NHK・クローズアップ現代「“停滞”を打破できるか 野田総理に問う」書き起こし・ほぼ完全版
- toshihiro36
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冒頭のVTRが流れます
<ナレーション> 先週閣議決定され、国会に提出された消費税率引き上げ法案。自民党など、野党側の協力が得られる見通しは立っていません。そして足下の民主党内の強い反発。法案の先行きは不透明です。
2012-04-05 06:24:24ここからスタジオになります
国谷: 今の冒頭のVTRにありましたように、「政治生命をかけて消費税率引き上げの法案を通す」とおっしゃっていられるんですけれども。大変強い意気込み。ただその政治生命という言葉が、非常に永田町的な言葉で…どういうことを意味するのか、なかなかわかりにくい。
2012-04-05 06:40:41野田総理: 私の内閣の最大のテーマというのはですね、これは振興。復興から立ち直っていくことと、原発との闘いと、経済再生の3つあるんです。これは当然やらなければいけません。それと同時に、過去の政権がずっと先に送ってきた大きなテーマがあります。
2012-04-05 06:49:31野田総理: それが社会保障と税の一体改革でございまして、社会保障も待ったなしです。財政も待ったなしです。これ以上先に送ることは、無責任な政治だと思います。決断する政治、未来を慮る政治をの象徴的なテーマだと思います。だからこれは断固として、やり抜かなければならないと思います。
2012-04-05 06:54:38野田総理: この国会は6月まで会期があります。法案は3月の末に閣議決定をして、提出をいたしましたので。これからは与党と野党の協議に入っていきますが、「何としてもこれを成立させること、成立させなければいけない」その強い思いを、政治生命という言葉で表わさせていただきました。
2012-04-05 06:58:29野田総理:先送りする政治との決別が、政治に対する信頼に一番大事だと思っておりますし、これ以上先延ばしすることはもう許されないと私は思っております。いろんなご意見があります。だけど本当に今の現状を考えた時、あるいは将来世代を考えた時に今さえよければいいという政治はやってはいけない。
2012-04-05 07:28:16国谷: さらにさきほどのVTRにありましたように、「命をかけて」これは政治家からはあまり聞いたことのない言葉なんですけれども。この「命をかけて」というのは、どういう意味ですか。
2012-04-05 07:30:42野田総理: 私は29歳の時に、初めて無所属で県会議員になりました。以来、四半世紀にわたりまして政治活動をやってまいりました。心から国家・国民のために仕事をしようというのが志です。その志を遂げるか遂げないか、何のために政治家になったのかという時に、
2012-04-05 07:35:05野田総理:非常に国民の皆様にご負担をお願いするというのは、辛い、切ないことです。だけど、それをやらなければ私が政治家になった意味がない。その集大成でこの仕事をやり遂げたいと思っております。
2012-04-05 07:37:49国谷: 総理が今国会で成立させたいとしております消費税率の引き上げ法案ですけれども…しかし民主党の反対派の反発は強く、そして自民党も対決姿勢を見せています。
2012-04-05 07:40:57VTRが流れます
<ナレーション> 民主党の小沢・元代表。政権交代の原点であるマニュフェストに立ち返るべきで、消費税の増税は認められないとしています。小沢・元代表に近い山田・元農林水産大臣は、今後法案採決の際に反対する可能性もあると考えています。
2012-04-05 07:48:40山田・前農水相: (消費税増税は)今やるべきでは絶対ないんです。なんとしても阻止したいと思っています。法案に反対することになりうるかもしれません。皆さんされぞれに今回は決断を迫られる。
2012-04-05 07:52:30