短歌について

4月2日の本多響乃さんの発言を受けての短歌クラスタのつぶやきをまとめました。 自分のTLの目に付いたもの等を拾っただけなので、これは関係ないとか外してほしいとか、これは追加すべきとかありましたら、誰でも編集可能ですのでよろしくお願い致します。
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mymhnd @mymhnd

土曜日の歌集「町」の批評会以来、脳の胃もたれかひどいので、少しでも自力で消化するために、ちょっとつぶやきます。

2012-04-02 19:36:39
mymhnd @mymhnd

1 一般的な歌集の場合、(ここでいう「一般的な歌集」というのは、本屋さんで買える枡野浩一さんや加藤千恵さんや佐藤真由美さんの著作ではなく、結社や同人誌で何年か修行した人が、自費出版で出す歌集、のほうです。っていう定義自体が、短歌に興味ない人には特殊かもしれない。)

2012-04-02 20:39:04
mymhnd @mymhnd

2 歌集名、作者名があります。また、たいてい、作者のあとがきがあり、読者はあとがきに書かれたことから、作者の職業や、家族構成、短歌に対する考え方など、「作者像」を類推する手がかりを得ることができます。また、プロフィールには生年や、最終学歴が書かれていることも多く、こちらも

2012-04-02 20:57:51
mymhnd @mymhnd

3 短歌を鑑賞する上での手がかりになります。いま、わたしは、短歌を「鑑賞する」という言葉を使いました。「読む」、ではありません。

2012-04-02 21:01:53
mymhnd @mymhnd

4 わたしはお酒が飲めません。「飲めそうな顔して、飲めないからだ」をキャッチフレーズにして、成人以来、27年生きてきました。どうやら、アルコール分解酵素、とかいうものがない体質のようで、ちょっとでもアルコールを摂取すると、じんましんがでたり、具合が悪くなったりします。

2012-04-02 21:54:59
mymhnd @mymhnd

5 この先、わたしがお酒を飲むことはないでしょう。アルコール分解酵素、とやらがない以上、お酒を摂取しても、特別よいことはないからです。

2012-04-02 21:59:12
mymhnd @mymhnd

6 短歌を読むということと、短歌を鑑賞するということを、アルコール分解酵素をヒントに考えてみます。

2012-04-02 22:03:34
mymhnd @mymhnd

7 教科書ににのっていた与謝野晶子でも、俵万智さんの『サラダ記念日』でも、枡野浩一さんの『ショートソング』でも、『夜ぷち』でも、きっかけはなんでもいいのですが、短歌に出会い、「あ、これならわたしにも作れそう」と、短歌をつくり始める人は、短歌に呼ばれた人だと思います。

2012-04-02 22:21:54
mymhnd @mymhnd

8 短歌に呼ばれる人の体内には、短歌を味わい、消化し、自分の栄養にするための何かがあるのだと思います。これを仮に、短歌分解酵素と名づけます。

2012-04-02 22:30:17
mymhnd @mymhnd

9 ああ、どんどん歌集「町」の批評会の話から離れていくなあ。それだけ脳が胃もたれしているってことなので、お許しください。

2012-04-02 22:46:00
mymhnd @mymhnd

10 短歌分解酵素が体内にあって、短歌に呼ばれた人であっても、どういう短歌を消化吸収できるか、というのは、ひとそれぞれなのだと思います。

2012-04-02 22:47:42
mymhnd @mymhnd

11 例えば、先日あった、第二回空き地歌会で、篠原謙斗さん @kentotnek は、「一読してすぐに意味がわかる短歌がぼくにとっていい短歌」というニュアンスの発言をされていました。

2012-04-02 22:54:25
mymhnd @mymhnd

12 そんな篠原さんに、例えば黒瀬珂瀾さんの『空庭』を読んでみて、と渡したら、どうなるだろう、と思います。

2012-04-02 22:58:16
mymhnd @mymhnd

眠過ぎるので、今日ここまで。おやすみなさい。

2012-04-02 23:02:36
はしらのけんと @kentotnek

@mymhnd ツイートに自分の名前が出てきてびっくりしました。続きを楽しみにしております!

2012-04-02 23:52:08
六条くるる @rockjoe_kai

確かに黒瀬さんの短歌は難しいのが多いけど「darker than darkness だと僕の目を評して君は髪を切りにゆく」は個人的に好きだ。というか、みんなの短歌もそんなにわかりやすくないよ! なんなおしゃれな言葉で誤魔化そうとしてる歌をよく見るよ! #深夜短歌部

2012-04-02 23:58:48
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

ああ、ここのところ気になっていたことを。響乃さんおやすみなさい。

2012-04-03 00:05:03
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

わかるということが、良いことだとは、必ずしも思えない。

2012-04-03 00:18:20
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

わからなくていいんじゃない? わかる必要なんてある? わかって自分が納得できたらそれはいい歌っておかしくない? ということを言いたかったのだけど、こんがらかってるのは起き抜けだからなのか。お風呂る。

2012-04-03 01:05:23
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

お風呂で私も考えた。「わからない」という感想に対して、2つのことを思っているんだ。「なぜわからなければならないのか、わかる必要はあるのか」ということと、「どうしてわかろうとしないのか」ということ。

2012-04-03 01:40:25
飯田彩乃@『リヴァーサイド』刊行 @iida_ayano

微妙に両者が矛盾しているんだけど。前者に対しては、学校教育の弊害というか、「理解しなければいけない」という枷があるのかなあ。で、その枷が自分にもしっかりと嵌っていて、わかろうとしないのは怠慢なのではないか、歩み寄る努力ができてないんじゃないかと考えてしまう、と。

2012-04-03 01:47:48
ユキノ進 @susumuyukino

@iida_ayano 現代美術とか現代音楽なんかでは、「意味」のわからないけど美しかったり心を引っ掻いたりする表現がたくさんありますよね。現代詩もそうです。吉増剛造さんの詩に散文的な意味を見つけることは難しいけど、でもその詩を体験することは価値のあることだと思うのです。

2012-04-03 02:19:06
ユキノ進 @susumuyukino

@iida_ayano 短歌も同様で、歌意の分からない歌が、読者に価値のある体験をもたらすことはあると思います。

2012-04-03 02:25:48
ユキノ進 @susumuyukino

@iida_ayano ただ、意味の分かりにくい表現は、独りよがりと紙一重でもあります。岡井隆さんがどこかで、現代詩の難解さについて「このままでは早晩読者を失う」と書いてました。僕は自分のへたっぴな短歌でも、いつも読み手のことを意識して書きたいとは思っています。

2012-04-03 02:40:31
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