日本橋タカシマヤ|世界と孤独 VOL.2 石川 卓磨展
- ishitakuma
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そして、写真とイラストとテクストは、並べても単体でも、地域も時代も実際何を意味するのかも、よくわからない。分かるのは、写真を撮った人が一人であること、絵を描いた人が一人であること、テクストを書いた人が一人であることくらい。その三者が同一人物であることを示すものはない。4
2012-04-24 00:44:54対して、人物を中心にしたカリカチュア的なイラストは、何を考えてどれくらいの時間をかけて描いたんだろう、テクストはどうか…という具合に、ばらばらのタイムスケールで制作されたであろう写真、イラスト、テクストから、勝手にひとり(?)の作者を想起しようとして、感覚が分裂する。3
2012-04-24 00:33:22また、異なるメディアがそれぞれに主張してくることの違和感の原因は、つい作品の向こう側にいる制作者を透かしみようとする姿勢にあるような気がした。ひとけのない建造物や石材を中心を撮影した写真を見て、カメラを構えた人はいつどこで、どんなタイミングでシャッターをきったのだろうと考える。2
2012-04-24 00:28:17石川卓磨展@高島屋。イメージとテクストとの絶妙なバランスによって、意味みたいなものが頭の中で構築されそうになっては逃げられ、いやいや、とやめる。この間予備校で映像科の生徒にモンタージュとかジャンプカットとかについて教えたばかりだったのでぜひ紹介したいと思ったけれど最終日、残念。1
2012-04-24 00:20:06あと、石川卓磨さんの両展示を見たあとに北島敬三のあまりにも「いい写真」を見てしまったので余計に分からなくなったのもあります。
2012-04-23 22:09:03とはいえ、TALIONの方では「いい写真」にも見えるし、高島屋との展示との落差に戸惑いました。 あとは、作品という単位がものすごく曖昧なものになっているのも面白かったです。あれらの作品を購入するってどういうことなのだろうと思いました。
2012-04-23 22:07:35あまりどんな展示なのか調べずに行ったので「写真」を見に行っていた自分は混乱しました。確かにそれは写真なのだけれども、「いい写真」という判断基準ではとうてい判断しきれないものでした。
2012-04-23 22:02:47つい「山」と表現してしまったが、作家の「方法」に対するクールさとは別に、いやそれゆえか鉄や鉱物のような巨視的でありつつも人工的なイメージに対する視点も際立っていたように思う。
2012-04-21 23:02:31写真と絵画、一枚一枚で見ようと思えば見えてしまうような、しかしその「見えてしまう」ということから弾かれてしまう断片を抽出して、その山の中から思考していくような作業ということなのだろうか。
2012-04-21 23:02:05「世界と孤独 VOL.2 石川 卓磨展」日本橋高島屋美術画廊。キャプションにある独特の言葉(タイトル)は訓戒と呼ぶにはそれが付された写真作品とカリカチュアのような絵画作品との関係において、明確な指示関係を結ばない。そのせいか写真と絵画も同位相にはなく断片的にも見える。
2012-04-21 23:01:36@ishitakuma 勝手な連想すみません!カリカチュア性もそうですが、ルオーの版画は意外に大きく、キリストの歩みとともに、見るものを「歩かせる」質を持っているので。そしてどこにも行きつかない感じが、石川さんの作品からも。タリオンの展示も楽しみにしてます!
2012-04-21 18:18:19@ton0415 圧縮された的確な文章、うれしいです。ルオーは考えませんでしたが、高島屋の場と響きあって嬉しいです。ブレイクなどの版画を想定して展示することはあの会場も含めて意識しました。ルオーの版画は特に好きなので光栄です。
2012-04-21 10:38:46唐突だけれど、石川卓磨さんの作品から、ルオーの版画連作を思い起こした。イメージと言語の関係、宗教的体験の身体性。自分が昔に担当したルオー展で、版画を読む行為を身体的なものにしようと、廊下のような空間を作り並べたことを思い出した。
2012-04-21 09:16:15石川卓磨展@日本橋高島屋。写真の与える意味の不透明さを、複数性と言語での補完という二つの方向に開き、イメージを読むという行為に焦点を当てる。意味作用における写真のカウンターとしてカリカチュア的なイメージを挟むのも効果的。すぐれた展示でした。
2012-04-21 09:15:23石川卓磨の作品は、以前フォロワーの方もつぶやかれていたが、写真と言葉との関係に焦点が当てられていたと思う。意味深(にみえる)な言葉と、イメージが対応させられている様は岡崎乾二郎の作品を思わせた。
2012-04-18 17:47:33talionの石川卓摩、宮下さゆり展。一見写真のような鉛筆画の宮下さゆり、なんでもない風景写真なのに見た後忘れられない石川卓磨。どちらも興味深く見ました。http://t.co/R1OLddjJその後に行った日本橋高島屋でも石川卓磨展がやっていて、彼への興味が一気に高まった。
2012-04-17 20:53:19石川卓磨展「世界と孤独VOL.2」、百貨店でこんな展覧会ができるのだな。隣の画廊には大勢の人とたくさんの花輪が並んでいて、その華やかで猥雑ともいえる雰囲気とのコントラストも作品の一部のようだった。
2012-04-17 16:49:08昨日日本橋髙島屋でおこなっている「石川卓磨展」をみにいった。作品とタイトル、そしてみる人との距離がとっても心地いい作品だった。写真という素材はどうしてもリアリティが濃くなってしまうけど、タイトルの言葉が別の世界へといざなってくれる。頭を異界へ運んでくれる距離感が心地よい展示。
2012-04-16 14:13:35昨日みた、石川卓磨 「世界と孤独VOL.2」@日本橋高島屋、遠くなければもう一度時間をかけて観たい。TALION GALLERY で展示も同様。作品をみた後のこの引きずりっぷり、この感覚は久しぶり。
2012-04-15 22:08:07@ishitakuma クレーが三人組ならギャラは三等分だろうけれど、石川卓磨が三人なら誰の取り分が一番多いか?といったようなことを考えましたw くだらないけど、配分の仕方の想定によって作品の見え方が変わるような気もします。
2012-04-15 06:39:00