タル・ベーラ伝説
独自の映画作りで、いろいろな逸話が多いタル・ベーラ。その数多い逸話を紹介するつぶやき。題して【タル・ベーラ伝説】始めます。
2012-01-28 09:20:05【タル・ベーラ伝説その1】タル・ベーラ監督の作品の音響は台詞も含めてすべて撮影後につけられているんだそうです。というのも、撮影中はタル監督がずっと怒鳴し散らしていて、現場の音が使えないから…。まずは有名な伝説からスタート!
2012-01-28 09:21:35【タル・ベーラ伝説その2】タル・ベーラを敬愛する、ガス・ヴァン・サント監督はタル・ベーラの影響で『ジェリー』を作った。2人の男が延々と砂漠を歩くだけの映画でしたね。長回しではないですが、タル・ベーラっぽい雰囲気を感じます。
2012-01-29 12:50:49【タル・ベーラ伝説その3】『ニーチェの馬』のふたつ前の作品『ヴェルクマイスター・ハーモニー』ではカメラマンを7人変えたんだそうです…。あぁ、タル・ベーラ!!
2012-01-30 17:38:34【タル・ベーラ伝説その4】『倫敦から来た男』のロケ地探しでヨーロッパ中の港を見て回った。しかし、これという港が見つからず、大規模な港のセットを新たにつくることに。あの港がセットとは…。あぁ、タル・ベーラ!
2012-01-31 12:57:14【タル・ベーラ伝説その5】「私の95年の作品『サタンタンゴ』は7時間を越える映画ですが、世界のどこかでいつも上映されています」とタル・ベーラ監督のお話。
2012-02-01 13:27:53【タル・ベーラ伝説その9】「演技指導?私は俳優に演技指導は一切しない。その場所、その時間に俳優たちがいるだけだ。」
2012-02-03 13:36:40【タル・ベーラ伝説その10】ある映画祭に審査員として招かれたタル・ベーラ。審査のために出品作を鑑賞していたタル監督。「こんなつまらない映画は見ていられない」と途中退場したとか…。あぁ、タル・ベーラ。(あくまでも噂ですが)
2012-02-05 15:25:03【タル・ベーラ伝説その11】「『サタンタンゴ』の撮影の時は、映画の全容を把握しているのは私しかいなくて、スタッフから、とりあえず何だかわからないけど撮りましょうと言われたものだ(笑)」なんせ7時間の映画ですからね…
2012-02-07 15:57:56【タル・ベーラ伝説その12】「『ニーチェの馬』で私は仕事をしたがらない馬をキャスティングしたかったのです。ある日、ルーマニアとの国境近くの村で、この馬を見つけました。馬のオーナーは今日売れなかったらソーセージになると言っていました」
2012-02-07 17:20:58【タル・ベーラ伝説その13】『ヴェルクマイスター・ハーモニー』で印象的な子供たちがベッドの上で楽器を打ち鳴らす場面の意味を聞かれたタル・ベーラ監督。「あえて答えるなら、あれはロックだ」…か、かっこいい。
2012-02-08 15:12:38【タル・ベーラ伝説その14】『ニーチェの馬』の音楽は撮影する前にすべて完成していたんだそうです。撮影現場にあの音楽が鳴り響いていたのかもしれません。
2012-02-09 13:34:45【タル・ベーラ伝説その15】「私にとって映画とは、画・音・リズム・人々の眼差し・メタコミュニケーション、そして、あなたと私との間に何かが起きることである」
2012-02-09 15:31:53【タル・ベーラ伝説その18】『ニーチェの馬』では荒涼とした谷間にあった一本の木が気に入って、ロケ場所を決めたそう。確かにあの木は何かを語っている気がします。ということは、あの家や井戸は…。明日、スクリーンで確かめてください!
2012-02-10 13:26:31【タル・ベーラ伝説その19】「ミクロシュ・ヤンチョとゴダールが亡くなったとき、真の意味で60年代は終わる」と昨年来日した時にタル・ベーラが話していた印象的なことば。
2012-02-11 15:47:35【タル・ベーラ伝説その21】「映画はメッセージではありません。映画はただ映画であり、もしそれが観客の心を動かすことがあったとしたら、観客の心に触れるようなことができたとしたら、我々はパーフェクトな仕事したんだと思います」
2012-02-14 19:22:41【タル・ベーラ伝説その23】「台詞というものは普段は書きません。すべて状況から立ち現れるべきものだと思っているからです。言いたいことがあるから言葉が出てくる。それが人生のロジックです。言いたくないとき人は黙るわけです」
2012-02-15 12:29:53