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トンデル博士によるベラルーシにおける子供の酸化ストレスに関する論文

チェルノブイリ原発事故からおよそ20年後のベラルーシ。郊外の汚染地域と都市部の非汚染地域で子供の酸化ストレスを比較すると、都市部の方が酸化ストレスが高かったとする内容。 注意すべきは酸化ストレスへの放射線の寄与率だと思います。酸化ストレスのメインの原因が放射線であるならこの論文は一つの安心材料になります。酸化ストレスの原因がタバコや食生活などがメインであれば、この論文をもって「放射線は心配ない」とは言えない事になります。
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勝川 俊雄 @katukawa
ほほう。あのTondelさんの論文ですね。 RT @leaf_parsley 論文http://t.co/66KsbEnM 作成時点(おそらく2004年付近)ではすでに、チェルノブイリの放射性物質による影響は、酸化ストレスに限ると、都市生活による弊害のほうが大きくなっている
勝川 俊雄 @katukawa
これは勇気づけられる内容ですね。読める人は、ぜひ読んでほしい。 RT @leaf_parsley: @katukawa  そうなんです。「予想と異なり」と明記して、データに忠実に結論を導いていたので、良い論文だなあと思いました。
勝川 俊雄 @katukawa
Tondel et al. (2005)の内容をかいつまんで説明。DNAを修復するときにでてくる、8-OHdGという物質の尿中濃度を調べると、その人のDNAが、どのぐらい損傷ストレスにさらされているかの指標になる。 http://t.co/66KsbEnM
勝川 俊雄 @katukawa
汚染地域(年間1.77mSv)と非汚染地域(年間0.25mSv)の子供の尿中8-OHdG 濃度を比較したところ、それぞれ8.49nmol/L, 18.75nmol/Lとなった。p<0.001で、汚染地域の子供の方が有意に低くなった。
勝川 俊雄 @katukawa
Tondelらは、汚染の激しい地域ほど、DNA修復の頻度が高くなり、結果として、8-OHdGの濃度が高くなると予想をしたが、全く逆の結果となった。放射性セシウムよりも、都市生活のストレスの方が、DNA損傷に寄与していることが示唆された。という内容。
勝川 俊雄 @katukawa
なるほど、局所的な影響は、別の指標が必要なのですね。 RT @sivad: @katukawa @leaf_parsley 興味深いですね。ただし8-OHdGで測定できるのは全身の平均的な酸化ストレスですので、組織微小環境の変化まではわかりません。引き続き注目が必要ですね。
勝川 俊雄 @katukawa
結論としては、1)田園部で汚染がある地域と無い地域の子供たちの比較、2)ベラルーシの都市部の要因(大気汚染、生活習慣、ストレス)に関するフォローアップが必要とのこと。

コメント

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