yufiwakaのクルマ読書感想文

ゆひわか。 @yufiwaka

子供の頃、読書感想文とは、規定の文字数まで膨らませず、中々難しい課題だったかも知れませんが、僕は、何らかの接点からクルマの話題を絡めて膨らます様に成ってから、簡単でした。 そんな話をしていたら「じゃあ昔話の感想文にクルマを絡めて膨らましてみて」と言う話に成り、やってみました。

ゆひわか。 @yufiwaka

媒体をツイッターにする事や、気軽な読み物にする為に、文字数は400字詰め原稿用紙2枚分の800字程度にとどめました。また多少無理矢理な所があっても御容赦下さい。 では先ずは、桃太郎から。

ゆひわか。 @yufiwaka

1) 桃太郎で違和感にすら近い特徴があるのは、いくら子供とは言えど、鬼退治に行く様な勇ましい子供が、ピンク色の可愛い桃に乗って来た所であると思う。

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2) 当時も現代も、普通、子供は一人で鬼退治には行かないので、「鬼退治に行ってしまう程に、普通よりも大きく成長した」事を強調する目的で、やって来た時は、より可愛い感じに演出する必要があったのだろう。

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3) それにしても、桃が乗り物って発想は、冷静に考えるとかなり斬新。当時の乗り物には、現代のクルマの様にカラフルなボディカラーは無いから、それが桃であろうとなかろうと、乗り物がピンク色だったら、違和感が強烈で、強く印象に残るはず。

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4) 現代のクルマでも、ピンク色を純正で設定しているクルマは限られる。そのほとんどは、「ピンク色を好み、身に付ける物もピンク色が多く、大きくて重いクルマにも、身に付ける物と同じ色にして扱い易い印象を求める、若い女性」をターゲットユーザーに含む、軽自動車やスモールカーだけである。

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5) 桃太郎の登場シーンのみを切り取って、そのまま現代化すると、「ピンク色の可愛い軽自動車のチャイルドシートに乗せられてやって来た」とする事も出来るが、ピンク色=可愛いと言う印象に、当時も現代も変わりは無いが、乗っている物が桃ならば、可愛い印象は桃太郎本人に付く。

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6) これが桃では無く、クルマと成れば、チャイルドシートに乗せられている子供ではなく所有者である若い女性の方に可愛い印象が付く。そうなると、桃太郎では敢えて触れられていない、生みの親の存在の方に興味が移ってしまい兼ねないので、物語が混乱してしまう。

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7) やはり桃太郎の話は、桃に乗って流れて来ると言う、非現実的な設定のままにしなければ成らず、下手に現代化して、ピンク色の軽自動車に乗せてはいけないのだ。

ゆひわか。 @yufiwaka

いかがだったでしょうか？今回は759文字でした。一発書きにしては、ちゃんと800字以内に収まって、自分でもビックリ。iPhoneで書くからこの程度に収まったのかも。パソコンだともっと長く成ってしまうと思う。 次回のリクエストがございましたら送って下さい。気が向いたら書きます。

ゆひわか。 @yufiwaka

先日、地味に好評を頂いた、読書感想文をクルマに絡めて膨らます実験の第二弾をお送り致します。課題図書はリクエストにお応えして人魚姫です。趣くままに書いていたら本当に膨らんでしまいまして、16ツイート1,783文字です。実験は大成功ですが、次回からは原則10ツイート以下にします。

ゆひわか。 @yufiwaka

1) 運命の歯車が狂い、不幸な結末に至る最も重要な要素は、人魚姫が声を失う事にある。魔女に頼みに行った事も、願い事の内容が大きくて特殊である以上、相応の大きな対価が必要なはずで、契約内容に著しい不備が在るとは認められない。

ゆひわか。 @yufiwaka

2) 唯一、対価として声を選んだ点のみが悔やまれる。そこで考えられる対案として3つを挙げたい。 先ず1つ目は、失う物が他の物であれば、多少変換レートが不利でもここまで不幸な結末には至らなかったはずだ。 2つ目は、他の何かを使い、声で伝えたかった事を代わりに伝えられれば良かった。

ゆひわか。 @yufiwaka

3) しかし、ここを改善してしまうと、物語の前提条件が変わってしまい過ぎて、「大きな契約をする時には、契約内容を良くご確認の上、対価として選ばれている物、即ちリスクについて、冷静な判断が必要です。」と言う重要な示唆が失われてしまうので、第三の対案を用意したい。

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4) そこで登場する3つ目が、声を失い、他の手段で伝える事が出来なくても、結果として王子様と結婚出来る様に、王子様のハートを射止めてしまえば良い。では具体的にどうするのか？最も効果的な方法の一つが、クルマを使う事ではないだろうか？

ゆひわか。 @yufiwaka

5) クルマは、毎月買い替える物では無いので、車種の選抜を通じて、その人のライフスタイルや主張が透けて見える物である。車種の選択を誤りさえしなければ、人魚姫は王子様にアピールが出来、ハートを射止められる可能性は高い。

ゆひわか。 @yufiwaka

6) 「人魚姫のあなたが少々慌てて誤った契約を結び、万が一声を失ったとしても、王子様にアピれる失敗しないクルマ選び」を、プロの目から助言申し上げたい。 前提条件として、人魚姫も王子様も資金に余裕があると想定して、車種毎の要点を纏めた。

ゆひわか。 @yufiwaka

7) 先ず1つ目に、高級で大型のセダンはどうか？ 実際の所、資金に余裕のある才女が所有している可能性も高いのだが、ライバルも同様である可能性も高く、抜きに出てアピールするのには飛距離が足りない面がある。

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8) 2つ目として、では逆に軽自動車ではどうか？ 恐らくライバルが乗っていないと言う点では、飛距離も抜きに出た選択だが、人魚姫と言うキャラを考えると、伝わるメッセージが少々難解過ぎる。資金に余裕があるのにわざわざ庶民的なクルマを選ぶ理由に説明を要するからだ。

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9) 続いて3つ目は、ミニバン。 今や軽自動車に並ぶ日本の国民車でもあるし、子供を持つ親の強い味方だが、未婚の人魚姫がいきなりミニバンだと、時期尚早な感は否めない。子供を持った後に、ライフステージの変化を家族で一緒に楽しむ意味で選べば良い。

ゆひわか。 @yufiwaka

10) 4つ目は、ミニバンの対極にあるスポーツカー。それもどうせならマニュアル車でどうか？ 軽自動車やミニバンに対して非日常感の演出もバッチリだが、1980年代では有力だったこの選択肢も、現代では少々、難あり。解り易く言えば、Hondaの社員にはモテるが、間口が狭い。

ゆひわか。 @yufiwaka

11) 5つ目が、現代においてそんなスポーツカーに取って代わったSUV(四駆)だ。 これなら海辺も山も走れるし、海の出身である事も表現出来るし、サーフィンを口実に里帰りも良い。但し大きくて重い車重から環境に優しいとは言い難い。海の出身である以上、ここは外せないはずだ。

ゆひわか。 @yufiwaka

12) 6つ目は、環境と言えば、のハイブリッド車。 現代のベストチョイスに間違いは無いが、敢えて言えば、知的な印象も与えられる一方で、アウトドアでアクティブな感じは希薄。やはり里帰りは長期安定した夫婦関係には外せないから、サーフィンには足繁く行っておきたい所。