今和次郎について（しらべものとは無自覚＝知覚されなかった回路（決まり事）を見出すために行われる。）

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

田中敦子すばらしい（さしあたり）がしかし、何か芸術によくおこりうる不幸なすれちがいが進行してしまった跡の感もあり。例えばこんなものを見たり思いだしたりしたからかしらん 今和次郎、蟻の歩行http://t.co/K15iaoDBと２５年前の　http://t.co/Kqb3VzdH

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

しらべものは無目的でもナンセンスでもない。無自覚＝知覚されなかった回路（決まり事）を見出すために行われる。従ってそれは悟性に喜び＝解を与え、その解は美学的快に結びつく。このプロセス＝遅れて得られる合目的性が快。この解と快がいつのまにかズレ、バラバラに進行させられるほどの不幸はない

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

不幸というのは回路を受け取る人がそこに何も見出さず（発見せず）、ただ面白いとか、ぶっとんでいるとか、ポップとかはしゃいでしまうせいかもね、と今和次郎の学問的おおらか（寛容な）さ＝まじめさに思う。おおらかさはもちろんおふざけとはとは違う。ふざけて、あんなに大変なことはできません。

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

今和次郎の仕事はマテリアルとして情報を扱うこと。つまり唯物論。夢を分析するのと同じように都市を分析。なぜここに草がはえここにヒビがはいったのか、すべて必然。構造と現象に分けるのでなく現象に別の構造＝因果系の介入を読み取る。現象を意識と読み替えればそれがこの時代の基本（尖端）思想

田中秀臣 @hidetomitanaka

尊敬する岡崎先生@kenjirookazaki が今和次郎について硬質の文章を書かれていたのでリツイートしたが、そうか昨日までだったんだ。今和次郎展http://t.co/twFltfqr　今和次郎についてもだれか対談可能な人がいれば嬉しいんだけど。

おかざき乾じろ @kenjirookazaki

@hidetomitanaka 恐縮です

田中秀臣 @hidetomitanaka

@kenjirookazaki 岡崎先生、こちらこそ勉強になります。ありがとうございます。

Katsumasa Omote @spaceship1976

確かに田中敦子の描く線は、今和次郎の「蟻の歩き方」を彷彿とさせましたね。ついつい行方をどこまでも追いかけたくなるような、生きものが描く線。作品によっては、都市を行き交う人々を俯瞰しているようにも見えた。