「低線量被曝と向き合う:チェルノブイリからの教訓」メモ

「低線量被曝と向き合う:チェルノブイリからの教訓」 講演の資料に載っていない部分のメモです。(4/7 札幌講演) ・会場で販売される資料集には、資料と概要がほぼ記載されています。(札幌講演ではそうでした) 全国講演が進むうちに、講演のメイン部分や資料もどなたかがまとめられるはず…。 気が付いた分は、また追加で載せるつもりです。 続きを読む
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so sora @sosorasora3

今中氏:(Q:核実験の頃と比べると?)酷かった1964,5年は年200~300μSv/ほどで、北半球には137Csで4000~5000/m2ぐらい、それが日本中に降りそそぎ、いまだに残っている。  #チェルノ教訓

2012-04-10 17:28:16
so sora @sosorasora3

今中氏:(Q:核実験の頃と比べると?) 現在の大阪は核実験の頃より低い。東京はCsが20000Bq/m2ぐらいで、核実験の頃の4~5倍と、無視できない汚染になっている。福島は核実験の頃の10倍で、飯舘村はそのまた10倍だ。  #チェルノ教訓

2012-04-10 17:30:27

質疑応答(内部被曝関連)

so sora @sosorasora3

(Q:内部被曝は?) 今中氏「恐れていたレベルよりずっと少ないようだ。生産者が気を使ったから、高レベル食品は殆ど出ていない。チェルノでは今でも50~100Bq/kgでるが、日本の子どもは数Bq/kgのようだ。新基準にもなり、内部被曝はそこまで大きくならないと思う」 #チェルノ教訓

2012-04-09 15:33:03
so sora @sosorasora3

(Q:内部被曝は?続) 今中氏「いわきの農家がすごく努力して、3Bq/kgの玄米を作っても、消費者は0Bqを求める。30~40年続くのだからこのギャップを何とかしなくてはいけない。」 #チェルノ教訓

2012-04-09 15:37:55
so sora @sosorasora3

(内部被曝は?) ステパノワ氏「甲状腺検査、ウクライナでは二日目から実施した。ヨウ素は8日以内にと、全土から器械をかき集めて検査を急いだ。100万人以上の子どもが被曝し、10万人以上を直接検査し、計算式を作った。日本の子どもも被曝しているだろう、内分泌検査が必要」 #チェルノ教訓

2012-04-09 16:03:13
so sora @sosorasora3

(内部被曝は?) ステパノワ氏「食品のCs量をしっかり計測すべきだ。日本ならシステムはできているだろう。問題は農家だ、自家産の野菜も自分達で計測しなくてはいけない。各地に計測所を置くことがだいじ。」 #チェルノ教訓

2012-04-09 19:04:41
so sora @sosorasora3

(内部被曝) ステパノワ氏「ウクライナの健康調査システム:各地に椅子型WBC設置。こどもは年一回必ずWBC検診を受けなくてはいけない。汚染地域だと各科(小児科・血液科・神経科・内分泌科・耳鼻咽喉科・泌尿器科など)専門家が診る。大人も年一回だがうまくいっていない」 #チェルノ教訓

2012-04-09 19:10:54
so sora @sosorasora3

(Q:内部被曝は?) マリコ氏「甲状腺は内部被曝のみ。全身被曝は外部被曝と内部被曝。日本では甲状腺被曝はどうだったんですか?(会場に)金属の味がした人はいますか?」(会場の福島からの人「感じました」)「甲状腺被曝してますね。日本でも甲状腺被曝があったんですね」 #チェルノ教訓

2012-04-09 15:45:27
so sora @sosorasora3

(内部被曝について・続) マリコ氏「30%は食品によるものだが、地表が酷く汚染されてしまった。放射性ヨウ素、当初の基準は3700Bqで、基準を超えたミルクはカッテージチーズなどに加工した。」 #チェルノ教訓

2012-04-09 15:54:43
so sora @sosorasora3

(内部被曝) マリコ氏「ウクライナ・ロシア含めて今は非常に少なくなった、ほぼ自然界と同じ程度に。最初の一年が肝心だった。当初は計測が難しかったから、計算で出すのだが、正確な方法はまだ無い。」 #チェルノ教訓

2012-04-09 19:44:36
so sora @sosorasora3

(内部被曝) マリコ氏「甲状腺に集まるヨウ素は大人5g、子ども2g程度」 今中氏「6000mSv=6Sv、全身に受けたら死ぬが甲状腺だけに集まるから、すぐに死ぬことは無い。何割集まって何割排出されるか、体内でどのぐらい悪さするか、計算式がありそれで影響を見る」  #チェルノ教訓

2012-04-10 01:58:21
so sora @sosorasora3

(内部被曝) マリコ氏「甲状腺は最初の3ヶ月が重要だった。ヨウ素を甲状腺が取り込み、その放射量を測るのだが、最大6000mSvまで出た。牛乳が原因だ。当時、摂取警告が出されなかった。」 #チェルノ教訓

2012-04-09 19:55:19
so sora @sosorasora3

マリコ氏「1990年の基準は、牛乳100Bq/kg・肉320Bq/kg・キノコ370Bq/kg、年1mSvを超えないようにした。厚生省が基準を決める前にベラルーシの資料も送った。これでも安全とは言い切れない、許容範囲だ。医療費が跳ね上がらないようにするための数値」 #チェルノ教訓

2012-04-10 02:27:47
so sora @sosorasora3

(内部被曝) 今中氏「計算式も個人差がありいい加減だが、数値出さないと話にならないから数値を出す」「癌は線量に比例すると思う。自然放射線でも同様に害があると思える。東京から北の本州は汚染されてしまった。個人的には自然放射線の地域差程度なら許容範囲」  #チェルノ教訓

2012-04-10 02:14:01
so sora @sosorasora3

マリコ氏「事故の年は年100mSv、翌年は35mSv、3年目は25mSv、4年目も25mSv。ソ連時代、地域住民の健康を守るという意識は無かった。ミンスクだけが独自に1mSv目指したが遅かった。最初の4年が重要だ、その後は何をやっても同じ。日本はまだ3年ある。」 #チェルノ教訓

2012-04-10 16:45:54
so sora @sosorasora3

今中氏:ヨウ素は揮発性があり大量に拡散した。チェルノブイリは4/26、ヨウ素は牧草につき、牛が食べて牛乳になり、子どもに行った。日本の今回の事故はまだ寒い時期だったのが幸いした、牧草汚染ではなく水や隙間から牛舎に入った分ぐらいで済んだ。 #チェルノ教訓

2012-04-10 16:50:35
so sora @sosorasora3

今中氏:3/17,18からは禁止措置もでたから、日本の子どもの甲状腺汚染は殆ど吸入がメインだろう。後は露地物の野菜を食べたかどうかだ、当時のほうれん草とか。  #チェルノ教訓

2012-04-10 16:52:40
so sora @sosorasora3

マリコ氏:チェルノブイリ事故は4/26、草も茂り牛も放牧されていた。30km圏内の牛は高被曝した。ヨウ素は甲状腺に入り牛乳に入った。 日本は放牧はまだだったようだから、呼吸被曝がメインだと思う。呼吸は食品の1/100ぐらいになる。金属の味だ。 #チェルノ教訓

2012-04-10 16:55:01
so sora @sosorasora3

マリコ氏:(甲状腺)日本はチェルノブイリ程酷くはならないと思う。チェルノでは3年後から甲状腺癌が出始めた。1992年にNATUREで発表されると、アメリカの偉い学者がすぐ来た。「3年後に癌がでるわけがない、30年後になるものだ」「でたとしてもベラルーシだけだ」と。 #チェルノ教訓

2012-04-10 16:59:32
so sora @sosorasora3

マリコ氏:(甲状腺)ウクライナのデータは、当時はまだ出ていなかった。アメリカから来た学者らは、自分達で調査をして、やがて癌発生を認めた。ウクライナやベラルーシでは大人も子どもも、毎日1Lの牛乳を飲むんだ。 #チェルノ教訓

2012-04-10 17:02:07
so sora @sosorasora3

ステパノワ氏:(ウクライナの基準) 『生涯被曝は70mSv、子どもは年間1mSv』と決められている。これは、1986年生まれの子どもは既に70mSvを受けてしまっているから、これ以上増えないように食品基準を厳しくしているのです。  #チェルノ教訓

2012-04-10 17:06:58
so sora @sosorasora3

ステパノワ氏:食品汚染が一番の課題。多くの子が今は年1mSV以下になっているが、キエフ州などではまだ1mSv以上の子もいる。計測を続けることが大事。癌の発生率は高い。5mSvで癌になることもあり、100mSvでなる人もいる。3年後から出てくる。日本でもそうだろう。 #チェルノ教訓

2012-04-10 17:10:47
so sora @sosorasora3

ステパノワ氏:(Q:対策は?)汚染地域の住民には、できるだけ食品に気をつけてもらう。牛乳はカッテージチーズやバターにすると1/10になる。キノコは最悪、だめだといっても食べてしまう人たちも多い。野菜・果物を多く取ることもいい。  #チェルノ教訓

2012-04-10 17:12:23
so sora @sosorasora3

ステパノワ氏:(Q:保養は?)ウクライナでは、健康回復のための保養システムを毎年国が行う。事故後数年間は夏期3ヶ月だった。今はそこまで長期ではないが、保養は3週間以上でなくてはいけない。最初の1週間は新しい環境になじむための期間、次の2週間は回復するための期間だ。 #チェルノ教訓

2012-04-10 17:17:18
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