某エロゲショップのタントゥーによる天外魔境II・卍MARUのおもひで

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

本日3/26はPCエンジン･スーパーCD-ROM2『天外魔境II 卍MARU』発売20周年らしいですので、恐縮ながら｢担当と『天外魔境II』の思い出｣を再掲したいと思います(過去にツイートしたものを一部修正)

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リアル高校生の頃、担当はセガ･メガドラ派でクラスにいたNEC･PCエンジン派の友達と、どちらのハードが優秀なのか毎日のように仲良く喧嘩していました(任天堂SFCは双方所有していたので争いはなかった。苦笑)

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それでPCE派の友達が｢天外魔境II体験版ディスク買ったから見に来いよ(ﾆﾔｯ｣と勝ち誇った顔をしながら言ってきたので、｢フッ…今回もハード特性のアラを見つけてそこを叩くか(リアル高校生の担当の心の声)｣とか考えながら他の友達数人と一緒に学校帰りに遊びに行ったのですが……。

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｢てんがいまきょーつー(CV:伊倉一恵)｣の立ち上げからキャラOPに続き、ゲームスタートしたあと久石譲氏の音楽が紡がれるOP、そのままゲーム本編がはじまり、祭り～暗黒ラン登場までの一連のシーンを立て続けに見せられ、一緒に来ていた友人達はあもりの素晴らしさに呆然としていました。

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担当はと言うと、そのクオリティの高さと心の底から湧き出るワクワク感にどちかというと大ショックを受けたとともに、メガドラでここまでのモノがないことにどちかというと大絶望したのですが、それでも負け惜しみで凄い細かいところにケチを付けたのを今でも覚えています(苦笑)

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その後『天外魔境II』が発売され、クラスの中でもPCEスーパーCD-ROM2を買ってまでプレイした猛者も居て、相当盛り上がっていたのですが、メガドラ普及委員会の担当としては悔しくてもナニもできず、ただ、天外IIの話題が過ぎ去るのを待つことしかできませんでした…。

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それから半年から1年くらい経って、もうクラスの中では天外IIの話題が出なくなった頃、セガNECの中立派だった友達から｢ﾀﾝﾄｩｰも本当は天外IIがやりたいんだろ? おまえが良かったら本体と一緒に貸すよ(ﾆﾔｯ｣と期末試験の前頃に言われました。

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担当としては天外II体験版の衝撃からプレイしたいとは思っていたのですが、当時はセガ派としてのプライドが絶対に許さず一度は即答で断ったのですが、｢現況でPCE最高のゲームを熟知してれば今後のハード論争に有利になるんじゃね?｣と都合の良い理由(苦笑)を考え試験期間中に借りて始めました

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そして、天外魔境IIを開始しましたら…まさに想像を絶するおもしろさが担当を襲ったレベルで超絶おもしろく、試験中だったのが幸い?して、速攻で帰宅しては寝る間を惜しんで毎日十数時間プレイし、一週間ほどでクリアしたのですが、そのときの試験結果は最悪レベルだったのは言うまでもありませんｗ

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

『天外魔境II』の素晴らしさは語り尽くされていますので割愛いたしますが、当時としてはここまでの圧倒的物量RPGは存在せず、また、ここまでエンターテインメントに徹したゲームも無く、まさに超弩級RPGだったのですが、発売して20年経った今でもこれを超える作品はないのではないでしょうか

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

そう、超絶的なセガマニアだった担当でさえ、悔しくても認めざるを得なかった、"真の意味でのエンターテインメント"――それが、『天外魔境II 卍MARU』という作品だったのです。

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

それで、ちょうど試験期間中にプレイし終わったので、PCE本体と天外IIを借りていた友達に返したのですが、PCE派の友達には、本当は天外IIの話を一緒にしたかったにもかかわらず、担当はナニ食わぬ顔をして、また、いつものMDvsPCE論争を毎日のように繰り広げるようになりました。

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

それから、またちょと時間が経って、今度は担当がMDの素晴らしさを紹介するため家に友達を呼んで、例のPCE派の友達も連れてきたのですが、担当は結構マメでゲームの攻略中は必ずメモをとっていたのですが、当然ながらクリアに数十時間かかる天外IIもその例に漏れず大量にメモを残していました…

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さらに、担当は机の上に各ゲームの攻略メモを乱雑に置いていたのですが、攻略としてかなり細かく書いていましたので、遊びに来た友達はそのメモを参考として見たりしていたのですが、その際、友達の一人に｢あれ? これって天外IIのことメモってね?｣と大量のメモ用紙を発見されてしまいました…。

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

その天外II攻略メモが発見され、担当も言い訳ができないと観念しましたので、その場にいた友達にカクカクシカジカと事情を説明し謝罪したのですが、日頃、PCE派と対立していたセガマニアの担当だけに、友達の中には厳しい意見を言う人もいて、場の雰囲気が段々と重くなっていきました…。

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

そんな状況の中、例のPCE派の友達はずっと黙っていたのですが、雰囲気がさらに悪くなろうとしたときに、｢おまえが天外IIのおもしろさを評価してくれたのが、俺は何よりも嬉しい…｣とボソッと呟き、PCE派代表だったこの友達の一言で、担当の天外IIプレイ発覚事件が収まりました。

フリーダムﾀﾝﾄｩｰ @mediotantou

――と以上のような事件?があったことから『天外魔境II』は作品本編のデキだけでなく、その当時の環境をも含めて担当の心の奥深くに残ることとなり、担当の中では、まさに"別格のゲーム"となっているというお話でしたが『天外魔境II』は死ぬまで忘れないゲームの一本なのは確定的に明らか【終】