麻木久仁子のニッポン政策研究所「どうやって財政を再建するべきか」（ゲスト：駒澤大学准教授・経済学者・飯田泰之氏）

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飯田泰之「自分はデフレ脱却と経済成長を最優先するリフレ派。ただし経済学者は派閥単位では行動しない。リフレ派の中では穏健な財政再建派。過激な財政再建派は経済状況関係なく今の財政赤字そのものを問題視。」「どうやって財政を再建するべきか 」http://t.co/aMAQSpGg

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デフレを問題視しないもしくはデフレ環境とインフレ環境を区別しない人は財政再建派とは言えないよね。　@NaokiGwin

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飯田泰之「景気が良くなっても財政赤字が全てなくなってしまうことはない。将来的に増税は必要。しかし今年来年(11－12)に世界経済が最大のリスク局面に突入していくときに増税することはないだろう、というのが自分の立場」@NaokiGwin

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飯田泰之「デフレとはお金の価値が上がり物の値段が下がっていくこと。一方で給与は急に変えることができないので、企業は新しい人を雇わないor早期に退職してもらうことになる。物の値段が下がるだけでなく、国全体の賃金、全体の経済も縮むのがデフレ。」@NaokiGwin

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飯田泰之「デフレと財政再建は切っても切れない問題。所得税は収入、消費税は消費額に税率をかけたものが税収。もとの所得や売上が減れば自動的に税収は減ってしまう。ふるさと創生資金は景気が良すぎて集まりすぎた税金の割戻し。今はその真逆。」@NaokiGwin

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飯田泰之「デフレと不況によって生じた財政危機。一番ストレートな解決法はデフレと不況を何とかすること。」麻木久仁子「その方法をめぐって今は百家争鳴状態。」@NaokiGwin

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飯田泰之「財政危機は、現在累積している政府債務・毎年合わない財政収支・将来増えていく社会保障費、の3つに分けて考えないといけない。それぞれ解決策が違う。これを一緒くたに扱うことが今すぐ増税に走ってしまう原因。」@NaokiGwin

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飯田泰之「世界で３つだけ"ギリシャになる"ことが原理的にありえない国がある。アメリカ(ドル)、イギリス(ポンド)、日本(円)。一般の国はドルでお金を借りてドルで返す。EUはユーロ。この3国は財政危機によって"ギリシャになる"のではなく大幅なインフレになる。」@NaokiGwin

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飯田泰之「デフレが怖いのは、株式などに投資せず、銀行にただ預金を預けている何もしない人に補助金を与えてしまうこと。何もしない人が得をする社会は回らない。チャレンジする人はいじめてチャレンジしない人を優遇する、それがデフレ。長期的にうまくいくわけがない。」@NaokiGwin

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飯田泰之「国内から借りている日本の政府債務。海外から(借金返済を)詰められないことはいい点。増税をして借金を返した場合でも返す相手は日本人なので国内での富の移転になり国の富が減少することがない。日本の債務問題は再分配の問題。」@NaokiGwin

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飯田泰之「国債を(間接的に)所有しているの(政府の借金を返す相手)は資産家と高齢者。税金を集めて政府の借金を返すことは、ない人からお金を集めて困ってない人に渡すことになる。政府の累積債務が拡大するのはこれ(将来逆分配することになる)が問題。」@NaokiGwin

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飯田泰之「900兆の政府累積債務はこれはこれで問題だけど、実は大した問題ではない。問題は別のところにある。続きは次回」→2011年10月8日「どうやって財政を再建するべきか "PART2」(飯田泰之)　http://t.co/XKsCQHP9　@NaokiGwin

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飯田泰之「３つのうち900兆の政府累積債務は一番マイナーな問題。一番問題なのは毎年財政赤字が出ている(プライマリーバランスが赤字)こと。一般の企業経営の場合でも既存の累積債務があったとしてもそれが増えなければ問題ない。」@NaokiGwin

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飯田泰之「現在、毎年の入りが40兆出ていくのが65兆、25兆足りない。消費税を20％(15％＝20～30兆)にしろという"財政再建タカ派の"根拠がここ。」@NaokiGwin

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飯田泰之「増税を先にやって財政再建に成功した国はない。増税する→景気悪化→税収下がる→増税するのイタチごっこになる。」@NaokiGwin

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飯田泰之「2007年には税収が50兆あった。景気が良かったといってもたかが知れた景気の良さですら10兆以上税収が増える。税収は景気によって大きく増減する。ほどほどいい景気で10兆15兆の税収が出てくる。25兆全てを消費税の増税で考えるべきではない。」@NaokiGwin

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飯田泰之「財政再建に成功した国、一つは景気を回復させたこと、もう一つは歳出を抑制したこと。財政再建に成功した多くの国では社会保障費を抑えてきた。経済が良くなった分の半分は年金を我慢してもらう、お金持ちに対する年金をやめさせてもらう等。」@NaokiGwin

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飯田泰之「歳出を削減しなくてもいい。インフレ２％実質２％名目４％の試算で、インフレ分だけしか社会保障費を増やさないようにすれば4年でプライマリーバランス均衡が達成できる。削るのではなく伸びを抑えるだけでいい。」@NaokiGwin

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飯田泰之「金庫番(財務省)は”どうぞご自由にお使いください”という態度ではいけない。金庫番をなだめすかしてカネを出させるのは政治家の役割。問題は政治家(社長)が財務省(経理部長)と緊張関係になく言いなりになってること。」@NaokiGwin

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飯田泰之「消費税が税の中心になると税収が景気によってあまり変動しなくなる。所得税や法人税が変動。消費税(税収が安定)は社会保障(景気に関わらず必要)に当てるべき。全員から取れるのはいい所でもわるい所でもある。消費税は高齢者からも税金をとれる数少ない手段。」@NaokiGwin

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飯田泰之「毎年85兆円の相続財産が発生、しかし相続税の税収は1兆円。8千万円以上(≒1億2千万くらいの土地)の相続対象がないと相続税が発生しない(結構な金持ち)。みんな10％にして配偶者は無税→5兆から8兆くらい出る。」@NaokiGwin

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飯田泰之「毎年足りないのが25兆。好景気で10兆、相続税で5兆、残り10兆。この残り10兆円分を10年ぐらいかけて消費税を5％あげることによって埋める。経済の伸びによっては消費税も上げなくてもいいかもしれない。」@NaokiGwin

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飯田泰之「財政再建の成功と失敗。トンデモない増税をすれば見た目の収支は達成できるが、国民経済的には成功とは言えない。目標ライン、消費税が10％以内で達成できれば成功、それ以上になるのであれば失敗。税率が高くなれば→経済収縮の悪循環→日本の破綻。」@NaokiGwin

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飯田泰之「政府累積債務の900兆円が大きすぎるのは額そのものではなくGDP比(500兆、1.8倍)。３－４％の名目成長で15年後にはGDP1000兆。それに対する900兆は先進国の中で悪い数字ではない(プライマリーバランス均衡が条件)。」@NaokiGwin

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飯田泰之「ここまでの話は全て経済成長が前提。これまで20年できていなかったのに果たしてこれが可能か。２％(実質？)の経済成長は可能と考えている。その話は次回。」→2011年10月15日「PART3」http://t.co/JenytWfL　@NaokiGwin