資源動員論的に科学者を論じてみる

市民として、一部の科学者に怒(イカ)ってます。 いまや巨大企業と科学技術は、国家と並んで、ふつうの人びとの生活に大きな影響を(したがって脅威も)及ぼすようになっています。デモクラシーの自己決定原理、とりわけ被影響原則(すべての人は、じぶんたちの生活に重大な影響を及ぼす決定に参加する権利を持つ)を真剣に受け止めなければなりません。 "How do you justify your existence?" (Isaac Asimov, The Black Widowers) 続きを読む
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廣田鉄斎 @hirotatessai

.@kentosho さんの「@skasugaさんの「科学者の責任」についての一連のつぶやき」をお気に入りにしました。 http://t.co/puAEgnJ0

2012-03-28 15:30:28
廣田鉄斎 @hirotatessai

>学者の「批判的精神なんて金で折れるたぐいのものなのか」官僚が思いつきで投げるニンジンを追わなくても「研究」が続けられるアカデミズムの確立を考えるというのが、本来学術会議などが努力すべき「反省」なんではないかな。http://t.co/puAEgnJ0

2012-03-28 15:31:39
kato takeaki @katot1970

では、国から研究費用ももらってはいけない、企業からもらってもいけない。どうやって研究するんですか? http://t.co/1zk3PAIO

2012-03-29 13:05:57
廣田鉄斎 @hirotatessai

じぶんが「ひも」だということを自覚していない似而非研究者が多すぎる。

2012-03-29 14:07:42
菊池誠(多言) @kikumaco_x

反原発でも反戦でもなんでもいいんだけど、組織に動員をかけなきゃできないデモなんか、やめちまったほうがいいんだよ

2012-03-29 14:10:25
あらら @A_laragi

動員を全くかけずに大規模なデモがどんどん発生するようなら、もう相当に民衆の不満が爆発している酷い状況だと思いますし、デモをより良くしようではなく、「デモなんか、やめちまったほうがいい」というところに、本音が表れているなぁ、と。 http://t.co/uAJdNefx

2012-03-29 14:37:43
廣田鉄斎 @hirotatessai

@A_laragi パロディですが。「物理学でも原子力工学でもなんでもいいんだけど、紐付きの資金に頼らなければできない研究なんか、やめちまったほうがいいんだよ」

2012-03-29 14:44:10
廣田鉄斎 @hirotatessai

@A_laragi パロディですが。「物理学でも原子力工学でもなんでもいいんだけど、紐付きの資金に頼らなければできない研究なんか、やめちまったほうがいいんだよ」

2012-03-29 14:44:10
廣田鉄斎 @hirotatessai

@A_laragi 菊池さんは「資源動員」という観点からの社会運動論が、20世紀末の米国発社会学の主流だったことをご存じないようですね。ある意味では、すべての社会運動は「動員」されるもの。システムが日々の動員によって成り立っているのも自明のこと。

2012-03-29 14:58:18
廣田鉄斎 @hirotatessai

多くの科学者がもっているとされる「数学的な頭の良さ」は人間の「頭の良さ」のほんの一部でしかない。それは叡智(倫理的な判断力をふくむ)とは本質的に異なる。

2012-03-29 16:05:03
廣田鉄斎 @hirotatessai

わたしは個人的には、頭のはたらきが単純な子供っぽい人間ほど「数学ができる」ようになる可能性が高いのではないかと疑っている。社会科学の分野では、経済学者にこのタイプが多い。

2012-03-29 16:05:08
廣田鉄斎 @hirotatessai

いずれにせよ、人間の数学的な能力は二十代前半でピークをむかえる。かのバートランド・ラッセルは「頭が悪くなったので」数学をあきらめて哲学に転じた。さらに年をとって、もっと「頭が悪くなる」と、社会活動に転じた。

2012-03-29 16:05:20
廣田鉄斎 @hirotatessai

ひょっとしたら、「頭が悪い」方が、社会貢献できるのかもしれない――少なくとも「金融工学」を編み出して害悪をまき散らすことはない。

2012-03-29 16:05:29
廣田鉄斎 @hirotatessai

誰でも知っているように「学校の優等生」ましてや「受験勉強の優等生」が、特に「知的」であるわけではない。わたしは個人的には、知的でない(つまり、権威に弱く批判力のない)人ほど「学校の優等生」や「受験勉強の優等生」になる可能性が高いのではないかと疑っている。

2012-03-29 16:05:39
廣田鉄斎 @hirotatessai

Those of you who have been through college know that the educational system is very highly geared to rewarding conformity and obedience...

2012-03-29 16:05:51
廣田鉄斎 @hirotatessai

it is kind of a filtering device which ends up with people who really honestly... internalize the framework of belief...

2012-03-29 16:06:27
廣田鉄斎 @hirotatessai

and attitudes of the surrounding power system in the society. http://t.co/jSAT3tUp

2012-03-29 16:06:33
廣田鉄斎 @hirotatessai

学者・研究者・大学教員が一般人とくらべて特段「頭のよい」「知性的な」「叡智にあふれた」人であるとは限らない。最良部分の多くは一般社会に出る。

2012-03-29 16:06:43
廣田鉄斎 @hirotatessai

では、学者や科学者は、どこが「ふつうの人びと」(一般市民)よりも優れているのか。答えは簡単である。

2012-03-29 16:06:52
廣田鉄斎 @hirotatessai

研究費を貰っている。研究のための時間がある。情報や人脈がある。研究のための施設や設備(実験装置・観測装置等々)にアクセスできる。

2012-03-29 16:07:01
廣田鉄斎 @hirotatessai

一言で言えば、学者や科学者は「研究資源を独占している」。

2012-03-29 16:07:10
廣田鉄斎 @hirotatessai

暫定的結論。科学者と一般市民の本質的な違いは「研究資源へのアクセスの有無」に帰着する。研究者としての資質や能力や意欲等は二義的な要素である。

2012-03-29 16:07:18
廣田鉄斎 @hirotatessai

極論すれば、科学研究に多くの「時間と金」をかけられる「特権」(?)をもつのが、専門科学者であり、そうでない人が「一般市民」なのだ(だが、この差異は、現在多くの学問分野――とりわけ、人文・社会系の分野――で曖昧になりつつある。この点については別の機会にふれる)。

2012-03-29 16:07:29
廣田鉄斎 @hirotatessai

scienceという英語は、ラテン語の動詞《scio》(「知る」の意。分詞形が《sciens》、名詞は《scientia》)に由来する。もともとはscience=philosophy(主体・客体の関係をふくむ全体知への愛)だった。

2012-03-29 16:12:12
廣田鉄斎 @hirotatessai

ところが現在では、「科学」とは「分科の学」、すなわち「諸科学(sciences)」のことであり、国家によって支えられ、プロ化・職業化され、「官僚制」的に編成され・組織化された「専門知」・・・

2012-03-29 16:14:05
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