新梅田食道街オデッセイ?

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keithtok @keithtok

阪神乗って以降の記憶が断片的

2010-06-12 12:51:02
keithtok @keithtok

昨日、夕方、ハードな仕事を終えダラダラしているところへO教授から電話

2010-06-12 12:52:38
keithtok @keithtok

「トッキー、今夜『探検』行こうよ」。先月、新梅田食道街立ち呑み屋デビューを果たした二人は、今後も「食道」を究めるべく新梅田食道街を「探検」しようと誓っていたのであった。

2010-06-12 12:58:04
keithtok @keithtok

「ところでさー、去年7月のカレンダーに、『Maruman, 新梅田食道街、keithtok、2000円』って書いてあるの偶然見つけてさ、我々すでに新梅田食道街行ってるみたいなんだけど、覚えてる? ぼくは全然記憶がないんだよね」

2010-06-12 13:10:22
keithtok @keithtok

私も全く記憶がない。「えー、この前初めてって言ってたじゃないですか。ぼくも全く記憶ないですよ。Oさんの勘違いじゃないですかー?」

2010-06-12 13:11:52
keithtok @keithtok

「でも、店の名前も、一緒に行ったトッキーの名前も書いてあるし。払った金額まで書いてあるんだよー」

2010-06-12 13:12:50
keithtok @keithtok

二人とも記憶がないなんてありえない。何かの間違いだ。これではまるで複雑系ミステリではないか。「とりあえずその店に行ってみましょう」

2010-06-12 13:36:16
keithtok @keithtok

O教授のメモによると、その日はまず大学の近くの沖縄料理屋で飲んだあと、10時から11時すぎまでそのMarumanというバーで飲んでいたらしい。

2010-06-12 13:42:20
keithtok @keithtok

沖縄料理屋の記憶は二人とも鮮明である。よく行くその店に二階 があることを初めて知ったのがその日だったからだ。そこで、某学内行事の企画会議と称する飲み会をしていたのである。

2010-06-12 13:57:41
keithtok @keithtok

ぼくらは梅田に向かう阪急宝塚線の中で、「沖縄料理屋が早くお開きになったから、梅田でもうちょっと引っ掛 けて行こうという話になったのではないか」とか「でも全く記憶がないのはおかしいではないか」とか「二人とも出来上がってたのかな」とか「若年性アルツハ イマーだったらどうしよう」とか

2010-06-12 13:58:21
keithtok @keithtok

「記憶していたこと自体を忘れるというのは、『知らない』と一緒だ」とか「それは、ファイルを消しても、ファイラから見えなくなるだけで、実体はハードディスクに残っているのと一緒ではないか」などなど、あーでもないこーでもないと、哲学的にも技術的にも凡庸な話をしていたが、

2010-06-12 14:06:21
keithtok @keithtok

結局Marumanでの記憶が蘇ることはないまま梅田に到着したのであった。

2010-06-12 14:07:48
keithtok @keithtok

わたしたちは甲子園近くの同じ宿舎に住んでいるので、いつもは中央にある宝塚線到着ホームからまっすぐ改札を抜けて中央エスカレータを下る。さらに動く舗道、阪急百貨店を通り抜けて阪神梅田駅へと向かうのである。一方、新梅田食道街に行くためには、人の流れをさえぎりながら、右端のエスカレータを

2010-06-12 14:14:19
keithtok @keithtok

を降りることになる。そのとき、わたしたちは明確な意思を持って新梅田食道街に向かったはずなのである。しかも、Marumanは、マックの横にある狭い通路を入った先である。前回の「初探検」のときには「この狭い通路は上級者コースだよね」と避けたほどだ。それなのに、何故おぼえていないのか。

2010-06-12 14:22:39
keithtok @keithtok

ところで、「私」と「ぼくら」と「わたしたち」が混在しているが、これは叙述トリックではなくて、単に「私」に文章力がないだけである。

2010-06-12 14:27:04
keithtok @keithtok

飽きてきた。頭も痛いし気持ち悪い。

2010-06-12 14:43:17
keithtok @keithtok

わたしたちは新梅田食道街の狭い通路を進んだ。右側が窓一つないマックの外壁なので、なおさら狭く感じる。最初の十字路の角にその店はあるはずだった。

2010-06-12 15:00:32
keithtok @keithtok

Marumanはたしかにあった。が、それはわたしたちが行ったことになっているMarumanとは似ても似つかない店だった。バーではなくて、洋食屋だったのだ。http://bit.ly/a4NcE2 には「お得なランチ Aランチ630円」などと書いてある。

2010-06-12 15:13:59
keithtok @keithtok

「ここには断じて来ていないな」O教授は物理学者生命を賭けたかのように厳かに断言した。わたしも同様に確信した。わたしは、ここに入ったことはないし、ここに入ったなのなら、それはわたしではない。しかし、それではO教授のメモをどう解釈すればよいのか。

2010-06-12 15:28:54
keithtok @keithtok

O教授の記録が確かならばO教授の記憶を棄却せねばならぬ。O教授の記憶が確かならばO教授の記録を破棄せねばならぬ。物理学者O教授の記録と記憶はともに絶対である。わたしたちはどこへも行けない。

2010-06-12 15:34:51
keithtok @keithtok

金曜夜の新梅田食道街という、人手が最高潮に達した雑踏の真ん中で、わたしたちは立ち尽くしていた。謎に埋め尽くされた真空の宇宙に投げ出され、聴力を失ってしまったかのようだ。

2010-06-12 15:51:05
keithtok @keithtok

「新梅田食道街には、同じ名前の別の店があるのではないか!?」 韓国でも大人気になったミポリン主演のLove Letterのトリックだ。「お元気ですかー!」は韓国で流行語になったほどである。閑話休題。いや、あれはトリックというほどのものではなくて、

2010-06-12 16:11:15
keithtok @keithtok

冒頭のシーンで、"KOBE, a city in the west province, Japan"と出て、「博子さん」が連呼され、シーン変わって"OTARU, a northern town, far away from Kobe"と出て、「いつきちゃーん」と連呼されてるのに、

2010-06-12 16:34:10