルなものとして設計をした。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：高レベル廃棄物を、ネガティブな負の遺産として残すということ。これは基本的にピラミッドと同じ考え方。エネルギーの生産施設が宗教的な場所に。この時に自分は設計ではなく物語を作る方がいいと悟った ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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来年開催の「あいちトリエンナーレ2013」ディレクターに就任。テーマは、“揺れる大地─われわれはどこにたっているのか：場所、記憶、そして復活” 来年ぜひ見に来てください。 http://aichi ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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もう一つが、国際交流基金巡回展「3.11－東日本大震災の直後、建築家はどう対応したか」展の監修。 http://t.co/7X6pXTXE ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：この展覧会でやろうとしたのは、玉石混淆かもしれないが、今回とにかく多くの人が立ち上がり色なことをしたというのを伝えたかった。全部で51のプロジェクトを紹介。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：気仙沼出身の学生が、リアスアーク美術館で、子どもの頃ダンボールで家をつくり１泊するというワークショップに参加したことを思い出し、山内さんに相談し、始まったダンボール家具のプロジェクトも。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：その他、記憶に関するテーマでやっているプロジェクトも。国際交流基金からの依頼で、海外の団体が被災地で行っている建築関連の活動も紹介。Architecture for Humanityなど。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：阪神・淡路大震災を経験した建築家・宮本佳明さんのプロジェクトは、記憶をテーマにしたものということで興味深い。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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会場：被災地はまだ苦境の中にいる。子供たちが自分の未来を描けない。災害の爪痕を残すというのは被災者感情を考えると残すべきではないと思う。だけどそれがアートや創造的活動で地域の方のためになるなら… ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：女川の話で言うと、正直言って女川はいまそんなどころの状況ではない。とりあえず片付けないという選択をしただけ、それ以外にもやるべきことが山ほどある。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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磯：復興プランというのは通例のやり方としては、土木コンサルを中心に復興マスタープランは進んで行く仕組みになっている。地域によっては、石巻は建築家が関わってその土地に合ったプランが進んでいると聞い ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：復興プランには建築家が関わってほしいと思う一方で著名建築家に声がかかっていないという現状もあり、建築家は文化人として見られているのかとも正直思った。そういう意味で建築家自体が試されている。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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会場：南相馬の復活の塔の話がすとんと落ちるような気がした。いままでちょっと懐疑的だった建築家の役割というのが、そこからすこし見えてきたが、改めて建築家だからできることとは？ ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：記憶にも関わる場所の読み取り、歴史や記憶の痕跡、それでも地形は残っていて、ということなど。これはコンサルはやらないこと。断然ではなく連続していくことのビジョンを出す。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：我々は「復活の塔」と名付けたが、地元の方たちはあれを「希望の塔」と読んでいる。それも一つの現れかなと思う。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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磯：いろんな人の意見を聞いて調整すること、建築家がやれることは割とあるのではないかと思うが、限界もある。今回の塔もアーティストが参加しているのでそういった協働も必要。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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会場：いま五十嵐さんご自身が自分にできることは何だと思われていますか？ ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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五十嵐：僕は建築家ではないので、現地を見て文章を通じて今回の震災から思ったことを伝える役割だと思う。また、展覧会の企画を作るというのも文章を書くことと平行してやっていること。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)

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新堀：なぜ東京で今回の展覧会をやっているのか。行った行かないで線を引く人がいるが、そうではないと思う。僕も縁のなかった岩手の方たちと繋がりができ、やることができた。関わり方は一つだけではない。 ( #3331tv live at http://t.co/WK5eI59q)