狂人演説(2012/04/11):メンズリブと属性と実体と支配、支配のための暴力に対する規範

ブレインストーミング呟き集。 「支配が当然と思ってはいけない、妥当性は常に問われる」 「実はあなたは属性にコントロールされているのではないか、属性をコントロールしなくてはいけないのではないか、そこはメンズリブは面白い」 「支配に物理力を持ち込むのはもっとずっと慎重であるべき」 みたいな、支配がどうこう、みたいなことを言っていると思います。
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我乱堂 @SagamiNoriaki

経験はありませんが、個人差はあるかと RT @Sukuitohananika: 憎悪が原因のレイプはもちろんあるが、憎悪とは別の動因が原因のレイプもあると思う。 @ichliebewerder 性欲が強いからってレイプするわけではぜんぜんないのです。女性に対する憎悪が原因なのです

2012-04-11 00:49:24
犬神工房 @nokkaranoumu

@SagamiNoriaki @Sukuitohananika @ichliebewerder あと支配目的もそうですね。家族内とか、職場内とか、取引先とか(地下組織構成員が地下社会セックスワーカーを性的・経済的に搾取する)。支配が当然で、言うこときかないと憎悪する、という空気。

2012-04-11 01:11:29
犬神工房 @nokkaranoumu

しかし「支配が当然」という空気は本当に恐ろしいもんだぜ。これにあらがうために地位の平等と、決定の自由と、クラスタや属性からの解放を求めるフェミニズムがあったのだと思う。あるいは権力分立みたいに「支配する奴は第三者に監視され、第三者は支配される奴に「こそ」監視される」とか。

2012-04-11 01:16:07
犬神工房 @nokkaranoumu

つまり、メンズリブとはウーマンリブへのアンチであるようでは醜いので、地位の平等=男女共同参画社会と、決定の自由と、クラスタや属性からの解放でなければならない。

2012-04-11 01:19:18
犬神工房 @nokkaranoumu

今のところメンズリブにはこれらに加えて「男らしさを再発見する」というのがみられるが、今更ながら、「クラスタや属性への再評価(だってそれらも自分のものだからねえ)」というのが成功するなら、やってみる値打ちはそりゃ高いだろうな(単にウーマンリブへのアンチであってはいけません)。

2012-04-11 01:21:05
犬神工房 @nokkaranoumu

メンズリブの「男らしさの再評価」というのは戦略としては実は悪くないと思うの。「すべての属性から自由な実体」から「すべての属性を自由にできる実体」という。属性が単なる呪いでしかない、そんな世界観が何になる? と言われたら、そりゃ「属性をも自分で自由に出来た方がよくね?」となるわな。

2012-04-11 01:24:51
犬神工房 @nokkaranoumu

自分を支えている属性への敬意と、それでも属性から解放されるためには最終的には属性を「自分のものにしなければならない」という問題が、メンズリブには待ち構えていると思う(てきとう)。

2012-04-11 01:27:55
犬神工房 @nokkaranoumu

フーコーの「真理=権力」論はよう知らんが、「知は力なり」というのはやはりあると思う。理解ってある程度は、対象に対する、知識体系や意識の(荒っぽく言うと、精神の)支配ですよ。

2012-04-11 01:28:57
犬神工房 @nokkaranoumu

俺を支配している属性に100%支配されているというのは恐ろしいことだぜ。逆に「何が欲しいの? それ本当に欲しい? ナニ? 嗜癖? じゃあやめときなさい」と自分で判断して我慢できるというのは、欲求には支配されていても、嗜癖には支配されていないので、属性からやや自由になってる証拠だ。

2012-04-11 01:31:41
犬神工房 @nokkaranoumu

だが、だからこそ「自分による属性や他人に対する支配は当然」とか思っちゃいかんのよ。全然当然じゃないんだから。むしろ「自分は属性や、時には他人に支配されている」か、かろうじて「自分は属性や他人からの支配から自由である」程度のことしか言えないんだから。

2012-04-11 01:34:19
犬神工房 @nokkaranoumu

だが、我々は少なくともヒトなので、他者への支配には常にルール(規範)が伴って、「相手の地位を破壊しない、侮辱しない」ことから「人類最低限の倫理としての人権を全ての人に認める」に至るまでいろいろあると思うの。そういうことを弁えないと、今のヒトは昔のヒトにすら勝てない。それじゃダメ。

2012-04-11 01:39:23
犬神工房 @nokkaranoumu

「他人への支配はいけない」とは言えない。そんなこと言ったらいかなる組織も成り立たない。組織と個人が戦ったら普通は組織が勝つ。その上で「他人への支配はいけない」というのは非現実適応的すぎる。少なくとも俺は口が裂けても言えない。

2012-04-11 01:37:44
犬神工房 @nokkaranoumu

支配目的の物理力も、人類の長い犠牲と研鑽の結果、いろんな規範があるのだが、長くなるのと、俺が眠いので、また明日。明日覚えていたら何か書く。

2012-04-11 01:42:01
犬神工房 @nokkaranoumu

(話を変えました。)支配目的の物理力については、いうこと聞かないやつに対する罰という側面が本来はある。これがなきゃ搾取者はのさばるし、暴れん坊は暴れるので、しょうがない。ただ、これは「支配目的の物理力は常に罰であり正義である」という恐るべき誤解を生みだしてきた。そんなわけあるか。

2012-04-11 14:57:19
犬神工房 @nokkaranoumu

暴力については、ドラゴンボールの亀仙人がいいことを言っていた(うろ覚え)。「基本的には暴力は振るわないが、暴れん坊が他人に迷惑をかけていたらガツンと黙らせなければならない」。これがたとえば緊急性のある行政強制力のコアであり、これが「認められる暴力」の二つの一つ(もう一つが罰)だ。

2012-04-11 15:03:27
犬神工房 @nokkaranoumu

だから、「抵抗のため」と「罰のため」、この二つだけが「社会的に認められている暴力である」(と私が勝手に思ってるだけ)。これ以外は何かしら不当性を持つ(と多分思うのだ)。これはその後行政と軍事・警察・刑務に委任されたが、細かいところでは市民も抵抗したり罰したりしている。

2012-04-11 15:07:15
犬神工房 @nokkaranoumu

さて、家庭における「支配目的の物理力」は、しばしば抵抗でも罰でもなかった。「そうすれば権力が維持されるから」に他ならなかった。これはかつては通用したかも知れないけど、今や「アルファのために他の個体は地位を傷つけられてよい」というのは世論的に許されなくなった。時代が変わったんだ。

2012-04-11 15:10:49
犬神工房 @nokkaranoumu

だから、「何らかの事態を防ぐための物理力」「罰のための物理力」以外を行使している家庭は、それだけでダメだということになる。

2012-04-11 15:12:20
犬神工房 @nokkaranoumu

また、私の狭い常識の中には、「抵抗・防止や罰に物理力が必要ない場合は、物理力は使ってはならない」というのもあったりする。行政では比例原則っつって「雀を撃つのに大砲を使ってはならない」「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」とも言う。これは地域共同体でも家族でも同じだろうと思うのよ。

2012-04-11 15:15:45
犬神工房 @nokkaranoumu

だから、私の中での「支配目的の物理力」は、「抵抗・防止や罰目的である」「防止・抵抗目的では、物理力以外では防げないほどの緊急性を要する」「それ以外の暴力はすべてダメ」というルールで出来ているように見えるし、体罰においても同様だと思う。包丁を触ろうとしたら包丁を奪ったりする、程度。

2012-04-11 15:19:48
犬神工房 @nokkaranoumu

しかし、「子供が暴力を振るったらどう罰するか」は難しいな。説得ずくで分かるなら暴力では罰しないこととする? それでは暴力を振るわれた方は納得せんだろう。ここどうすればいいかな。彼らの訴訟を受けて立って司法に罰させる? 何かエレガントじゃないな。

2012-04-11 15:22:30
犬神工房 @nokkaranoumu

やっぱ相手方の前で、見せしめのために、罰と称して暴力をふるって、溜飲を下げてもらう? この「見せしめのため」って個人的に大きな禍根を残すと思う。「問題解決のためとはいえ、本人は再犯しないと分かっているのに、不当に応報している」ことになる。

2012-04-11 15:35:09
犬神工房 @nokkaranoumu

多分私は罰は予防のためで、応報のためだとは思ってないんだろうな。応報が嫌いなんだろう。でも、刑法では「両者の側面を否定せず折衷する相対的応報刑論」って書いてあるから、多分応報のための見せしめの立場も認められているんだろう。うーん。

2012-04-11 15:36:20
犬神工房 @nokkaranoumu

なぜ私は応報を嫌うのかな。元は応報刑論はカントが言い出したのだ。「刑罰は悪に対する悪反動であり、動と反動とは均衡していなければならず、悪反動であるからその内容は害悪でなければならないとする考え方をいう。」悪を成したからには刑罰は食らわねばならん、これは予防とは別の概念だ、という。

2012-04-11 15:39:14