狂人演説(2012/04/14):私的領域(プライバシー)を「踏む」行為は、エロスでも何でも暴力になりうる
- nokkaranoumu
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九鬼周造やレヴィナスはエロスについて「触れそうで触れられない距離感」ということを言っていた。ああなるほど。そりゃ二次元はエロスな訳だ(ええーいきなりそこか)。
2012-04-14 09:35:56@223tudumi そこです。だからこそ「アクチュアルの場合は、いずれそのエロスは普通は飽きるのだ」とは思うのですが、多分多くの人にとってはこれは不愉快な事実なんだろうな、というのも何となくわかります。九鬼周造は対策として「付き合ってもベタベタしない方がいい」と警告したけど。
2012-04-14 09:47:16@nokkaranoumu しかしヴァーチャルはポッシブルではない、とピエールレヴィなる人は言います。ポッシブルは「実体のない決定された目的」であるに対し、ヴァーチャルは「課題」、つまりどのようなアクチュアルが生まれるかわからない、と。解決的に見ると、飽きがこないかも。
2012-04-14 09:52:45@223tudumi レヴィは初めて知りました。セール(科学哲学)とドゥルーズ=ガタリ(ポストモダン)を融合させた、ですか。フランス力の強そうな人ですね。そうか、決定された目的=ポッシブルじゃないからこそ、エロスを追いかけられ続ける可能性が何か存在するのではないか、ということか。
2012-04-14 09:57:03@223tudumi 私はカンティアンなので、「構想力(連想)に悟性(パターン抽出・概念化能力)が刺激される(でもパターンが概念化する訳ではないし、それが目的でもない)のが美意識である」という風に思います。これも「決定された目的」は存在しないし、そういうものは野暮なのでしょうね。
2012-04-14 10:01:22だから触れられないようにみんな引き寄せつつ逃げるんだけど、それ続けていると追いかける人はイライラするので(それもそうなのだ)、ちゃんと責任とってくっつくか、早めに「切る」かは、示しておかねばならない。それが突き詰めれば「お互いの一線を踏み越えない」仁義なのだと思う。
2012-04-14 09:38:49ここをいい加減にして単にエロスを突き詰めると、そりゃ当然私的領域はいつか「踏まれる」。エロスというのはプライバシーのコアの一つだが、プライバシーを「踏む」ようにできているものでもあるのだ。それは「影鬼踏み」のような遊びにも通じるが、遊びを全うできないならそりゃ破たんする。
2012-04-14 09:41:07これ「プライバシーをいつか踏める可能性こそがエロスなんですか」というバタイユみたいな問いになって、俺は「そうじゃない」と思うんだけど(フェティシズムに踏むべきプライバシーがあるとはちょっと信じがたい)、要するにエロスとプライバシーと遊びは密接な関係があるよ、ということです。
2012-04-14 09:43:17同時に「プライバシーを「踏む」エロスは即暴力たりうる(これはコミュニケーションでも同じ。相手が聞きたくないことを言えるからね)」ということを一応は念頭に入れねばならない。だからこそエロスは取扱い注意なのだ。
2012-04-14 09:49:12何かというと、「プライバシーは閉じてばかりではいられないけど、普通はプライバシーをコジあけるのは、エロスでもコミュニケーションでも遊びでも、すべて暴力たりうるので、そこはプロトコルに則ってやるのが正しく、「プロトコルを守るとつまんない」とかいう奴は相手すんな」ってことになるかな。
2012-04-14 10:04:47本当に、「踏み越えてこない男はつまんない」とかいう女は相手にしたくない。あなたがたは「踏む」「踏まれる」ことの暴力性をご存じないのかーッ! ご存知の上で「安全に痛い暴力」を求めているならマジで帰れ! きづきあきら&サトウナンキの漫画でも読んでろ!
2012-04-14 10:07:04本当に、「安全に痛い暴力」ってんですか? あれをネタで喜ぶのは全然構わないが、現実に当てはめて「だから現実は云々」とかいうの本当にやめてくれ。あなたがたにたまたま共通した架空の世界は、断じて現実じゃないですぜ。
2012-04-14 10:09:59あげく現実で「安全に痛い暴力」ごっことか、マジで犯罪になる可能性があるからやめてくれ。踏み越えろと言われても、どんなに罵られても、私は踏み越えないし、そのような私的領域を、聖域ではなく罠としか見ない。すなわち、私はあなたを重んじない。軽蔑する。それでいいのかよ! 【狂人演説】
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