野尻先生語るホールボディカウンターの問題点

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

ホールボディカウンターで子供が計れない件、昨日福島にいった時にいろいろ聞いてきたんだけど、結局のところを 1) 元の数が少ない 2) 立体角がコントロールできてないの両方であるらしい。

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結局放射性物質の量ってKg 当たりのBq 量が知りたいのだけど、測定器で測れる量は体全体から出る放射性物質の量に対して検出下限がついている。たとえば 200Bq /body までしかやれらに WBC の場合だと、10Kg の子供だと検出下限が20Bq/Kg

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（続き）50Kg の大人だと 4Bq までやれることになる。さらに子供の場合、排出が早いから体内の総量が低いということで、実際の測定結果も年配のひととか高校生とかに高い値がでる傾向がある。

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比較的ましな測定ができるとされているキャンベラの場合、カウント数はそこそこ出るんだけど、問題はNaI 結晶が大変大きいということ。どうにかすると子供身長より遥かに長いNaIにたいして、子供が正対していない。

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実際体格に関して最適なNaI の大きさというのは多分体の胴体部分の半分以下という感じではないだろうか。つまり市民測定所なんかにくる子ウサギちゃん達にとって最適なWBC は立位よりはやっぱり椅子型。手足の筋肉もほとんどないから。。でもカウント数が少ないという問題は全然解決しない。

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あとNaI がおおきくて人の大きさが小さいっていうのは別の問題もあって、WBC っていうのはNaI を人間が遮ることによって、バックグラウンドを押さえている部分があるんだけど、子供が前にたつと子供が届いてない分ってバックグラウンド入りまくりみたいな状態になってしまうわけ。

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

さらに慌ててホールボディカウンターを導入しているんだけど、設置側が物理で決まる部分を甘く見ている。空間線量が１μSv/h のところに仮設のたてものたててWBC おいてもまともに測れないですよ。その他にも窓際WBC とか室内線量 0.4 で営業中とか悲惨な話をたくさん聞いた。

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

子供のWBC については空間線量 0.05 くらいのところに引っ越すかか、あるいは、椅子型にしておなか側からからもう一つNaI を押しつけて背中とサンドイッチにする新製品と開発するくらいじゃないと、いかないと思う。もちろんNaI はカリウムフリーで。（キャンベラのNaI 汚い。）

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

それは摂取量しか測っていません。体内量はわからない。ICRP のモデル信じるならそれでもいいが。あとせめて1L は取ってもらわないと。RT @6roku3: @Mihoko_Nojiri そこまでいくと遮蔽率の高い施設でオシッコ測ったほうが精度が出るんじゃないかとか思いますが・・

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

ウエノNaI のスイッチヲキレRT @hayano: 【FASTSCANで子供の内部被ばくを測定】これまで身長130cm未満は一律に30cmの踏み台に乗ってもらっていたが，今度は身長に応じて12cm, 20cm, 31cmの踏み台を試してみることに→

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

もちろんおっしゃる通りで、ただ、子供を心配する親御さんが多いのと、ちょっとでも心配という親御さんが多い。医療という視点でみたとき何が適切かというのは別の問題としてある。RT @6roku3: 大人で４Bp子供で２０Bpって十分低い数値だと思いますが・・・

🐱野尻美保子(1) @Mihoko_Nojiri

一回WBC やって検出されてる人がいたら次回予約するとか、質問できるセミナーとか組んだほうがいいので、一回一万円ではかってあげますみたいな商売には根本的になじまないとおもう。（WBC とか尿検査とか）完全に意味理解してる人が受けるならともかく。