サンデー編集者石橋の発言のまとめ

裏サンデーや著作隣接権がらみで炎上した発言を自分でまとめました。意図的な編集のされ方をしたまとめサイトのせいで、こちらの意図がねじ曲がって伝わるのを避ける為です。一個補足しますと、著作隣接権の事はあまり関係ありません。それはただのきっかけで、基本的に漫画家と編集の関係性について思ってる事を綴っただけです。ただしあくまでも個人の意見です。会社や編集部の意志とは全く関係ない事だけはご了承下さい。
裏サンデー マンガ 著作隣接権 サンデー
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@mikunikko
著作隣接権。出版社は駄目でTVや音楽に認められる理由。要するに一つの作品を作る際に配信者に求められる労力や役割の重要性によって決まるんだよね? TVや音楽に比べて出版社は創作において大きな役割を果たしていないという国の判断なんだよね。
@mikunikko
で、反対する作家さん達も自分達が作品を作る際に、創造性の部分で編 集者の役割なんか大した事ないからあげちゃ駄目だ。と考えているわけだ。 とりあえずこういう認識でOKかな?まあ大抵、そう言うのは大御所さんだから実際そうなんだろうけど。
@mikunikko
でも世の中には原作者みたいな編集者もいて、そう言う意見に腹立たしく思う人もいる。僕も一時期そんな感じのスタイルで仕事してたこともあるし。気持ちは分かる。売れた作品で作者から「全部私が考えました」って自分の存在すら消されて気分が沈んだこともある。恥ずかしいけど本音。
@mikunikko
創造性が足りない作家を無理矢理当てさせるために、自分の創造性をプラスする事でなんとかしようとする編集者がいる。理由はそれぞれだと思うけど、単に自分が結果を残して会社に評価されたいだけの人もいるかもだけ ど、多くの編集者はそうじゃないと思う。殆どは作家への愛情からのはず。
@mikunikko
でも、たぶん、そういう愛情は殆ど実らない。そんな作品の多くは売れない。売れないと恨まれる。例え売れても7割疎まれる。20年後ぐらいに感謝されるかもしれないけど。成功した時の多くは作家さんは舞い上がるから、口うるさく創作に関わる編集者を避けだす。ロッキー5みたいに。
@mikunikko
例え作家さんが凄くいい人でも、7割くらい編集は成功の階段を昇る作家さんを見ると、嫉妬の感情が湧き出る。編集者の多くは会社員。大ヒット作を作っても数万円の寸志が貰えるだけ。創作に対する貢献度が大きければ大きいほど見返りが欲しくなる。
@mikunikko
つまり95%ぐらい上手くいかない。勿論例外はあるだろうけど。前も書いたけど、僕の結論としては編集者は創作に関わりすぎちゃいけないという事。本当に関わりたいなら独立して原作者になるべきだと思う。それで成功した元編集者の原作者は多い。その人は凄い編集者というよりは凄い作家ということ。
@mikunikko
本来、編集者の仕事は作家の持っている才能を育て、延ばし、自分で作れるようにすること。もしくは最初から出来る人だけを相手にする事。 才能が足りない人を、無理矢理なんとかするの作家さんのためにも、自分のためにもならない。非情さも時には必要。
@mikunikko
っていうかそれが本来の編集と作家の関係だったはず。才能ある人を見つけて、書いてもらう。アイデアも編集が出すんじゃなく、作家さんのアイデアが出るようなアイデアを出す。面白い作品が書けなければさよなら。大昔の編集者はみんなそうだったんじゃないかな。
@mikunikko
昔は今より漫画雑誌は多くないし、連載枠に限りがあるから、一部の天才しか連載出来なかったはず。手塚先生なんか何本もやるし、ますます枠は少ない。今みたいに星の数ほど漫画掲載枠があると、才能足りない無い人にも無理矢理書かせなきゃならない。
@mikunikko
そう考えると今回の著作隣接権の問題は滑稽だ。編集が本来の編集の仕事なら隣接権など認められる訳が無い。そしてその日は来る。出版界は、今の連載掲載枠を絶対に維持出来ない。雑誌の部数は落ちているし、単行本も落ち始めている。売れる作品は売れるけど、中途半端な作品は全く売れなくなる。。
@mikunikko
昔100万部売れるような作品は今でも100万部売れるけど昔10万部だった作品はせいぜい3万部。昔5万部だった作品は1万部も売れなくなって来ている。この傾向はさらに加速する残念ながら天才じゃない作家さんは もう漫画家を続ける事は出来なくなるだろう。電子書籍の波がこようが、関係ない。
@mikunikko
そして編集部も生き残るのは天才が集まる所だけだろう。 天才相手の編集の仕事は創造性の付加では無い。 天才を集めること、天才を育てる事、天才を外に逃がさない事だ。
@mikunikko
もちろん電子書籍やグローバル化に対して対応するために、何らかの権利は必要だけどアメリカのエージェント会社みたいな機能を出版社に付加すれば良いはず。ジャンプの専属契約ってそれに近いんじゃ?すごいよジャンプ。 契約の詳細見てみたいな。
@mikunikko
一つだけ、基本作家の味方。最近の作家と出版社の対立を作ろうとする流れはホントむかつくわ。楽しくやっているこっちにまで被害が来るわ。
@mikunikko
なんか発言が一人歩きして、意図とズレ出してるので一言追加。別にまっとうな関係の漫画家と編集に問題あるなんて言ってないです。編集がシナリオ、コマ割り、下手すりゃ作画の構図までやっちゃうケースの事を言ってるんですがね。要はまっとうな仕事を互いにすれば良いだけです。大阪着きました。
@mikunikko
僕の天才の定義は、しっかりと自分の描きたいもの、描くべきものを持っていて、それを形にする力がある人のこと。人の意見やアイデアは参考にしてもいいし、担当を信頼するのもいい。でもそれは自分の中にある、大切なものを表現するための手段であって、その大切なものが何かすら分からず(続く)
@mikunikko
その大切なものが何かすら分からず、ただ漫画家であるために、他人に乗っかって描いている人は天才とは言えないなと。天才って大げさに書いたけど、本音は作家と呼ばれる人は全員そうであるべきだと思ってますよ。僕は最近、まだ漫画で稼いではいなくても、そういう意味での天才に沢山会いました。
@mikunikko
もちろん、僕が担当させて頂いた人の多くは、素晴らしい作家さんたちです。サンデーに来てから出会った若木さんや、一生を捧げるつもりの相棒、大高忍を始め心から尊敬してます。でも、そんな彼らより遥かに技術や経験が足りなくても、同じレベルで天才な奴らに短期間で大量に出会ってしまったのです。
@mikunikko
正直最初はショックでした。なぜ?投稿もしたことなく、商業誌どころかコミケで稼いだことも無い人達がこんなに作家魂(天才性)を持っているのか?僕の結論は、間違っているのは我々でした。我々と言うか、我々の先輩達が作り上げ、僕達が利用して来たシステムがです。
@mikunikko
僕にアイデアを出さないでください。本当かどうか知らないけど、尾田栄一郎先生が新しい担当編集に会う時、こんな台詞を言うって話を聞いたことがある。自分が描きたい強固な世界があるから、他人の考えや思想が混じるのを避けたいからだと思う。かっこいい、まさに作家だと当時思った。
@mikunikko
実際は本当に苦しい時や、調子が悪い時は担当だってアイデア出すだろうし、出すべきだとは思う。でも、心構えはこれぐらい作家さんにあって欲しい。だってかっこいいじゃん、惚れるでしょ。助けてあげたいと思うでしょ。だから助ける。アイデアも出す。そのままやれというんじゃなくて
@mikunikko
作家さんのアイデアの呼び水になるように精一杯がんばる。本物の作家と仕事をする時、編集は見返りなんか求めない。だって世界創造の手助けが出来る事、そのものが報酬だからだ。昔若木さんが、作家は神、編集は神官であるべきとブログに書いてたけど、確かにそれは理想のすがただ。
@mikunikko
あ、作品売れたら報酬は作家さんからは貰わなくても、会社には要求するよ。会社員だもの。給料上げろ、休みくれ、経費使わせろとかねwこれは作家さんには関係無い身内の話。営業も宣伝も同様、単なる会社員の話です。
@mikunikko
ただ作家が作家の役割を果たさず、編集が自分の本来あるべき立場を忘れた時に先日書いたような問題が生じるのだ。
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