2012年3月31日

NHKスペシャル「MEGAQUAKE 第1回 次の巨大地震をつかめ~人類の果てしなき闘い~」 書き起こし・ほぼ完全版

2011年1月10日に放送されたものが再放送されたので文字起こししました。
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冒頭のVTR

とし @toshihiro36

<ナレーション> 今からおよそ1600年前、地中海を襲った地震で命を落とした3人の親子です。父親は落ちてくる瓦礫からとっさに妻と子を守るようにその手を伸ばしていました。母親は生まれたばかりのわが子を、胸に深く抱きしめていました。地震の不意打ちに、かばいあい亡くなった家族の姿です。

2012-03-31 04:40:04
とし @toshihiro36

<ナレーション> 「巨大地震」太古の時代から、人類はなすすべもありませんでした。地震を予測する手だてのないまま、多くの命が失われてきました。 そして15年前の阪神・淡路大震災。安全と思われていた現代の都市は、極めて脆弱であることを思い知らされました。

2012-03-31 04:45:13
とし @toshihiro36

科学者たちの声:「神戸は都市を襲う地震のパワーを、世界中の科学者に見せつけた。」「神戸の地震を何とかしなきゃいけないという気持ちは一緒だったので…」「予知ができないということは、地震がどのように起こるか分かっていないから」「私たちは地震がもたらした破壊から、多くを学ぶ義務がある」

2012-03-31 04:50:17
とし @toshihiro36

<ナレーション> 今、地震との闘いは地球の内部に向かい、新たな時代を迎えています。地震を起こす地下から予知に挑む闘いです。 南アフリカの金鉱山、地下4000メートル。鉱山労働者と共に地下を目指すのは、世界中のクエイクハンター(地震学者)です。

2012-03-31 04:54:29
とし @toshihiro36

<ナレーション> 日本人科学者の前線基地。高性能センサーを張り巡らし、地震の予兆を至近距離から捉えようとしています。

2012-03-31 04:56:22
とし @toshihiro36

日本人科学者: 地震の時にすごく変化するのもとれるし、その後にじわじわと断層が滑るのもとれる。

2012-03-31 04:58:08
とし @toshihiro36

<ナレーション> 岩盤がずれ動き、地震が発生する瞬間の音です。地下の異変をいかに早くつかむかが、地震予知の究極の課題です。 日本では迫りくる巨大地震を予知する挑戦が始まっています。高性能の観測網によって明らかになる地下の姿。そこには必ず地震を起こす、地震の巣がありました。

2012-03-31 05:03:09
とし @toshihiro36

<ナレーション> 絶え間なく大地が動く、地震の星・地球。その上に文明を築いてきた人類。地下の世界が明らかにしたのは、都市を狙い撃ちにする巨大地震の恐るべき威力でした。 「巨大地震・MEGAQUAKE」拡大を続ける都市、その足下で確実に進むカウントダウン。

2012-03-31 05:09:00
とし @toshihiro36

<ナレーション> 巨大地震はいつ、どこで起きるのか。 地球の内部から未来を読む。人類の英知を結集した闘いが、いま始まっています。

2012-03-31 05:11:45

ここから本編です

とし @toshihiro36

<ナレーション> アラスカ・アンカレッジの沖合い、ここに巨大地震の圧倒的なエネルギーを感じさせる島があります。周囲18キロのミドルトン島です。1964年この一帯を史上最大級のM9.2の超巨大地震が襲いました。その痕跡が、今も島に残っていました。

2012-03-31 05:17:22
とし @toshihiro36

<ナレーション> 海底から突如姿を現した難破船です。この船は第二次大戦中、島の沖合いで座礁していました。地震によって島全体が6メートル浮き上がり、この巨大な船を浮上させたのです。 島を浮上させたのはプレートと呼ばれる、地球を覆う巨大な岩盤です。

2012-03-31 05:22:16
とし @toshihiro36

<ナレーション> 島の近くにはプレートどうしの境界があり、海側のプレートは陸側のプレートの下に沈み込んでいます。その時、両者の間にひずみが生まれます。このひずみが蓄積され限界に達すると、プレートの境界がずれ動き地震が起きます。

2012-03-31 05:29:58
とし @toshihiro36

<ナレーション> 島はプレートが生み出した巨大なエネルギーによって持ち上げられたのです。 地球が誕生して46億年こうしたプレートの活動によって巨大地震を繰り返しながら、地球は形作られてきました。世界に地震観測網ができておよそ40年。光の点はこの間に観測されたM4以上の震源図です。

2012-03-31 05:35:19
とし @toshihiro36

<ナレーション> その数、27万。多くの地震は、地球を覆う12枚のプレートの境界で起きていることがわかります。しかし、このプレート境界でいつ地震が起きるかを予測することは困難です。どこにどれほどの「ひずみ」が溜まっているのかが分からないためです。

2012-03-31 05:40:03
とし @toshihiro36

<ナレーション> 2004年、スマトラ島沖で起きた超巨大地震。大津波も発生し、死者・行方不明者は20万人を超えました。これほどの地震が起きるとは、まったく予測されていませんでした。 日本では4枚ものプレートがひしめきあっています。このため、世界の地震の実に10%が起きています。

2012-03-31 05:44:21
とし @toshihiro36

<ナレーション> プレート境界で起きた代表的な地震が、1923年の関東大震災です。プレートの存在すら知られていなかった時代、10万人以上が犠牲となりました。 日本列島で次に巨大地震が起こると考えられるプレート境界が、南海トラフです。

2012-03-31 05:48:40
とし @toshihiro36

<ナレーション> ここでは東海・東南海・南海の3つの巨大地震が、過去繰り返し起きてきました。こうした巨大地震を予知することが、地震大国・日本の悲願です。見えない地下に光を当て、地震予知に向けて画期的な一歩を記したクエイクハンターがいます。

2012-03-31 05:55:02
とし @toshihiro36

<ナレーション> 日本を代表する地震予知の研究者、東北大学教授の松澤暢(とおる)さんです。海底のプレート境界の地震を、世界で初めて予知しました。松澤さんが1999年に発表した地震予知の論文です。「2001年11月までに岩手県・釜石沖でM4.8の地震が起きる確率は99%」

2012-03-31 06:00:37
とし @toshihiro36

<ナレーション> 大胆な予測は、大きな論議を呼びました。 そして2年度の2001年11月(13日)、岩手県・釜石沖のプレート境界でM4.8の地震が発生。その正確さは世界中の研究者に衝撃を与えました。松澤さんが地震予知に取り組むようになったのは15年前の神戸の地震がきっかけでした。

2012-03-31 06:05:25
とし @toshihiro36

<ナレーション> 研究者として、警告を発することができなかった無力さを痛感しました。

2012-03-31 06:07:28
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