赤軍の戦略予備の使い方

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はいたか @HighTaka

昨晩のTL上のやりとりで思い出したこと。ソ連軍が数のみという印象で当時のロシアの人口を見るとあれ?と思ってしまう。もっといないと無理だろ

2012-04-02 10:04:53
壕野一廻@2日目ハ19b @Type10TK

米ソってなまじ戦争に勝った上に戦後二強として君臨しちゃったせいで、「あいつらは数だけのごり押しだ」みたいな敗戦国の負け惜しみと、逆に勝った側のやることなすことすべて合理的みたいな出羽の守的意見の両方の犠牲になってるイメージ

2012-04-02 10:08:15
はいたか @HighTaka

いくさは数だというが、有効な数(戦術、戦略的に効果を持つ行動)であると考えると、「数のみの」というのは実は最大級の賛辞ではなかろうか。

2012-04-02 10:20:17
お菓子っ子 @sweets_street

WW2のアメリカとソ連を物量ゴリ押しという人は、物量を用意するロジスティックスと、必要な場所に必要なだけ送り込む戦略がいかに大変なのかを考えて欲しいですね。戦略がまずかったら、総兵力では勝ってるのに遊兵ばかりで、戦場で展開している兵力は常に敵より少ないなんてはめに陥りますから

2012-04-02 10:28:54
内田弘樹 @uchidahiroki

@sweets_street ソ連の物量は、①ドイツ将校の言い訳(ドイツ軍は戦術作戦レベルでは勝っていたが数で負けた! 俺達は強かった!) ②それを冷戦に利用した資本主義陣営&ゲーレン機関(ソ連怖い! ゆえに軍備拡大のための予算よこせ) などなどが絡み合っていますからねぇ・・・。

2012-04-02 10:34:53
@fox_otoko

@sweets_street そのアメリカですら湾岸戦争を始めとして、近年になっても補給の効率化に頭を悩ませてますからね

2012-04-02 10:37:09
お菓子っ子 @sweets_street

@uchidahiroki ソ連自身も「我が軍は物量が命であるのでもっと予算よこせ」「物量が命なんだから西側の皆さんは軍拡しても文句言うなよ」という方便に使ったりするから、政治の世界は奥が深いですね

2012-04-02 10:39:17
お菓子っ子 @sweets_street

@fox_otoko ロジスティックスが弱いと稼働できる戦力が落ちますものね。昔より戦力をまともに稼働にさせるためのコストは跳ね上がってますし

2012-04-02 10:40:35
壕野一廻@2日目ハ19b @Type10TK

@uchidahiroki @sweets_street ソ連のドクトリンがその数的優位を最大化する方向に進化していたから、ドイツ将兵の実感としては本当に無限の兵力に押し流されたように感じた面もあるかもしれないですね

2012-04-02 10:40:57
内田弘樹 @uchidahiroki

@sweets_street 冷戦時代、WTO軍の通常戦力は常にNATO軍に比べて優越していましたので、「連中の物量ハンパない」というのは確かなんですよね。おかげで国が滅びましたが、冷戦時代はそんなことわからないし(汗)。

2012-04-02 10:42:11
お菓子っ子 @sweets_street

@Type10TK @uchidahiroki 敵の内情を知らずに戦場だけを見ていたら、単に数が多いってしか思えないですよね。それだけの戦力を用意して、遊兵を作らずに常に自軍を圧倒する戦力を用意するための相手の苦労なんて見えないですから。こういうのは最高機密ですし

2012-04-02 10:44:26
内田弘樹 @uchidahiroki

@Type10TK @sweets_street あと、ソ連は「巨大な予備を後方に温存して、主攻勢正面にそれをぶつけ、ドイツ軍の対応能力を過飽和させる。終わったら再び後方に引き抜いて予備を構築」というドクトリンなので、防御側のドイツ軍からみれば、「連中の物量パねぇ」になりますw

2012-04-02 10:45:08
@fox_otoko

@sweets_street ベトナム戦争だと横流しが多発したり湾岸戦争だと補給品が効率よく行き届かなかったりしたので、そこら辺の反省を踏まえて米軍の補給はIT化が進んでるようですね

2012-04-02 10:46:23
お菓子っ子 @sweets_street

@uchidahiroki 国が滅びそうになるぐらい頑張って大戦力を用意しているなんて、東側からしたら何があろうと隠しておきたいことですからね。おかげで西側から見ると、余裕綽々であれだけの戦力を用意しているように見えてしまうんですね

2012-04-02 10:46:39
内田弘樹 @uchidahiroki

@sweets_street どちらが正しい、なんてことはないんですよねこのあたり。結果的に勝者となった西側だって有事になればどうなるかわからなかったのですし。

2012-04-02 10:48:10
お菓子っ子 @sweets_street

@uchidahiroki @Type10TK そうなんですよね。予備を投入する場所とタイミングのセンスが凄いんです。いい加減に予備を投入してたら、戦力足りなくなりますものね

2012-04-02 10:48:58
内田弘樹 @uchidahiroki

このあたりの、ソ連軍の「戦略予備」の扱い方って、社会主義らしい合理性=割り切りのよさと、ソ連という国土・人口傾向の反映が出ていて好きだったり。「ドイツ軍の装甲軍団(3~4個装甲師団)による機動防御? 白ロシア全域を攻勢正面にすればチクっと刺されたくらいじゃね?」みたな。

2012-04-02 10:50:49
お菓子っ子 @sweets_street

@fox_otoko クラウゼヴィッツは戦場では摩擦があると語っていますが、後方でも摩擦はあるんですよね。だから、どれほど高度な体制を構築しても戦場では補給が滞るのが当たり前なんです。それを理解している軍隊が強いのですね

2012-04-02 10:50:54
お菓子っ子 @sweets_street

@uchidahiroki 正解がわからないし、相手も正解を隠そうと必死だから、戦略というのは目隠しされて嘘を吹き込まれながら、できるかぎり努力するということにならざるを得ないですね

2012-04-02 10:52:27
内田弘樹 @uchidahiroki

@sweets_street @Type10TK 反対に目論見が外れるとリソースの壮大な無駄使いw クルスク戦の後、ソ連軍は砲兵をクルスク北方にかき集めて中央軍集団の殲滅に乗り出すんだけど、ドイツ軍の陣地防御が巧みで、機動戦が行われた南方に投入したほうがマシだったという・・・

2012-04-02 10:54:19
@fox_otoko

@sweets_street それこそがアメリカの生産力と届ける能力の強さになるのでしょうね。「消える」補給物資が発生しても補給の要素で継戦が困難になったことはありませんし

2012-04-02 10:56:49
内田弘樹 @uchidahiroki

ただ、ドイツ軍もクルスクとかで「ソ連軍の戦略予備」を気にしていて、クルスク戦後、ヒトラーは「クルスク突出部の殲滅には失敗したけどソ連軍の戦略予備は叩けたからOK」と言い訳していたり。問題は、「叩いた」数がソ連軍全体とってそう大きな打撃ではなかったことですが。

2012-04-02 10:56:55
お菓子っ子 @sweets_street

@uchidahiroki @Type10TK しくじると予備がまるまる遊兵になって、敵に数で負けてしまう羽目に(´;ω;`)

2012-04-02 10:57:00
お菓子っ子 @sweets_street

@fox_otoko 補給が滞って前線部隊が活動不能になる程度のことはよくあるのですが、戦線維持が不可能なレベルまで消耗することはあまりないですね。それでもとてもうまくやってる方なんです

2012-04-02 10:58:46
内田弘樹 @uchidahiroki

@sweets_street @Type10TK 航空戦力も同じみたいですね<巨大な予備を後方に構築 だから、守り手のドイツ軍は、大戦後半、主戦場では「どこでも」圧倒されて制空権を奪われるという。「守る側」は、「ここ!」という箇所に戦力を集中できないのが辛いですよね。

2012-04-02 10:58:54