NHKスペシャル「MEGAQUAKEⅡ 第2回 津波はどこまで巨大化するのか」 書き起こし・ほぼ完全版 #nhk

4月8日夜に放送されたものを文字起こししています。 (番組内容)なぜ想定を大きく超えた巨大な津波が東日本大震災で発生したのか?津波増幅のメカニズムを解明。
自然 megaquake 南海トラフ 地震 東日本大震災 NHKスペシャル メカニズム 津波
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冒頭のVTRが流れます

とし @toshihiro36
<ナレーション> 本州最南端、和歌山県串本町にある奇妙な岩の列。橋杭岩です。東日本大震災の後、改めて注目されています。橋杭岩のかたわらにころがる重さ10トンを超える、おびただしい数の岩。かつてここを巨大な津波が襲い、岩が崩れ落ちたことがわかってきました。
とし @toshihiro36
<ナレーション> あの日以降、歴史記録に残されていない津波が、各地で次々と見つかっています。
とし @toshihiro36
地震研究者: 我々が知らない未知の地震というものが、その時期に起きていた可能性があります。将来の備えというのが、こういったものからわかるかもしれないということですね。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 2011年3月11日、死者・行方不明者およそ1万9千人…人々を追い詰めた巨大津波。その猛威は世界に広がりました。7時間後、ハワイに4メートルの津波が到達。1万7千キロ離れた南米・チリ、ここにも4メートルの津波が。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 南極にも。高さ80メートルの巨大な氷山を崩壊させました。 常に変動し続ける地球。私たちは津波の脅威と隣り合わせに生きていることを思い知らされました。誰も予想できなかった巨大津波。残された膨大なデータをもとに、最新の科学がその謎に挑んでいます。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 巨大津波はまぜ起きたのか。津波を決定的に大きくした、地下の2段階の動き。いくつもの津波が発生し、複雑に重なり合いながら高さを増していったことがわかりました。
とし @toshihiro36
津波研究者: 自然というのは時々とんでもない、全く違う姿で現れてしまう。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 震災後、地震が激増した日本。世界の研究者が、日本に潜むリスクに警戒を強めています。津波の脅威はまだ続くのではないか。
とし @toshihiro36
地震研究者: 東日本大震災は終わりではなくて、次の連鎖の始まりかもしれません。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 震災後得られた知見から浮かび上がる次の巨大津波。最新の想定では、30メートルを超える津波が再び日本を襲います。 巨大地震・MEGAQUAKE シリーズ第2回「津波はどこまで巨大化するのか」 次に日本を襲う驚異の実像に迫ります。

ここから本編です

とし @toshihiro36
<ナレーション>岩手県宮古市田老地区、町の7割が瓦礫と化しました。高さ10mの防潮堤。過去たびたび大津波に襲われた経験をもとに、万全の備えをしてきたはずでした。東北地方の津波防災を推し進めてきた、今村文彦教授です。堤防を乗り越える15mもの津波がくることを、全く想定できなかった。
とし @toshihiro36
今村: まあ、ある意味ぼう然ですね。悪夢っていうことです。夢みたい、現実だと思えない。全部を否定されてしまったような。今までやってきたことが無駄で、これから何をやったらいいだろうかという思いでしたね。
とし @toshihiro36
<ナレーション> なぜ津波がこれほど巨大化したのか。今村さんは今回初めて捉えられた、膨大なデータの分析をしています。明らかになったのは、研究者たちの常識を覆す海底の動きでした。 東北の沖合いでは陸側のプレートの下に太平洋プレートが沈み込んでいます。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 震災前、最も可能性が高いと考えられていたのは宮城県沖地震。最大でM8とされていました。3月11日、このとき宮城県沖のプレートの境目赤でしました所がずれ動き、地震が起きます。海底が押し上げられ、大きな津波が発生。想定を超える津波が発生したのは、その後でした。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 最初のずれを引き金に、黄色で示した沖合いの部分がずれ動いたのです。ここが大きく動くとは考えられていませんでした。海底が50mもずれ、第2の津波が発生。2つの波が重なり、一気に巨大化しました。この津波を沖合いの波浪計が捉えていました。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 最初に発生した津波は2m。2つ目の津波が高さを3倍以上の7mに押し上げていました。 地震が巨大化していく様子です。プレートが大きくずれ動いた部分を白で示しています。まず陸に近い宮城県沖で第1の津波が生まれます。さらに続いた沖合いの大きなずれ。
とし @toshihiro36
<ナレーション> これが第2の津波を生み、高さを押し上げていました。巨大化した津波。東北の沿岸を直撃します。宮城県沿岸では、津波の高さは多くの地点で15mを超えていました。南三陸町では33m。常識を覆す海底の動きが、津波の巨大化を決定づけていたのです。
とし @toshihiro36
<ナレーション> 福島県沿岸にも、ひときわ高い津波に襲われた所があります。原子力発電所の周辺です。ここを襲った津波から、巨大化のもうひとつのメカニズムが明らかになってきました。東京電力福島第一原発、津波は三角形の防波堤を乗り越え、15mまでかけ上がりました。
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